「更年期障害と生きる」〜南野陽子さんの体験談

 

女性の半数以上が悩まされることになる更年期障害ですが、なんと、50代は7割以上の方々が更年期の症状を抱えていると言われています (日常生活に支障あり)。

「やる気がしない」「イライラする」「火照る」(ホットフラッシュ)「クタクタになる」・・・

人により症状の出方は様々ですが、「ひどくなるなぁ」と感じる時期も「通年」「季節の変わり目」と様々です。

 

更年期障害の原因

女性は年齢とともに4つのライフステージ (思春期・性成熟期・更年期・ 高齢期) を経験します。個人差はあるものの、だいたい50歳前後で閉経を迎え、この時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン (エストロゲン) の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身に様々な不調が現れます。ただし、この更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因 (仕事や家庭環境など) も複雑に関与しているため、個人差が激しく、全身のあらゆる箇所に現れます。以下、日本人によく見られる代表的な症状を見ていきましょう。

 

 

代表的な更年期障害の症状

 

日本人女性には、「肩こり」「疲れ」「頭痛」「のぼせ」「腰痛」「汗」「不眠」「イライラ」などの症状が多い傾向にあります。

 

 

南野陽子さんのケース

松本伊代さん、早見優さん、南野陽子さんなど、往年のアイドルたちは50代になり、こぞって更年期障害の辛い日常をカミングアウトしています。

芸能界デビュー前、そしてデビュー後も役作りのために急激なダイエットを経験した南野陽子さんは、その影響で骨がもろくなり、骨粗鬆症になってしまいました。

 

若い頃は、徹夜が続いても厳しいダイエットをしても何とかなった南野さん。しかしながら、演じる役が「お母さん」となった40歳ぐらいになると、体調的にもガラリと変わってきました。

白髪、老眼、肩や背中の痛みなどに始まり、「気分が重い」「頭痛がする」といった更年期の「なんとなく」「もあ〜ん」の不調を感じるようになります。

 

ですが、ちょっと変わったところのある南野さんは、「おっ、来た、来た。これが更年期か!」みたいな感情が沸き起こったそうです。

誰もが平等に年を取り、それに反して若ぶろうとします。それでも南野さんは、「良い年の取り方をしたい」と考えるのです。

 

 

「ありのまま」を受け入れる

女優さんに限らず、多くの女性たちは『あの頃の私』にこだわりがちなのですが、南野さんはそうではありません。「以前はこうだったはず」という自分にしがみついたりすることもなく「ありのままでありたい」と考えているのです。

若々しく、はつらつと健康でいるのは大切なことですが、ただ見た目を若づくりしてもあまり意味がありません。海外の女性のように、年を取るのをちゃんと楽しみたいんです。その方が断然生きやすいし素敵だと思うんです。

 

欧米の女性たちは、若いときは若いときの美しさを、年齢を重ねたら相応の美しさをきちんと出して「自分らしく」生きています。その中で、(更年期でもある50歳代は) 「やり過ごす」のが一番だとも考えています。

この何となく不調を抱える時期に、昔と同じようにがむしゃらに頑張っても、そんなにいい成果は上がらないように思うのです。特に女性は、この不調を感じる年齢になったら「次の段階に向けて静かに過ごす」という発想が大事になってきます。

 

更年期の症状は、几帳面で「昔はできたのに」と以前の自分と比べて頑張り過ぎちゃう人ほどひどく出がちだと言われています。だからこそ、そうではなく、肩の力を抜いて楽に生きていったらいいと思うんです。

そして、更年期の時期を過ぎた頃にまた知的なことを学んだり、あれやこれやとやりたいことに励んでいったらいいと思うんです。

60歳くらいになったら今度は若々しくスポーティーに、そして「健康的に」「エレガントに」「上品に」「謙虚に」と年相応に成長していく美学を貫いていきましょう!くれぐれも、うっとうしいおばあさんにはならないようにしてくださいね。

 

 

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