小室哲哉の苦悩 & 不倫 & 引退…原因は「心の闇」?

 

2018年1月、「週刊文春」による看護師との不倫報道を受け、音楽プロデューサーとして一世風靡した小室哲哉さんは釈明会見を開くとともにここで引退を発表しました。

まず、不倫疑惑に関しては「5年前から男性的能力はなく男女の関係はなかった」と釈明した上で、「妻のKEIKOが音楽に興味を持てなくなっていること」「大人の女性としてコミュニケーションが成り立っていないこと」などを挙げ、精神的支えとして看護師に甘えてしまっていたことを謝罪。

 

また、引退の理由については自身の体調不良 (C型肝炎、難聴など) を述べ、現在「満身創痍の状態である」ことを告白しました。

 

 

小室哲哉のプロフィール

 

  1958年11月27日生まれ

 東京都府中市出身

 身長:167cm

 血液型:O型

 

3歳でヴァイオリンを始めた小室さんは、小学生の時にはすでにクラシックの作曲ができるまでになっていました。様々な洋楽のアーティストにも強い影響を受けた彼は、早稲田大学在学中にプロのミュージシャンとして活動を開始。

授業そっちのけで音楽に没頭したため大学を除籍となるも本人は納得。その後、自身のユニットであるTM NETWORKの活動と並行して、岡田有希子、渡辺美里、荻野目洋子、おニャン子クラブ、堀ちえみ、中山美穂、松田聖子、小泉今日子、宮沢りえ、観月ありさ、牧瀬里穂、中森明菜などに楽曲を提供。作曲家としても活動します。

 

 

 

「小室ファミリー」の全盛とブームの失速

 

1986年に渡辺美里に提供した「My Revolution」や1987年に発表したTM NETWORKの「Get Wild」の大ヒットを皮切りに、次々とヒット曲を飛ばし続けることになる小室さん。

当時は尾崎豊さんのような「エモーショナルな楽曲が名曲」とされていましたが、これに対して「どうしたら無機質なダンス・ミュージックにパワーを持たせられるか」を考え続けていました。

 

その結果、1994年のTM NETWORK終了前後から、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、H Jungle with t、dos、globe、華原朋美、安室奈美恵など、多くのアーティストの楽曲を作詞・作曲し、プロデュースし大成功!

数多くのミリオンセラーを連発し、ここに「小室ファミリー」「小室サウンド」「小室系」といった言葉が生まれ社会現象を巻き起こすのです。

 

ただし、これには賛否両論があり、否定派の意見としては小室さんの「プロのミュージシャンは売れることが大事。売れる音楽を優先して作らないと駄目」といった発言にNoを突きつけています。

「大衆に迎合しすぎている音楽だ!」「売ることばかりを考えている!」

 

それでも、1996年にはglobeのアルバムが400万枚以上売れ、安室奈美恵のアルバムも300万枚超え!この年から高額納税者番付ランキングの上位に躍り出てきます。この時期の安室奈美恵の「Can you celebrate?」の大ヒットが印象的です。

 

 

その後も、鈴木あみなどのアーティストをプロデュースしていきますが、徐々にブームの失速感が漂ってきます。小室ファミリー全盛期の中心にいたtrfや安室奈美恵 (出産のため休業) などが活動を縮小し、ミリオンセラーを叩き出した華原朋美も恋愛関係の清算により離脱。

ファンは離れ、人気は低迷していくのです。

 

 

 

小室さんの結婚 & 離婚

世間的には女性にだらしないイメージの小室さんですが、その真意のほどはともかくとして、過去に離婚を2回経験しています。

1人目の奥さんはアイドルデュオ「キララとウララ」のキララこと大谷香奈子さん (1966年生まれ)。小室さんがTM NETWORK時代の1988年に結婚し、1992年に離婚しています。その後の彼女はペットビジネスで成功した後青年実業家の方と結婚し、幸せな人生を送っているようです。

 

そして、「商品に手をつける」ことになるので、ある意味タブーだと思われるアーティストとの交際ですが、1995〜1998年にかけて、自身がプロデュースした華原朋美さんと交際しています。

下積み時代も長かった彼女ですが、「I’m froud」などのヒット曲に支えられ、小室さんとのオープンな交際ぶりが「シンデレラストーリー」として若い女性に支持され、一躍人気アーティストにまで上り詰めました。

 

 

(破局当初の華原さんは自殺未遂騒動などもあり、情緒不安定な時期が続いていました)

 

 

その後、dosのメンバーだった歌手でダンサーのAsamiさんとKiss Destination名義で一緒にユニットを組みますが、小室ブームが下火だったこともあり大したヒットはありません。このAsamiさん (1975年生まれ) と2001年にできちゃった結婚した小室さん。

子供は生まれますが、小室さんの浮気が原因でわずか10ヶ月の結婚生活に終止符を打ちます。小室さんにちらつく浮気の影に心を痛めたAsamiさんは友人であったglobeのKEIKOさんに相談していたようですが、なんと、小室さんの浮気相手はこのKEIKOさんだったのです。

 

 

(2人の離婚に関しては、「慰謝料10億円、養育費月200万円という破格の条件で離婚調停が成立した」と週刊誌などで騒がれていました)

 

そして、離婚した年の2002年に小室さんはKEIKOさん (1972年生まれ) と3度目の結婚を果たすのです。メディアからは疑問の声も挙がりましたが、2人にとってそんな批判はどこ吹く風。テレビ中継も入った大々的な披露宴を執り行うなど、前妻Asamiさんへの配慮すら見せず、幸せ全開の新婚生活へと突入します。

 

 

 

事業の失敗 & 詐欺事件

小室哲哉さんはアジアを中心に活動する総合音楽プロダクション「Rojam」を立ち上げていた時期がありました。この事業の立ち上げ段階から、プロデューサーを50人雇い入れるなど、アジア制覇に向ける小室さんの熱意は本物だったと言えます。

しかし、2001年に香港のベンチャー株式市場である「GEM」にRojamを上場したことが小室さんの破滅の遠因となります。上場2週間でRojamの株価が暴落し、事業自体も10億円単位の赤字を叩き出す苦境に陥った小室さんは、この時期に100億円と言われた資産を溶かしてしまったと言われています。

 

小室さんがオーナーとしてのRojamの活動期間は、1998年から2004年の7年間で終わりを告げます。2004年に吉本興業の子会社となったRojamですが、現在は外資に売却されているようです。

全盛期に購入した高級車などを売却して資金繰りをするなど、困窮の時期が続きますが、小室さんには「全盛期のヒット曲の印税」という虎の子が残っています。1990年代のヒット曲群から生まれるカラオケ印税などは最盛期には年2億円ほどあったのではないかと推測されています。

 

 

全盛期のセレブな生活水準を落とすことができず、金欠に陥る小室さん。ついには前妻への養育費を滞納するという苦境にまで陥ります。この結果、Asamiさんは小さな娘を連れてマンションを引っ越す憂き目に遭っているようです。

その後Asamiさんは弁護士を立て、小室さんの印税収入の一部を差し押さえるという強硬手段に出ます。その結果、「5億円詐欺事件」で逮捕されてしまうことになってしまうのです。

 

この事件を簡単に述べるとこういうことです。

借金返済に苦しんでいた小室さんは、自作曲の著作権を”売却”することを思いつき、個人投資家の男性に「全著作権を10億円で買わないか」と持ちかけ、交渉はいったん成立。手付け金として後日、5億円が支払われたのです。

しかし、借金苦の小室さんは既に (ほとんどの) 楽曲の著作権を持っていない状態だったのです。

 

 

 

KEIKOさん倒れる!

旧知の音楽関係者が奔走してくれたことで減刑され、執行猶予5年で済んだ小室さん懲役刑こそ免れますが、紛れもない犯罪者となってしまった小室哲哉さん。

このような状況の中、妻・KEIKOさんは小室さんを見捨てることなく一緒に頑張っていく道を選択するのですが・・・

 

 

ここで小室さんにさらなる不幸が待ち受けています。2011年10月、KEIKOさんはクモ膜下出血に倒れ、記憶障害という後遺症が残ってしまったのです。術後しばらくは言葉を話すこともできず、自身が歌手であった記憶すら失われていたようですが、リハビリ生活を続ける中で現在はそれなりに機能が回復してきているようです。

それでも、精神が子供化してしまったKEIKOさん。現在も、「5分、10分、1時間くらい前のことが忘れやすい」「同じことを何度も言ってる自覚はあるけれど何度も言う」といった状態のようです。

ちなみに2人の間に子供はいません。

 

奇跡を信じてリハビリを続ける2人。介護疲れやC型肝炎、難聴などの心身的ストレスに苛まれ、おそらくうつ病にもなっているであろう小室哲哉さん。そして記憶障害が回復しきれていないKEIKOさん。

2人が笑顔で暮らしていけることを心から祈るとともに、KEIKOさんが歌手として復帰できる日を願ってやみません。

 

 

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