「仕事に情熱を注げない」病を治す考え方
「一流」とされるビジネスリーダーたちは、どんなに辛い時であっても仕事への情熱を失うことなく、常に前を向いて奮闘し明るく元気に働いています。彼らの原動力となるモチベーションはいったいどこから生まれてくるのでしょうか。
今回は、「仕事に情熱が注げない」「5月病なわけでもないのに何だか最近やる気が出てこない」といった方たちのために、ちょっとだけ参考になる話をしてみたいと思います。
まず、情熱が湧いてこないのには理由があります。それは、「絶対的な自分軸」がないから。
これがないとなかなか「自己肯定感」が存在し得ませんし、何のために働いているのかちっともわかりません。「絶対的な自分軸」を持ってこそ、自分を好きでいることができ、仕事を楽しく頑張ることができるのです。
もしもあなたが「今の仕事は自分の天職ではないんだけどなぁ…」と悩んでいたり、「自分を好きになれない」なんて思っているようであれば、是非最後まで読んでみてくださいね。
では、どうしたら「絶対的な自分軸」を持てるようになるのでしょうか?
もしかしたらあなたは、「毎日毎日同じことの繰り返しで、いい加減嫌になってきた」などと思っていませんか?
確かに、そういう一面もあるでしょう。でも、見方を変えると状況は違ってきます。では、状況を変えるにはどうしたらいいのか?それは、「複眼的な視点を持つ」ようにすることです。
「なるほど、こういう見方もあるしこんな風にも見えるなー」「この業界ではこうだけど、あっちの業界ではああなっているんだなー」などと、視野を広げた見方ができるようになってくると、おのずと課題も見えてきて、これまでの単純極まりない仕事にしか思えなかった日々の業務が、俄然輝きを帯びてくるわけです。
「命令され、やらされている」…そんな気持ちが根底にあってはやる気が満ちるわけがありません。複眼的な視点が持てるようになったら、次は起業家になったつもりでより積極的に仕事に情熱を注いでみましょう。
どうせなら本当に起業してみませんか?
考えてみると分かりますが、家庭であればいつか必ず親は亡くなります。会社であればいつか必ず投資家はよそへ行ってしまいます。今の仕事もポジションも、いつまでも安泰というわけにはいかないかもしれません。
そもそも、本気で自分のやりたいことをやっていきたいのであれば、その (やりたい) 仕事は自分で作り出していかなければならないのです。
つまり「自立すること」
これが大事になってきます。
仕事でも、いつかは親離れ(会社離れ)するくらいの気概を持ちましょう。「同じ舟に乗せてくれてありがとう」といった感覚で、タダ飯を食っている意識があるよりも、起業家のようにゼロからイチを生み出すほうがやり甲斐あるでしょっ!
その上で
よ〜く考えてみましょう。
当然、理想だけでは生きていけませんが、やはり、自分のやりたいことを見つけてやりきる人生が幸せだと思うのです。「やりたいことに情熱を持って取り組めること自体が幸せ」なのではないでしょうか。
ラットレースに参加し続けるのはしんどいものですよね。ノルマのために働くこと。。。それでは、いくら経っても本当の幸せを感じることは難しいはずです。自分のやりたいことを追求するからこそ、人は自分に「自己肯定感」を持つことができるようになるのです。成功と幸せは、その先にしかありません。
そこで
もう一度、今の仕事は自分が本当にやりたい仕事なのか、考えてみましょう。
「自分はいったい何がしたいんだ?」ともがき苦しみ、その結果自分なりの価値観が見つけられたとき、人間はようやく心の底から自分を好きになれるものだと思うのです。
心の底から自分を好きになるために…
人生の中で何度かは「修行」が必要だと思いませんか?
今目の前にある仕事に、嫌嫌やらされていると感じている仕事に、意味や目的、目標を見つけ、必要なものを補ってやるのです。例えば、新たに資格が必要だと思えば資格取得のために勉強するのもいいでしょう。人脈が必要だと思えばセミナーや勉強会に通えばいいのです。
そうやって頑張ることが「自分を好きになる」第一歩ですし、俄然仕事にもやる気が出てくる、そう思うのです。
そこまで頑張った暁には
「できる・できない」で判断せず、「やってみたい!」で行動してみませんか?
そうすればきっと、冒頭で述べた「絶対的な自分軸」が生まれ、「仕事に情熱を注げる」ようになるのではないでしょうか。
私はそう思います。
最も重要な決定とは、
何をするかではなく
何をしないかを決めることだ
– スティーヴ・ジョブズ –
これも一理ですね。