《男の更年期障害》予防 & 改善法の基本まとめ

 

女性だけの症状と思われがちな更年期障害ですが、実は男性にもあり、男女ともに40代から起こり得ます。女性の場合は女性ホルモン (エストロゲン) の減少が原因であり、男性の場合は男性ホルモン (テストステロン) の減少が原因とされています。

「何もやる気がしない」「朝の目覚めがスッキリしない」「身体がだるい」など、憂鬱な気分にとらわれているあなた。ひょっとしたら更年期障害かもしれません。

 

特に、中高年の働き盛りの方は要注意です!潜在患者は数百万人いると推計され、仕事のストレスなどでうつ病と診断されていた方の中には、検査をしてみたら実は更年期障害だった…ということもあります。

 

 

 

更年期障害の症状と原因

更年期の症状は、上述した女性ホルモン・男性ホルモンの減少だけでなく、心理的な要因 (仕事や家庭環境におけるストレスなど) も複雑に関与しているため、個人差が大きく、全身のあらゆる箇所に現れます。

 

 

 

 

症状に個人差があるのはその人の性格や周囲の環境などに左右されるためですが、大きな原因は「加齢」に伴う身体的な変化にあります。

そrでも、以下の3つを改善させていくことで「予防」「改善」に一定の効果が期待できます。

 

 

 

☆ ストレスを溜めずよく寝ること

 

男性の更年期障害は、男性ホルモンの「テストステロン」が減少することで起こりま す。このテストステロンの分泌量は年齢とともに少しずつ低下していきますが、緩やかに低下すれば心身が徐々に慣れていくので、大きな不調を感じること はありません。

しかし、急激な低下はホルモンバランスを崩してしまうのです。 この要因は過度なストレス。

 

そこで、

日々の物事を楽天的に考えるようにしたり、没頭できる趣味を持つようにしたりと、ストレスを溜め込まない工夫をすることが大事です。

併せて、質の良い睡眠をしっかりと取る習慣を身につけましょう。テス トステロンは眠っている間に分泌されますので、「ぐっすりとよく眠る」ことは 更年期障害の予防に大いに役立つのです。

 

 

 

☆ マメに運動すること

 

運動には、テストステロンの分泌を促す効果があります。腕立て・腹筋・スクワッ トなどの軽い筋力トレーニングや、ウォーキングなどの有酸素運動、加えてストレッチをする習慣をつけましょう 。

もしも「忙しくて運動をする時間が作れない」「めんどくさい」というのであれば、「エレベーターは使わない」「一駅分は歩く」といったことでも構いません。

 

ただし、いきなり激しい運動をすると「心筋梗塞」「脳卒中」を招くおそれがあります。また、あまりにストイックな運動に走ってしまうと運動そのものがストレスになり、かえってテストステロン値を下げてしまうことにもなりかねません。

つまり、更年期障害予防のための運動は、楽しみながらすることに意味があるのです。

 

 

 

☆ 副交感神経を優位に保つこと

 

自律神経には、活動的なときに優位に働く「交感神経」と、リラックスしているときに優位に働く「副交感神経」があります。

日中はどうしても交感神経が優位な状態が長く続きます。が、休日や朝晩は極力「副交感神経」を優位に保つべきなのです。長時間の「交感神経」優位状態は、ストレスUP & テストステロン値低下を招いてしまうのです。

 

そこで実践していただきたいのは、「ぬる目のお風呂にゆっくり浸かる」、「リラックスできる音楽を聴く」、「深呼吸をする」など。

このように、自 分なりのリラクゼーション方法を見つけ、意識的に副交感神経を優位にする時間を 持つようにしましょう。

 

ただし、ゲームやパソコン操作をしているときは、リラックスしているつもりでも交感神経が活発に働いています。夜遅くのゲームやパソコン操作は控えましょう。

生活の中にヨガや瞑想を取り入れるのも良いですよ ☆