胃痛に「吐き気」「頭痛」「下痢」…様々な症状の原因は?

 

「胃がキリキリっと痛む」…そんな胃痛と同時に、「吐き気」「頭痛」「ゲップ」「めまい」熱っぽい」といった他の症状が伴われる場合があります。

胃が痛いだけでも苦しいのに、なぜこうしたことが起こってしまうのでしょうか?

 

胃が痛いのはなぜ?

みぞおちが痛くなる原因は様々ですが、大きく分けると以下の3つ ↓

 

 胃腸の病気

 食あたり

 生活習慣の乱れで胃酸過多になっている

 

さて、①と②はともかくとして、生活習慣の乱れによっても胃は痛むことがあるんですね。ご存知でしたか?

これには「ストレス」「エアコンの使いすぎ」といった自律神経の働きを乱す様々な要因が含まれます。もちろん、「アルコール」や「香辛料」といった刺激物が原因となることも。

 

 

 

胃痛と同時に吐き気が起こるのはなぜ?

胃の痛みに加えて吐き気が生じる原因は、胃腸の蠕動 (ぜんどう) 運動にあることが多いようです。

一般的に、食べたものは胃から腸へと送られて、最終的には便として排泄されます。このように、食べたものを身体の奥の方へと送り込む動きを蠕動運動と呼びますが、この蠕動運動が反対に起こった時に吐き気を催すのです。

 

 

蠕動運動が反対に起こることを逆蠕動と言いますが、これが起こるにも様々な原因があります。例えば、その代表的な原因の一つが逆流性食道炎です。逆流性食道炎は、胃酸の分泌過剰などによって胃酸が食道に逆流してしまい、「痛み」「吐き気」を催す原因となります

他にも、急性胃炎胃・十二指腸潰瘍など様々な原因から胃の痛みと同時に吐き気が起こったりするのです。

 

 

 

頭痛

「胃痛」や「吐き気」のみならず、「頭痛」まで生じてしまっている場合、症状が多岐にわたっていると考えられます。この背景には、自律神経失調症が関係している可能性も。

自律神経失調症はストレスなどで自律神経のバランスが乱れ、心身ともに様々な症状を呈する疾患のこと。頭痛のほかにも「肩こり」「動悸」「手足の痺れ」「めまい」といった身体的な症状や、「不安」「抑うつ感」「情緒不安定」といった精神疾患を招く場合もあります。

 

 

 

下痢

胃痛と同時に下痢が起こる原因として最も多いのは急性胃炎です。急性胃炎は非常に多い疾患で、2~3日安静にしていれば治るものなのですが、悪化すると「嘔吐」「吐血」「血便」といった症状に発展することも。

「ちょっとひどいなぁ」と感じたら迷わず受診しましょう。

 

 

 

ゲップ

胃痛に合わせてゲップが出る…

 

 

この場合、様々な病気が背景に隠れている可能性があります。その一つが逆流性食道炎です。逆流性食道炎になると噴門を締める筋肉が緩んでしまうことがあり、そのためゲップが出やすくなると言われています。

 

一時的なゲップや吐き気なら問題ないのですが、頻繁に起こる場合は胃がんの可能性があります。すぐ病院を受診して検査を受けるようにしましょう。

 

 

 

胸焼け

胸焼けは逆流性食道炎の代表的な症状の一つです。胃の痛みや吐き気にあわせてこのような胸焼けがある場合は逆流性食道炎を疑ってみましょう。

 

 

 

めまい

胃痛に加えてめまいが起こる原因も様々です。代表的なものが胃潰瘍です。胃潰瘍になると胃の粘膜が傷つき血管が破れてしまうことがあります。その結果、めまいや冷や汗といった症状が現れるのです。

 

 

 

胃痛と同時に熱が出る場合は急性胃腸炎の可能性があります。急性胃腸炎の原因として有名なのはノロウイルスの感染です。

乳幼児の場合、ロタウイルスへの感染で発熱を伴うケースも。この場合、発熱以外にも「下痢」「嘔吐」「脱水症状」などを招き重症化することもあるため注意が必要です。

 

 

 

貧血

胃痛 & 貧血で一番注意が必要な疾患は胃がんです。胃がんになると胃の粘膜が壊され、黒い血を吐いたり黒い便が出ることがあります。

 

 

 

眠れない…

「胃痛」「吐き気」など、様々な症状が原因で不眠に陥ってしまった場合、「激痛」や「気持ちが悪い」ことが原因として考えられますので、我慢せず病院へ行きましょう。

おそらく、「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「びらん性胃炎」といった病気が考えられますが、自力で治すことは難しいため、医師 & お薬に頼る必要があります。

また、もう一つのパターンとして「ストレスが原因で神経性胃炎と不眠症を併発している」という可能性もあります。

 

 

 

背中が痛い

胃痛に加えて背中が痛い場合、急性膵炎 (すいえん)を起こしている可能性があります。急性膵炎とは膵臓から分泌される消化酵素が上手く働かず、膵臓自身を溶かしてしまっている状態のこと。

 

 

急性膵炎の特徴はみぞおちやヘソにかけての痛みや吐き気・嘔吐と言われていますが、背中の痛みが出る方もいらっしゃいます (程度は人によって様々)。

このように、お腹の痛みと背中の痛みが合わせて起こった場合は内科か消化器科を受診しましょう。

 

 

 

腰が痛い

胃痛と共に腰痛が起こる場合は十二指腸潰瘍の可能性があります。これは胃の隣りにある十二指腸と呼ばれる箇所に潰瘍ができた状態ですが、潰瘍が背中側にできた場合、腰痛を併発することがあります。

また、十二指腸潰瘍が原因の胃痛は空腹時に起こりやすいという特徴があるため、空腹時の腹痛 & 腰痛が続く場合は十二指腸潰瘍を疑ってみましょう。

 

 

 

おわりに

以上見てきた通り、様々な原因によって「胃痛」 +  「◯◯痛」に苦しめられる場合があるわけですが、いずれにしてもひどくなる前に受診する習慣をつけておいた方がよいでしょう。

適切な薬を処方してもらい、それを飲むだけで簡単に治ってしまうわけですから。無駄に我慢していた時間がバカらしく感じてしまいます。

 

一言に胃薬といっても様々な種類があり、素人判断ではよくわかりません。効果はそれぞれ違いますので、病院か薬局で相談してから飲むようにしてくださいね。

仮に、食べ過ぎで「胃がもたれてムカつく」程度の症状であれば、総合胃腸薬を飲んでみるのもいいでしょう。総合胃腸薬は様々な成分が含まれているので効果は弱いのですが、幅広い胃の不調に対応してくれる…と言われているんですよ。

 

 

関連記事: