心も体も辛すぎる自律神経失調症の改善法
私たちの体には「交感神経」と「副交感神経」という神経があり、これら2つを合わせて「自律神経」と呼びます。このバランスが崩れて体を正常に調節することができなくなる状態を「自律神経失調症」と言います。
症状は人によってマチマチですが、うつ状態、無気力、食欲不振、身体が疲れやすい、気分が悪くなる、めまい、便秘、のぼせ、めまいなどの症状などが挙げられます。
☆ 自律神経失調症を改善する方法 ①「ストレス解消」
ストレスが溜まると自律神経失調症を引き起こしやすくなります。そこで日頃からストレスを解消する術を身につけておくようにしましょう。
軽い散歩や体操をして体を動かしたり、のんびりとお風呂に浸かったり好きな音楽を聴いたりとリラックスする時間を持つことが大事です。
心に余裕が生まれれば、体調は自然と回復し、心身のストレスから解放されるのではないでしょうか。
☆ 自律神経失調症を改善する方法 ②「生活リズムを整える」
睡眠不足など、不規則な生活を続けていると血の流れが悪くなり、体のリズムが失われてしまいます。早寝早起きを心がけ、規則正しく健康的な生活に徹しましょう。
本当に調子が悪いと、以上の2点を実行するのも億劫でかなりしんどいものです。ですが改善させていくためには必要なことですので、アスリートのリハビリだと思って、しんどいながらも少しずつ体調を整えるよう少しだけ頑張ってみましょう。
健康維持に効果的とされるウォーキング。具体的にはどのような効果があるのでしょうか?
《ウォーキングの具体的な健康効果》
1. 自律神経のバランスを整える
呼吸は自律神経の調整(コントロール)にとても良いとされています。ゆっくり深く呼吸をすることで副交感神経が刺激され、血管が開いて末梢血管の血流量が増えます。血流がよくなると筋肉が弛緩し、体がリラックスするのです。
ウォーキングは、呼吸を意識しながら行える運動です。副交感神経を高める深い呼吸を繰り返しながら歩くことで、自律神経のバランスは改善されていきます。
具体的には、「吐く」方を長くする呼吸を意識することが重要です。
その他にも、以下のような効果がありますので是非ウォーキングを始めてみてくださいね。
2. 肥満解消
30分以上あるけば脂肪燃焼効果が期待できます。内臓脂肪が多い方など、メタボ対策にもおすすめです。
3. 肺機能の向上効果
ウォーキングにより深い呼吸をすることで、肺の機能回復に繋がります。
4. 血液サラサラ効果
ウォーキングには、コレステロールや中性脂肪を減少させる効果があります。
5. 免疫力アップ
リンパ球やホルモンの分泌が良くなることから免疫力の向上にも繋がります。
6. 脳が活性化する
ウォーキングで体を動かすことで脳の活性も促されます。また、ウォーキング時に目にする風景や体に感じる風、光、温度などの刺激も脳の活性化に繋がるとされています。
7. 肩こり解消
血流が良くなることで体に溜まった乳酸が排出されるため、筋肉のこりや肩こりを解消する効果も期待できます。
こんなにもたくさんのメリットを享受できるウォーキング。「やらない」って言ったらバチが当たりますね。
セロトニンの分泌量が減ると、疲れやだるさを感じやすくなったりうつ状態になったりします。そこで、「セロトニン」を多く分泌させたり健康的な生体・生活リズムを保ちたいのであれば、朝のウォーキングがおすすめです。
「1日の疲れを癒してリラックスし、ぐっすり眠りたい」「自律神経が整えたい」「肩こりなどの筋肉のこりを解消したい」といった疲労回復効果を得たい方には夜のウォーキングがおすすめと言えます。
つまりは朝も夜もウォーキングにはもってこいなのです。
自律神経は身体をコントロールするだけでなく、心と繋がっている器官でもあるため、心にゆとりをもった生活を送りリラックスさせてあげることが重要です。
ストレスを感じた時には「ちょっとひと休み」という習慣をつけましょうね ☆