初心者のためのNISA講座 ⑥ 自分にあった証券会社の選び方
さあ、いよいよNISAで投資運用を行っていくことになりました。まずは証券口座選びです。ここで重要なのは自分の投資スタイルに合わせて選ぶということ。
手数料はもちろん、取扱商品、銘柄、取引ツールも証券会社によって様々です。
ここでは、初心者にオススメしたい人気のネット証券会社と総合証券会社を比較してみました。是非参考にしてみてくださいね。
証券会社は大きく分けて2つ。ネット証券と総合証券です。
「ネット証券」のメリットは、とにかく手数料が安く、口座管理料がかからないことです。総合証券会社と比較するとその安さに驚きます。また、分析 (取引) ツールを無料で提供している証券会社もあります。
一方、「総合証券」のメリットは、悩んだときに証券マンに相談を持ちかけられることです。初めての取引であれば、まずは証券マンの意見を聞いてみたいものですよね。ただし、人件費がかかる分、取引手数料は高くなっています。
基本的には、以上の点を考慮し、どの証券会社で取引していくのかを決めていかなければなりません。
個人的には、ネット証券でもコールセンターに電話をすれば取引方法などを丁寧に教えてくれますし、メールでの応対もしてくれますので、ネット証券をオススメします。
営業マンの売り込みもありませんしね。
2種類の証券会社の違いはわかりましたか?
それでは次に、代表的な証券会社の手数料をみてみましょう。
ネット証券の比較表 〔手数料は税別〕 (2016年8月現在) | ||||||
証券会社名 | 株式売買手数料 | マル得情報 | ||||
10万円まで | 30万円まで | 50万円まで | 100万円まで | |||
マネックス証券 | 100円 | 250円 | 450円 | 1000円 | 分析ツール豊富 | |
楽天証券 | 139円 | 272円 | 272円 | 487円 | 限定キャンペーン(入金5万で 3,000p!) | |
カブドットコム証券 | 90円 | 250円 | 250円 | 990円 | 限定キャンペーン(口座開設等で 現金3,000円) | |
松井証券 | 無料 | 300円 | 500円 | 1000円 | 10万円以下 手数料無料 | |
ライブスター証券 | 80円 | 180円 | 180円 | 340円 | 2か月間 手数料無料 | |
GMOクリック証券 | 88円 | 241円 | 241円 | 436円 | 限定キャンペーン(4,000円分 アマゾンギフト) | |
SBI証券 | 139円 | 272円 | 272円 | 487円 | 現金2,500円 | |
内藤証券 | 167円 | 381円 | 381円 | 686円 | 中国株投資 に最適 | |
岩井コスモ証券 | 80円 | 240円 | 400円 | 800円 | 3か月間 手数料無料 | |
マネーパートナーズ | 200円※ | 540円※ | 900円※ | 1800円※ | ※売却手数料 無料 | |
SMBC日興証券 | 125円 | 250円 | 400円 | 800円 | 信用取引 完全無料 | |
岡三オンライン証券 | 99円 | 350円 | 500円 | 600円 | 取引1回で 現金3,000円 | |
むさし証券 | 220円 | 220円 | 220円 | 440円 | 300万円まで 440円 | |
フィデリティ証券 | 463円※ | 463円※ | 463円※ | 463円※ | 投資信託向け ※手数料優遇あり |
※ キャンペーンは随時変更の可能性がありますので取引時に再度ご確認下さい
総合証券の比較表 | ||||
証券会社名 | 株式売買手数料(約定代金別) | 特徴 | ||
50万 | 100万 | 300万 | ||
SMBC日興証券 | 400円 | 800円 | 2000円 | 信用取引 完全無料 |
東海東京証券(オンライントレード時) | 1863円 | 3726円 | 9153円 | 信用取引金利0.90% (業界最低) |
みずほ証券 | 1811円 | 3622円 | 8851円 | – |
あくまでも私感ですので、決めるのはあなた自身ですよ。
一応参考までに ↓
マネックス証券・・・初心者向けの投資教育サービスが充実
SBI証券・・・ネット証券で一番多く口座開設されているほどの人気
GMOクリック証券・・・ネット証券最安値水準の手数料とキャンペーン4,000円分あり
※ 時間の許す限りご自身で各サイトをチェックし、自己判断で決定されることを強くオススメします (これが本当のオススメです)
NISA初心者の方にはここまでする必要はありませんが、今後本格的に投資を行っていくのであれば、今のうちから「取引ツール」も使いこなせるようになっていた方がいいかもしれません。
実際、手数料やキャンペーン以外にも、取引ツールの良し悪しが口座開設の決め手になるかもしれません。
でも、基本的には証券会社に口座を開設してさえいれば「取引ツール」は無料で使えますので、これ目的で開設する口座を1つ、実際に運用する口座を1つ、計2つの口座を開設しておいてはいかがでしょうか。
ここでは、私も使っている(使ったことのある) ツールを4つ紹介します!(参考程度に目を通して見て下さい)
① ネットストック・ハイスピード (提供:松井証券)
もちろん無料で使えます。リアルタイム株価更新はもちろん、即注文を出せる「スピード注文」や銘柄の動きを分析する「株式マーケットウォッチャー」が人気です。
※ スマートフォン向けの「株touch(タッチ)」も便利です
② マネックストレーダー (提供:マネックス証券)
マネックストレーダーは、初心者でも使いやすい高機能トレーディングツールです(利用料は無料ですが、上級版のマネックストレーダープロαは有料です)。
各フォルダに30銘柄ずつ登録できるので、一画面でたくさんの銘柄をチェックできます。
③ スーパーはっちゅう君 (提供:GMOクリック証券)
スーパーはっちゅう君は、新世代のツールです。標準でフル板機能が付いているので、これまで表示しきれなかった情報が見られますし、板情報を見ながらダブルクリックするだけで注文が出せます(無料で利用できます)。
④ HYPER SBI (提供:SBI証券)
HYPER SBIは、基本的な機能が備わっているデイトレーダー御用達のツールです。
HYPER SBIは有料ツール(540円/月)ですが、前月に1回以上取引をするなど、一定の条件を満たすと無料となります。
※ 取引ツールはユーザーとの相性が大事です。NISAをきっかけに、これから本格的に投資を行っていくつもりであれば、これを機に取引ツールにも慣れていきましょう
いくつか試してみて、ご自身にピッタリ合うものを見つけてくださいね!
今回は、NISAきっかけの投資初心者の方には不必要な情報まで掲載しましたが、、、
いかがでしたか?
(やっぱり面倒だなーとお感じになられたでしょうか?)
少し補足になりますが、マネックス証券は口座開設をしていれば、株初心者向けのオンラインセミナーや勉強会を無料で受けられて便利です。情報収集に役立つので、口座を作っておいて損はありませんよ。
そして、例えば楽天証券では入金5万円以上で3,000円分の楽天ポイントがもらえたり、GMOクリック証券では取引一回以上で4,ooo円分のアマゾンギフト券がもらえたり、と各社様々なキャンペーン企画を行っています。
SBI証券やカブドットコム証券、岡三オンライン証券などでもキャンペーンをやっていますので、それぞれチェックしてみてくださいね。
ただし、キャンペーンはあくまで一回限定!やはり、口座開設の決め手には「手数料」や「サービス」など総合的な利便性から判断するのが良いでしょう。
いろんなサービスを利用するために、複数の証券会社をミックスして使用することも検討してみてはいかがでしょうか。
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