笑いすぎて死ぬことってあるの?

 

「笑い死に」とは文字通り笑うことが原因となって死ぬことです。それは酸欠で?呼吸困難で?でも、そんなことって本当にあり得るのでしょうか?

仮にそんな死に方をしたとして、直接的死因は「大笑い」ではなくて動脈瘤や心臓発作になるのでしょうか…?

 

「笑い死に」について

病的に、「笑い発作」というものが起こる可能性はあるようです。その結果、卒倒して愉悦的な失神を引き起こし、転倒などによって外傷を負い、死に至ることもあります。つまり、「笑い発作」自体が死に至らしめるのではなく、転倒などの二次被害によって死ぬ場合もあるのです。

 

 

「笑い死に」の歴史

とはいえ、古い歴史の中には「笑い死に」した記録が残されています。

🔵 紀元前3世紀、ギリシャの哲学者クリュシッポスは酒に酔ったロバの様子を見て笑い死にしてしまったと伝えられています

🔴 15世紀、今のスペインに住んでいたアラゴン王マルティン1世は消化不良とコントロールできない笑いが重なって死んだと言われています

他にも、多くの著名人が「笑い死に」した記録が残されています。

テレビ番組を観ていて大笑いした人物が30分ほど大笑いしたのちに心不全で死亡した男性もいます。彼の妻はこの番組に手紙を送り、「人生の最期の瞬間をこれほど楽しいものにしてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えたそうです。

 

 

「笑い死に」の本当の原因は…

笑うと「胸腔内圧が上昇する」可能性があります。大動脈瘤があれば破裂。。。しかしその場合、あなたはたまたま笑っただけ。たまたま笑いによって心臓発作大動脈解離などが起きたと考えられます。

また、笑いによって「喉頭けいれん」が持続的に引き起こされた場合、心臓からの酸素が奪われ、致命的な不整脈を招く可能性もあります。このとき、速やかに心肺蘇生 (心臓に電気ショックを与えるなど) を開始しないと「死ぬ」かもしれません。

「喉頭けいれん」はまた、気道を塞いで気管に食物を吸い込ませることにも繋がりかねません。結果、心臓から酸素が奪われ、鼓動が止まるか心房細動が引き起こされるのです。

 

 

まとめ

医学的には、「エーラス・ダンロス症候群タイプ4」や「マルファン症候群」など、コラーゲンの生成や結合に異常がある場合、息をこらえたり止めたりすることで血圧が著しく上昇し動脈瘤を発症させる可能性もあるそうです。

つまり、「爆笑」は時として人の寿命を縮めてしまう可能性もあるということなのです。幸か不幸か。。。

動脈瘤を「破裂」させるほどの大笑い。あなたはそんな死に方をしたいですか?したくないですか?ちなみに、「動脈瘤の破裂」や「急性解離」などは非常に激しい痛みを伴います。多くの場合は致命的になりますので、そういった意味ではまったく「笑いごと」ではありませんね。

最後にもう一つだけ。生活の中に笑いの少ない人は心血管系の病気を発症するリスクが高く、それが原因で死亡する可能性が高いとも言われています。「笑い」は総じて良いものと考えた方が良さそうですね。

 

 

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