発達障害の有名人多し!特性・個性を生かして大活躍
発達障害と一言にいってもその種類は様々です。ADHD、ADD、LD (学習障害)、アスペルガー症候群、自閉症、ディスクレシアなどいろいろあります。症状も、人によってそれぞれ個性があり、一見すると普通の人と何も変わらない人も多く、密かに、本人が苦しい思いをしているケースも少なくありません。
そんな中、発達障害者たちにとって希望の星となり得る存在が有名人や芸能人!さらには歴史上の天才や偉人たちです。彼らの多くは、実は発達障害を抱えながら第一線で大活躍しているのです。
最近では「発達障害」が周知され始めたこともあり「発達障害」と診断される人が増えてきているそうです。さらに、海外の有名人などは、自ら発達障害であることを公表し始めています。
日本でも、栗原類さんがADD、ミッツマングローブさんが学習障害といったことを公表するなど、多くの有名人たちがカミングアウトし始めています。
そんなわけで、
発達障害は個性です ♡
・・・ということをまずはじめによく理解していただければと思います。
そして以下に、個性を最大限に生かして活躍する多くの発達障害の有名人、芸能人をまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。
発達障害の有名人 (日本) ♡
🔴 愛子さま
愛子さまは、「あまり挨拶をしない」「人と目を合わせない」「不登校」「特定分野(相撲大好きで力士のフルネームを覚えまくり)が大好き」ということで、自閉症かアスペルガーなのでは?という噂が出ています。
🔵 織田信長
織田信長は冷酷で残虐な人物としてあまりにも有名ですが、彼の様々なエピソードをまとめていくと、実はアスペルガー症候群かADHDだったのではないか?と思われます。
🔵 Gackt
彼自身が公表しているわけではありませんが、その多彩な才能ゆえ、よく発達障害なのでは?と言われています。睡眠時間は2時間で大丈夫というエピソードからも、普通の人ではありませんね。
🔴 勝間和代
経済評論家 (兼 公認会計士)として多岐にわたって活躍されている勝間和代さんは著書の中で、自身がADHDであることを打ち明けています。
🔵 栗原類
“ネガティブ過ぎるモデル”としてブレークしているタレントの栗原類さんは、自身が注意欠陥障害(ADD)であることを告白しています。
🔴 黒柳徹子
「徹子の部屋」でおなじみの黒柳徹子さんも、ADHD、計算障害、読書障害などの発達障害であったと自身で告白されている芸能人の一人です。
🔵 さかなクン
東京海洋大学客員准教授を務めているさかなクンには、実はアスペルガー症候群かADHDなのでは?という噂が流れています。
🔵 坂本龍馬
幕末の偉人「坂本龍馬」もADHD、発達障害だったと言われ続けています。その理由は、彼の幼少時のエピソードを見ればおのずとわかってくると言えるでしょう。
🔴 島崎遥香 (ぱるる:AKB48)
「ファンとの握手会で対応がうまくできていない」「インタビューの受け答えが会話になっていない」・・・そんなことから、彼女はアスペルガー症候群なのでは?と言われています。
🔵 武田双雲
書道家の武田双雲さんは、自身が発達障害 (ADHD)である可能性を告白しました。
🔵 玉置浩二
「ワインレッドの心」などのヒット曲で有名なミュージシャンの玉置浩二さんは、躁鬱病 (双極性障害)であることを公表されていますし、統合失調症に長い間苦しんできたそうです。その根本原因は発達障害にあるのではないでしょうか。
🔵 長嶋茂雄
長嶋茂雄さんといえばミスタージャイアンツ (スーパースター) ですね。そんな長嶋さんの天然っぷりかつちょっとボケた感じをまとめていくと、恐らく注意欠陥障害(ADD)なのではないだろうか・・・という推察ができます。
🔵 深瀬慧
SEKAI NO OWARIのボーカルである深瀬慧さんは、かつてパニック障害に罹って精神病院に入院していたこともあるそうです。
🔴 ミッツ・マングローブ
ミッツ・マングローブさんと言えば高学歴で知的なイメージがありますが、そんなミッツさんは学習障害だったことを公表されています。
🔵 山下清
画家の山下清さん (故人) は、旅をして見た景色の全てを記憶したうえで、あれだけ綺麗な貼り絵をされています。この驚異的な記憶力はサヴァン症候群ではないかと言われています。
発達障害の有名人 (海外) ♡
🔵 アダム・レヴィーン
世界的に有名なグラミー賞受賞バンド「マルーン5」のボーカル兼ギターのアダムさんは自身、ADHDであることを公表されています。
🔵 アルバート・アインシュタイン
世紀の大天才アルバート・アインシュタイン博士もADHDやアスペルガー症候群だったとされています。1921年にノーベル物理学賞を受賞していますが、その生活ぶりやエピソードを見るとADHDだったのが頷けます。
🔵 ウィル・スミス
俳優でラッパーのウィル・スミスさんも、ADHDであることを公開している有名人の一人です。
🔵 ウオルト・ディズニー
世界的に有名なミッキーマウスの生みの親であるウオルト・ディズニーさんも、実は失読症(ディスレクシア)で苦しんでいたそうです。
🔴 ウーピー・ゴールドバーグ
本が読めない、字が下手・・・という症状で非常に苦労されてきたのがアメリカの歌手であり女優でもあるウーピー・ゴールドバーグさん。映画「天使にラブ・ソングを…」では主演を演じまさにアメリカを代表する女優さんですね。
🔵 オーランド・ブルーム
映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」など、超人気作に出演しているオーランドさんは、実は失読症 (ディスレクシア)だったためセリフを覚えるのがとても大変だったようです。
🔵 ジム・キャリー
コメディアンで俳優としても有名なジム・キャリーさんはうつ病、ADHD、失読症という3種の症状ですごく悩まされたことを公表されています。
🔵 ジャスティン・ティンバーレイク
アメリカを代表する世界的なシンガーソングライターであるジャスティンさんは、子供の頃から強迫性障害とADDに苦しんできたそうです。
🔵 ジョン・F・ケネディ
第35代アメリカ合衆国大統領のジョン・F・ケネディさんもADHDだったのでは?と言われています。彼は作家としても才能を発揮しており、代表作「勇気ある人々」ではピューリツァー賞を受賞しています。
🔴 スーザン・ボイル
イギリスの素人オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演し、奇跡の歌声の持ち主としてYoutubeで一躍有名になった歌手のスーザン・ボイルさん。実はアスペルガー症候群であったことを公表しています。
🔵 スティーブ・ジョブズ
世界的大企業アップル・コンピュータの創始者スティーブ・ジョブズさんもADHDやアスペルガー症候群だったと言われています。2011年に惜しまれつつ他界しましたが、彼が残した数々の功績はあまりにも偉大ですね。
🔵 スティーブン・スピルバーグ
スティーブン・スピルバーグ監督も、長年失読症 (ディスレクシア)で苦しんできたことを明らかにしています。彼の場合は中高年になってから学習障害と診断されたそうです。
🔵 ダニエル・ラドクリフ
最近のダニエルさん (ハリーポッター) の顔を見て、その変貌ぶりに驚いている方も多いのではないでしょうか。そう、実はその変貌ぶりの背景には群発頭痛、アルコール依存症、運動障害と闘ってきたというエピソードがあるらしいのです。
🔵 トーマス・エジソン
発明王としてあまりにも有名なトーマス・エジソンもADHDだったと伝えられています。好奇心が強すぎて、「なぜ物は燃えるのか」を知りたくて藁を燃やしていたら納屋に延焼させてしまったエピソードなんかは有名ですね。
🔵 トム・クルーズ
字が読めない病気「失読症、難読症(ディスレクシア)」であることを自身で公表して話題になったのがハリウッドスターのトム・クルーズさんです。この症状に悩まされ、12 年間で15の学校を渡り歩いたとのことです。
🔴 パリス・ヒルトン
パリスさんは、12歳の時にADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥症候群)と診断されました。子供の頃から投薬で衝動や問題行動をコントロールしながら、自分のADDの症状と付き合ってきたそうです。
🔵 ビル・ゲイツ
マイクロソフト社の社長でWindowsの開発者でもあるビル・ゲイツさんも、自閉症・アスペルガー症候群だと言われています。
🔴 ブリトニー・スピアーズ
2000年代の世界を代表する歌姫といえばこの方、ブリトニー・スピアーズさんですね。彼女はなんと、10代の頃にADHD (注意欠陥・多動性障害)と診断されていたようです。
🔵 マイケル・フェルプス
史上最高の水泳選手として知られるマイケル・フェルプスさんも、ADHD/ADD (注意欠陥多動性障害)であることを公表しています。
🔵 モーツァルト
1791年に35歳の若さでこの世を去るまで、600曲以上の作品を世に残した天才音楽家モーツァルトさん。そんな偉大な彼もADHDだったのでは・・・と推測されています。
🔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ
万能の天才と称され人類史上最も神に近かったとされるレオナルド・ダ・ヴィンチさんも、数々のエピソードを見ていくと発達障害だったに違いありません。
成功の秘訣は?
成功した人たちは皆、得意なこと (好きなこと) を活かす仕事をしています!
考え方としては、苦手なことを避けたり克服する術を身に付けたりすることよりも、得意なことを活かすことに集中することです。
発達障害のある人は、好きなことや得意なことに関して普通の人以上に力を発揮する傾向があります。「できない」を改善するよりも「できる」をパワーアップさせた方が良さそうです。
例えば、電車が好きな子に対しては、「もう、電車ばかりに夢中になって。勉強もしなさい!」ではなくて、電車の図鑑を購入してあげたり、電車の動く仕組み、電車に関する仕事をするために何をしなければいけないのか、など周辺環境を整えてあげることが大事なのではないでしょうか。
単に「勉強しなさい!算数をやりなさい!」と言われてもピンときませんが、東京〜大阪間は何kmあり、時速何kmで移動すればどのくらいで移動できるのか、といった視点で考えてみれば興味が湧いてくるのではないでしょうか。
エジソン然り、アインシュタイン然り、ですね。
近年は、「大人の発達障害」といった言われ方もしていますが、発達障害というものは大人になってから初めて出現するものではありません。様々な症状に子どもの頃からずっと悩まされており、うまく生活することができず困っているのです。
大人になってから本人が幸せでいられるように、「好き」の部分を伸ばしてあげましょう。
おわりに ☆
今回は、「発達障害の有名人」と銘打ってその一例を挙げてみましたが、極論をいえば第一線で活躍されている多くの方々が発達障害だと言えるのではないでしょうか。
先生と呼ばれる医師や政治家、学者、研究者、学校の先生などもそうですし、堀江貴文さんや孫正義さん (ソフトバンク)、三木谷浩史さん (楽天) 、藤田晋さん (サイバーエージェント) のような起業家もそう。
また、桑田佳祐さんや中島みゆきさん、長渕剛さんといった天才気質のミュージシャンたちやイチローさん、羽生結弦くんといった一流アスリートたち、また、ダウンタウンやビートたけしさん、明石家さんまさん、所ジョージさんなどの天才的お笑い芸人の方々もきっと根本には発達障害があるのです。
普通のサラリーマンとしてはやっていけない、特別な分野に秀でる人たちの多くは発達障害者なのです。
そう考えると、こんな特別な個性・才能を備えているなんてとっても幸せなことですよね!人とちょっと違うから苦しい部分もあるかもしれませんが、発想を転換すれば、とってもありがたいことでもあるのです。
さあ皆さん!勇気と希望を持って、前を向いて元気に人生を謳歌していきましょう!