昇進 (傷心) うつの症状を改善するためにオススメの「温熱療法」とは

 
うつ病は世界中で年々増加し続けています。失恋やコンプレックスなどに伴う傷心はもとより、意外なのは、会社で昇進した際に起こる「出世うつ」。

せっかく出世して上司になっても、「部下をうまく指導できない」とか、「目標達成のプレッシャーが強すぎる」といった理由でうつ病化する人もいるようです。

 

鬱病の原因は多種多様で複雑なのですが…

 

「傷心」や「昇進」といったちょっとしたことをきっかけにして、環境要因や身体要因が重なることで発症することが多いのです。

 

 

 

 

昇進うつ」とは

昇進で責務が重くなり、プレッシャーが大きくなりすぎたことで抑鬱状態になってしまうことをいいます。

「昇進うつ」になると、慢性的な疲労感や倦怠感、不安感、焦燥感、頭痛、腹痛、高血圧、動悸、めまい、不眠といった実際の鬱病と同じような症状を示すのです。

 

「パワハラ」や「セクハラ」に対する社会の目が厳しくなり、部下を叱責しづらくなったことや、年功序列の崩壊で年上の部下が増えうまくコントロールできなくなったこと、リーダーにとって職場環境が厳しくなったことなども要因となっているようです。

 

 

 

 

管理職が抱えるジレンマ

昇進 (傷心) うつの症状を改善するためにオススメの「温熱療法」とは

管理職ともなれば「叱る」場面もあるかと思います。しかし、叱れば非難され、叱らなければ舐められる、といった具合に、ダブルバインド(二重拘束)のように精神的にも状況的にもがんじがらめになってしまう現代社会。

このような状態が続くと、ジレンマが生じて自分の持っている“心のコップ”から溢れ出すように「キレる」か「逃げる」かの選択を迫られるのです。

 

つまり、現代の職場は「上司の立場こそつらいもの」なのです。

 

 

 

そもそも鬱はどういうメカニズムで発症するのか?

うつ病の発症は、脳内の神経連絡に変化が生じて起こるものと理解されています。特に、セロトニンやノルアドレナリンという物質による情報伝達が弱くなっていることが原因なのです。

そこで、鬱病の治療では、セロトニンやノルアドレナリンに関連した神経連絡を強化するようなアプローチが取られているのが現状です。

 

 

 

鬱にはどのような対処が効果的?

昇進 (傷心) うつの症状を改善するためにオススメの「温熱療法」とは

まず、鬱病からの回復には、今の状態を受け入れる気持ちの余裕が必要です。

「自分は鬱病じゃないんだ!」と心にむち打ってバランスを取ろうとしても、土台無理があるのです。医師に鬱病だと診断されたときには意識して、少しゆっくり休むようにしましょう。

 

とはいえ、

 

実際にはなかなかゆっくりできませんよね?

 

困りましたね…

 

 

 

 

うつの症状が改善!全身を温める「温熱療法」のススメ

最近、新たな鬱病改善策が提案されました!

それは「温熱療法」というもの。

 

「温熱療法」とは、赤外線や超音波、マイクロ波などを熱源として、体のある一部分や全身を、症状や目的に合わせて39〜42度程度まで温める治療法です。

アメリカなどでは主にガン治療の補助的な方法とされており、化学療法や放射線治療と組み合わせて利用されています。

 

こういった治療の副産物として、「温熱療法」はどうやらうつ病の治療にも効果があることがわかってきたのです。

今後、本格的に「うつ病の治療法」として取り入れられるかどうかはわかりませんが、きっと近い将来、採用されるのではないでしょうか。

 

そして、本当の「温熱治療」とは異なりますが、いつもシャワーばかり使っている人であれば、きちんと浴槽にお湯を溜め、しっかりと入浴するだけでも鬱の改善に繋がっていくのではないかと考えられています。

まずはお試しください。

 

 

 

さいごに

昇進 (傷心) うつの症状を改善するためにオススメの「温熱療法」とは

「傷心」や「昇進」によるうつ症状…

 

少し気持ちが沈んでいる…

 

そんな場合には、まず、できることから少しずつ、焦らず、いつもの (本来の) 自分を取り戻せるように、意識的に休息をとることを心がけましょう。

 

 

「昇進」に関して言えば、

昇進を決めたのは上司。それには当然理由があるはず。その期待されていることを、(自身のできる範囲で) 実現させてきたからこそ昇進が決まったのです。

「期待以上のことは無理しなくてもいいんだ」くらいの心持ちで、目の前のことを一つずつこなしていけばいいのではないでしょうか。

 

 

「傷心」うつ…

これはきっと時が癒してくれます。没頭できる何かに集中してください。あまり深く悩み過ぎないことが一番だと思います。
 
 


最終更新日:2018/02/20