クレジットカード多重発行 (複数枚保持) のデメリットは?
クレジットカードは一人で何枚も持つことができます。便利で特典などもつくので、複数枚作って所持している方も少なくありませんが、「そんなに発行したら何か問題あるんじゃないの?」と心配される方もいることでしょう。
正直な話、実害はほぼありませんが、以下の点に気をつけておく必要はあります。
- 審査結果が出ないうちに次のカードを申し込まない
- 審査落ちしたら、それから6ヶ月間は申し込まない
- 発行時、キャッシング枠の希望はゼロ円にする(ポイント付与条件としてキャッシング枠の設定が必要な場合は条件を満たす最低額を設定し、ポイントが付与された後ゼロ円にする)
- 保有しているクレジットカードのキャッシング枠は基本的に全てゼロ円にしておく
これらを守っている限り問題はありません。
と言うわけで、
以下ではそんなクレジットカードの「複数枚保持」に関する色々と、「デメリット」についてみていきましょう。
はじめに:「多重申込」とは何か?
同一人物が短期間に何枚ものクレジットカード発行を申し込むと、カード会社から借り逃げの可能性を疑われ、審査に通る確率が限りなくゼロに近づきます。これがいわゆる「多重申込」というやつです。
世の中には、20〜30枚と大量のクレカを保有する人もいますが、これは長い年月をかけて作り続けてきた結果であり、短期間にこれだけの枚数を発行することはまず不可能です。
「どうしてもカードが欲しい!」という思いから、審査落ちしたばかりなのに次から次へと申込をすることは事態を悪化させるだけ。。。くれぐれも「多重申込」はやらないようにしましょう!
CICについて知ろう
つまり、その期間は新たにクレジットカードを発行したり、ローンを組んだりすることはできないのです。
情報の中身は本人なら開示が可能です。PCやスマホからPDFでデジタル開示できるようになっています。手数料が1,000円かかってしまいますが、今後の「発行」の参考に、また社会勉強のために、興味のある方は是非ご覧になってみてください。
ただし、現時点ではiPhoneやiPadからはできません。開示報告書の見方はCICのサイトにPDFが用意されています ↓
http://www.cic.co.jp/mydata/report/documents/kaijimikata.pdf
◉ 開示によって見ることができる情報は大きく分けて3つ!
- 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、運転免許証番号等の個人を特定する基本的な情報
- 申込日、契約日、契約金額、支払い回数、契約終了予定日、貸付金額などのクレカやローンの契約に関する情報
- 請求額、入金日、入金額、異動の有無、完済日などの支払い実績に関する情報
クレジットカードを複数枚持つことのデメリット
- 盗難・紛失時のリスクが上がる
- 他のカードの審査が通りにくくなる
- 管理が面倒
- カードのポイントが分散されてしまう
- 財布がかさばる
まあ、デメリットといえばこれくらいでしょう。
(何だかがっかりさせてしまってすみません)
クレジットカードの使用は信用を生む!
ちょっと話がズレますが、一度もクレジットカードを発行したことがなく、ローンも組んだことがなく、ケータイ電話も割賦ではなく現金一括で購入しているような現金主義の人の場合、CICに一切の個人信用情報が記録されていません。
「人生で一度も借金をしたことがない」と言えば聞こえはいいのですが、カード発行会社や信販会社から見れば、「ブラックな人物」と全く見分けがつきません。
ここで知っておくべきことは、30歳過ぎの現金主義者は、いざ “陸マイラー” (飛行機に乗らないのにマイルを貯める人たちのこと) を始めようとしても、肝心要の「航空系クレジットカード」の発行そのものが不可能…という悲惨な状況にもなりかねません。怖いですねー。
こういう人はどうすればいい?
それは、まずは最も審査が通りやすいケータイの割賦購入をして、半年以上延滞なく支払いを続け、クレジット・ヒストリーを積み重ねてから審査のゆるいクレジットカード発行に挑むしかありません。
1枚…
2枚…
3枚…
と少しずつ信用を積み上げていって、クレジットカードをゲットし続けてくださいね!
クレジットカード「発行後」の心得!
使うつもりはなく、「ポイント目的」でクレジットカードの発行を申し込む方は以下のことを心がけてください。
- 発行後約1年は解約しない。年会費のかかるクレカの場合、年会費発生月をメモしておき、その前月あたりに解約しましょう。
- 次回のクレカ発行を有利にするために、解約まで一度も利用しなかった、ということは避けた方がいいでしょう。
- 同じ3枚発行でも、1ヶ月間で立て続けに3枚発行するのと、1ヶ月に1枚ずつ3ヶ月かけて発行するのとでは審査の通りやすさが全く違います。
最後に…