予防・駆除に役立つ「ゴキブリが嫌う家と匂い」
家の中でゴキブリに遭遇してしまったら『殺す』もしくは『追い出す』しかありません。繁殖して増えてしまわないためにも、「水一滴」「油一滴」「髪の毛一本」すらエサにしないよう、徹底的に侵入経路 & 住みかを捜索しましょう!
驚異的な生命力を誇るゴキブリの好きな環境をなくして、ゴキブリが苦手とする家づくりを目指しましょう!
えっ、こんなものまでゴキブリのエサ?
人間にとってわずか1滴の水も、カラダの小さなゴキブリにとっては充分な「エサ」になります。水1滴で3日間も生き延びてしまうと言われるゴキブリ。基本的には何でも食べます。
例えばこんなものも…
① 油
コンロ周りの油汚れさえも「エサ」にしてしまうゴキブリ。油1滴で5日間も生き延びてしまいます!今すぐキッチンの掃除をはじめましょう!
② 髪の毛
人は毎日50~100本もの髪の毛が抜けると言われています。というわけで、家中の掃除もマメに行いましょう!
③ 野菜
お肉や魚介類だけでなく、野菜までもがゴキブリの「エサ」となってしまいます。玉ねぎやじゃがいもを常温保存している方、ご注意ください。
④ その他
上記の他にも「食べ残しのお菓子」「飲み残しのジュース」「出しっ放しのペットフード」などもゴキブリのエサになってしまいます。視力が悪いゴキブリはニオイの強いものを好む傾向があります。余計なモノを放置しないのが鉄則です。
遭遇率No.1はキッチン!
冷蔵庫やレンジなど、真冬でも家電の排熱で暖かく、ゴキブリにとって年中居心地のいいキッチン。生ごみ処理は意識している人も多いようですが、盲点なのは空き缶やペットボトル。ゴキブリは、アルコールや発酵臭が大好きなので寄ってきます。ゴミの日まではゴミ袋をしっかりと密閉しておきましょう!
また、換気扇の中や調理台の油ハネ、電子レンジの裏の汁やホコリの溜まった場所などもこまめに掃除しておきましょう。食べかけのスナック菓子を密封せず放置したり、オイルポットをフタなしで放置したり、食器を洗わずに溜めたりするのはNGです!
布団やトイレも清潔に!
人やペットの「抜け毛」「フケ」「ホコリ」に含まれるダニやカビなどもゴキブリのエサです。まず、「ダニがいる場所にはゴキブリもいる」と言っても過言ではありません。
布団を干して、掃除機をかけて…とこまめに清潔を心がけていると、結果としてダニ・カビ対策になるだけでなくゴキブリを寄せつけないことにつながります。シーツや枕カバー、脱いだ服などの汚れものは放置しないなど、清潔な環境作りを徹底しましょう!
さらに、水が豊富な「トイレ」「お風呂」「洗面所」などはゴキブリの恰好の住みかになりがちです。特に、昼間でも暗い場所は夜行性のゴキブリには好環境です。気をつけましょう。
ゴキブリが寄りつかない家にするポイント
◉ ゴミはマメに捨てる!
◉ 『毒餌式殺虫剤』を仕掛けておく!
◉ 出来る限り「暗い場所」を作らない!
◉ タオル & マットは湿ったままにしない!
◉ 化粧品のフタでさえ開けっ放しにしない!
◉ ランドリーボックスや洗濯機の中に汚れ物を溜めない!
このように、ゴキブリが気に入って住み続けてしまわないように日頃の対策が大切です!
出会ってしまったらどうする?
「家に入れない」「繁殖させない」「殺す」が基本のゴキブリ駆除法ですが、そうは言ってもゴキブリをゼロにするのは至難のわざ。。。
万が一ゴキブリに遭遇してしまったら、高濃度のアルコール(消毒用エタノール)スプレーを噴射しましょう!(食器用洗剤でもOK)
これは、ゴキブリの俊敏な動きを封じ込めるのに効果的で、食品などを害することもないため非常にオススメです!ゴキブリの動きを遅くした後は、ティッシュや新聞紙などで捕獲し、ビニール袋などに密封し、廃棄してしまいましょう。
(叩き潰すのは、ゴキブリの菌を辺りに撒き散らすことになるのであまりお勧めはできません)
ゴキブリが嫌うのはこれ!
無敵に思えるゴキブリにも、実は嫌いなものがあります。上述したアルコール以外にも、以下のものを苦手としています。
◉ ハーブの匂い
そもそも人間以外の生き物はハーブの匂いが大の苦手!(ハッカやラベンダーなど、刺激の強い匂いがオススメ)。ミント・ハッカ・レモングラス・セロリ・クミン・キャラウェイなどのハーブ類のアロマオイルや、乾燥させたポプリを利用することで「ゴキブリ予防」になります。
もちろん、化学的な殺虫剤などに比べると効果はマイルドですが、人体への害が心配な方はハーブを活用してみるとよいでしょう (甘い香り系のハーブは逆効果になってしまいますのでご注意を)。
◉ 柑橘系の匂い
ゴキブリは、オレンジやレモンに含まれるd-リモネンという成分が苦手で、レモン汁をかけると体がマヒしてしまうほど。つまり、オレンジやレモンの香りのする台所用洗剤を使うだけでゴキブリが出なくなることもあるのです。
◉ 塩
ゴキブリは唯一塩は食べません (食べると脱水状態に)。そこで、場所によっては「予防線」として使えます。
◉ 低温・高温・乾燥
ゴキブリは、「20℃未満」「35℃以上」「乾燥」に弱いです (熱いお湯で殺虫できます)。 冬や猛暑の夏には発生数が少ないです。
◉ 天敵
ネコ・ムカデ・クモなどが天敵です。
◉ 広くて明るい場所
ゴキブリは、狭くて暗い温暖な環境を好む一方で、隠れる場所のない広々とした空間が苦手です。そして、明るい場所には滅多に出てきません。
ゴキブリ対策にやるべきこと
1. ハッカ油スプレーを吹きかける
ゴキブリは、ハッカやラベンダーなどのハーブの匂いが苦手です。ゴキブリが出そうな場所や玄関付近、エアコン周りなどの侵入経路に、ハッカ油と水を混ぜて作ったハッカ油スプレーを吹きかけておきましょう。
2. レモン汁を吹きかける
生ゴミ置き場など、ゴキブリが出そうな場所にレモン汁を吹きかけておくだけでも効果的です。レモンの匂いはゴキブリにとっては刺激的なので試してみましょう。
3. アロマを焚く
ゴキブリが特に嫌う香りは「ラベンダー」「ペパーミント」「レモン」です。これらのアロマオイルをゴキブリ対策に活用しましょう。
4. 盛り塩 & アロマを置く
ゴキブリが出そうな場所に、盛り塩 & アロマを設置しておくことで侵入を防ぐことができます。
5. 乾燥ハーブを置く
ミント系のハーブを乾燥させ、キッチンペーパーに包み、いろんなところに置いておくことも効果的!家庭菜園で育ててみてはいかがでしょうか。
6. 殺虫剤を新聞紙に吹きかけて押入れに置く
ゴキジェットプロを新聞紙に吹きかけて押入れに入れておくとゴキブリに遭遇しなくなります。出てきてからでは遅いので、事前に対策しておきましょう。
まとめ
ゴキブリを見たくないのであれば、こまめな掃除は大前提です。しかしながらゴキブリは、お隣さんが不衛生にしているだけであなたの家にも侵入してきます。
健康のためにも出来るだけ殺虫剤は使いたくない。そんなあなたは市販の「天然ハーブ 〜 ゴキブリよけ」を使ってみるといいでしょう。これなら食器周りに置けますし、食器棚や戸棚の扉を開けるとナチュラルミントの爽やかな香りが広がりますので一石二鳥ですね!