ストレスが及ぼす胃痛腹痛の意外な原因と対処法
「胃がキリキリと痛むんです」
その胃痛、暴飲暴食が原因かもしれません。
「お腹が張って何となく痛い感じがするんです」
その腹痛、ガスが溜まり過ぎているのかもしれません。
「いやいや、実は大腸ガンの症状に胃痛、腹痛、下痢とあったのですが、全て当てはまってるんです!」
心配なら、何はともあれ今すぐ病院へ行って検査してもらってください。あれこれ悩み考え込んでいては他の病気にも繋がり兼ねません。「安心」するためにも、一度しっかり検査を受けておきましょう!
さて、
ここでは、割と頻繁に起こりがちな胃痛くんや腹痛ちゃんについて、その意外な原因と対策について紹介していきたいと思います。
■ 自律神経の乱れが原因かも!
自律神経が乱れると胃痛が起こりやすくなります。なぜなら、胃酸は自律神経がコントロールしているのですから!
自律神経の乱れ ⇨ 胃酸が過剰に分泌 ⇨ 胃の粘膜が傷つく
自律神経の乱れ ⇨ 血流が悪くなる ⇨ 胃の粘膜保護の働きが低下
そもそも、 自律神経が乱れる原因は不規則な生活や過剰なストレス にあります。これらは、うつ病などの精神疾患のみならず、胃痛をも引き起こしてしまうのです。
え〜
仕事や夫婦生活にストレスは付き物ですが、「胃が痛い!」というのは相当のストレスかもしれません。なんとかストレスを軽減する工夫をしましょうね。
■ アルコール?タバコ?
アルコールやタバコは胃の粘膜を刺激します。お腹が空いた状態でアルコールをがぶ飲みしたり、唐辛子などの刺激物を摂取し過ぎたり、冷たいものや熱すぎる食べ物をよく摂っていませんか?タバコは1日2箱以上吸っていませんか?
胃を荒らす原因になりますよ。ちなみに、胃粘膜の荒れによる急性胃炎は、みぞおちの近くが傷むのが特徴です。
■ ピロリ菌が原因かも!
「ピロリ菌て…まさか…」
いやいや、生活習慣とは全く無関係な胃痛の原因として、ピロリ菌があるのです。ピロリ菌は胃の粘膜に住み着いている菌なので、繁殖すると粘膜を破壊したり炎症の原因となります。
日本人の感染率は約50%と結構高いんです!
ピロリ菌は食べ物や飲み物から感染することが多いため、衛生状態の悪い時代に育った高齢の人ほど感染しています。ただし、若者だってゼロとは言い切れません。
ピロリ菌は治療薬で除菌できる時代ですよ〜!
自然治癒は絶対にありえませんからねっ!
「ピロリ菌って…」と恥ずかしがらず、一度きちんと検査をしてもってくださいね。除菌治療でチャチャっと治るのですから。
※ ピロリ菌に感染すると胃がんになる確率が高くなります
(ちゃんと治るのでご安心を ☆ )
続きまして…
「お腹が張って苦しい…」といった腹部膨満感に悩んでいる方、意外と多いのではないでしょうか。
■ 腹部膨満感の原因は?
腹部膨満感は、胃や腸の働きが悪くなることが原因で起こります。
胃腸の中に食べ物が長くとどまる ⇨ ガスが溜まってお腹が張る
そのほか、病気が原因の場合もありますので、定期的に検査を受け、必要時にはすぐに病院へ駆け込みましょう。ここでは、生活習慣が原因で起こる腹部膨満の予防法について紹介していきますね。
■ 腹部膨満感の予防法
① 規則正しい食事
② 定期的な運動
③ ストレス解消
そして
④ 便秘にならないこと
です。
朝食を抜いたり、不規則な時間帯に食事をしたり、無理なダイエットをしたりすると便秘が起こりやすくなり、腸にガスが溜まって膨満感の原因となるのです!
ダイエット ⇨ 便秘 ⇨ 膨張感
・善玉菌を増やして悪玉菌を抑えるヨーグルトや、納豆などの発酵食品、食物繊維を多めに摂り、水分も多めに摂る!
・1日3回規則正しい食事をし、暴飲暴食を避けること!
・早食いダメ!
・食事中のおしゃべりし過ぎダメ!
ですから、無理なダイエットは控え、口を閉じてよく噛んで食べるよう心がけましょう☆
■ ガス発生食品に注意
米、芋類、アクの強い野菜、炭酸飲料、消化が悪い繊維質の食品などは腸の中でガスを発生しやすく、膨満感の原因になります。「私お腹が張りやすいんだけど…」という人は、これらガスを発生する食品の食べ過ぎに注意しましょうね。
■ 運動で腹部膨満感を予防
運動不足や加齢によって腹筋が衰えてくると、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下します。すると、便秘がちになりガスも溜まりやすくなるのです。
そこでオススメな運動は「腹筋運動」と「ストレッチ」。
そして、「ウォーキング」「水泳」「ヨガ」などの全身運動はストレス解消にも効果的!!
ストレスが溜まる ⇨ 自律神経が乱れる ⇨ 腸の蠕動運動が低下 ⇨ 便秘や膨満感に
ストレスはうつ病の原因にもなり兼ねませんので、「運動でストレス発散」はとっても大切ですよ!
これらの予防法を試しても薬を飲んでも効果なく、「胃痛くん」「腹痛ちゃん」が長続きする場合には、なんらかの病気が潜んでいる可能性もあります。そんな時は胃腸科の医療機関を受診してください。
医療機関を受診すれば、便秘薬・漢方薬・整腸剤・消化管運動機能改善薬などの処方を受けることができます。また、内視鏡検査可能な施設では、胃内視鏡検査/大腸内視鏡検査などで胃と腸に潰瘍やガンなどの病気が潜んでいないか確認することができます。
あなた自身がいつまでも若々しく健康でいられるため、家族が幸せに笑って暮らせるため、健康には十分に気を遣ってくださいね!
あっ
ペットや妻がストレスの原因となる場合もありますのでそちらにも十分お気をつけあそばせ ☆