スマホ依存とうつ病の関係 〜 改善させる方法

 

長時間スマートフォンを触ってしまう「スマホ依存症」に陥ってしまうと、目 & 脳機能 & メンタルに悪影響を与えてしまいます。

目に関していえば、スマホ画面を長時間見続けることでピント調節機能障害を起こしてしまうのです (スマホ老眼)。ただし、スマホ老眼は本物の老眼と違って治すことができます。

 

それでも安心することなかれっ!スマホ依存は単なる生活習慣の乱れと甘くみてはいけないのです。結果として、うつ病などのストレス性不調が潜んでいるかもしれないのです。

それでは、スマホ老眼 & スマホ依存を予防・撃退するにはどうしたらいいのでしょうか?

 

 

スマホ依存と脳機能の不調は悪循環を起こして泥沼化します

うつ病など、ストレス性の脳機能の不調は「スマホ依存」を招く大きな原因となっています。逆に、「スマホ依存」によって脳機能はさらに悪化してしまいます。

つまり、「スマホ依存」と「うつ病」は互いに原因 & 結果となり、悪循環をもたらし合っているわけです。

 

軽いストレス  ⇒ スマホ依存 ⇒ 軽いうつ ⇒ さらにスマホ依存 ⇒ うつ病  ⇒ スマホ依存  ⇒  ・・・

この悪循環を断ち切るには、脳とメンタルに関する適切な治療が不可欠です。単なる精神論でスマホをやめようと思っても、簡単にスマホ依存から脱局することはできません。

 

 

 

スマホうつ病の症状

 

 イライラする

◉  怒りっぽくなる

 親に暴言を吐く

 

 朝起きられない

 夜眠れない(不眠)

 仕事・勉強が手につかない

 

 他人とコミュニケーションが取れない

 不安になる

 

 

どうですか?あなたやあなたの周りで思い当たる人はいないでしょうか?

しかしながら、こうした「スマホうつ病」の症状が現れている方の場合、もはや本人の意志だけではどうすることもできません。最悪「自殺」に走ってしまうほど、脳 & メンタルに不調をきたしているのです。

 

 

 

スマホの三代悪習を正そう

「スマホうつ病」&「スマホ老眼」を撃退するには、スマホデトックスを行うのが一番の近道です。3日間、スマホを絶対に使わないよう頑張ってみてください。

しかしながら、スマホを手放せない人がほとんどなのではないでしょうか。ならばまず、スマホの三大悪習慣である『電車スマホ』『歩きスマホ』『寝転がってスマホ』だけでもやめるよう心がけてみましょう。
 


 

テレビ老眼やパソコン老眼はないのに「スマホ老眼」が生まれた背景には、目との距離が圧倒的に近い…という理由があります。さらに、いつでもどこでも携帯できる便利さや依存性の高さも大きな要因となっています。

そこで意識して、正しいスマホ習慣を身につける必要があるのです。それでも改善できそうにない方は以下の治療法を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

スマホうつ病の治療プログラム

受診から治療までの流れは医療機関によって異なりますが、だいたい以下の通りです。

 

1.  「スマホ依存」の背景にメンタル面の病気がないかチェックする

2.  磁気刺激治療など、具体的な医療行為とカウンセリング (認知行動療法) が施される

3.  完治

 

 

 

おわりに

「スマホ依存」のみならず、「ソーシャルメディア依存」も大きな社会問題となってきています。こうした依存症に冒されてしまうと、精神的な健康に深刻なリスクを与えかねません。

海外のある研究では、スマホの使用を一時的に止められた若者たちが「(依存性薬物の)離脱症状」を見せ、知的作業に支障が出たことが確認されています。心拍数の増加や血圧の上昇といった生理的な変化が見られたほか、強い喪失感も感じられるようです。

 

このように、スマホ依存は単なる生活習慣病の一種ではなくそれ以上の深刻な病気と考えた方がいいのです。依存症になると、時間の感覚がなくなります。邪魔されると我慢できなくなります。人と接するのを嫌うようになります。

こうした症状に気づいたら、できるだけ早い段階で専門の医療機関に相談なさってみてください。