タモリさん、糟糠の妻に「恩返し」アジア旅行へ！

32年間も、平日の昼間に生放送番組「笑っていいとも！」を抱えていたタモリさん（71才）の口癖は、「おれは香港より西に行ったことがない」でした。

「長期休暇が取れない」「あまりにも多忙すぎる」生活がゆえに、長年、宿泊を伴う旅行はしたくてもできなかったのです。それは長年連れ添っている愛妻のA子さん（74才）も同じです。結婚生活47年間で、国内旅行でさえ夫婦で数えるほどしか行ったことがないといいます。

それでも、2014年春に「笑っていいとも！」を終了させたことで、ようやく、ゆったりとした夫婦の時間がとれるようになりました。

「妻を連れて行って見せたい景色があるんです」

そんなわけでタモリさんは、妻のA子さんを連れ、東アジアを巡る約2週間の旅を決行したのです (2017年正月)。

　2016年の大晦日、NHK紅白歌合戦には「ふるさと審査員」としてマツコ・デラックスとともにゲスト出演したタモリさん。終始、舞台裏を歩き回り、ステージ上には一度も登場しないという演出で大晦日のお茶の間を沸かせました。

そんなおちゃめなタモリさんは数日後、大きなスーツケースを抱え、国際線のカウンターに姿を見せました。隣には妻のA子さんが。。。

関係者いわく、「(年齢的なこともあると思いますが) どうも奥さんの体調が思わしくないようで。海外など遠くに旅行するならば今のうちに、ということで、二人で行きたいところに、ということだったようです。」

そんなわけでタモさんは、紅白が終わってからすぐに奥さんと海外旅行に旅立ったんです。インドネシアのバリ島、中国の香港、そして台湾あたりを…

1982年、『笑っていいとも！』と『タモリ倶楽部』の放送が始まりました。30代後半でようやくスターダムを駆け上がる遅咲きの夫を、妻A子さんは陰から支え続けてきたのです。

当時、A子さんはタモリさんの個人事務所の社長を務め、お金の管理など裏方の仕事を全てこなしていました。タモリさんが番組に集中できたのも、全てはA子さんが夫に尽くしたからなのです。

ただ、仕事が忙しくなればなるほど、夫婦で過ごす時間は減っていきました…

◉ 月曜から金曜までは『いいとも！』の生放送！

◉ 金曜の夜は『ミュージックステーション』の生放送！

◉ 週末は『タモリ倶楽部』のロケ！

◉ 日曜は生放送のラジオ！

正月以外、休みがありません…

そんなわけで、夫婦でゆっくりと過ごす時間は限られており、A子さんは毎朝5時半には起床し、毎朝食事を作ってはタモリさんを元気に送り出していたのです。

当然、夫婦での海外旅行など叶うべくもなく…

『いいとも！』の終了から3年弱が経ち、ようやくタモさんは念願の「アジア旅行 with wife 」に出かけることができたのです。そこには、幾重にも折り重なったタモさんの思いが込められているのです。

実は近年、A子さんの体調がすぐれないそうです。それまでA子さんはご両親の介護のため、東京と地元福岡を往復する暮らしを続けていましたが、数年前から彼女自身も体調を崩したんです。

最近は目の調子がよくなく、視野が狭くなり、食欲が落ちているそうです。そこで近頃はタモさんが朝ご飯を準備し、仲良く一緒に食べているそうです。

※ 加齢に伴って増える眼疾患には「老眼」「白内障」「加齢性黄斑変性」「緑内障」などがあります

以前は自宅付近を夫婦仲良く連れ立って歩く姿が見かけられていましたが、最近はほとんど目撃されていないようです。

近頃はたまに、タモリさん一人で近くの飲食店に出かけ、大好物の骨せんべいをつまみにゆっくりと瓶ビールを飲み、一人寂しく食事をすることもあるようです。