「車」買い替えの流れ【まとめ】

 

車の買い替えには「正しい手順」を踏むことが大事になってきます。逆に言えば、適切な流れを理解していないと損をしてしまうこともあるのです。名義変更など、様々な手続きもありますからね。必要な書類も多く、何となく面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。しかしながら、きちんと必要な手順・手続きを押さえておかないと、後で大変な思いをすることにもなりかねません。

車の「購入」や「売却」に必要な書類はそれぞれ異なります。発行に時間や費用がかかるものもありますので、余裕を持って準備しておきましょう。

 

まずは「売却」できるか確認

「買い替え」には1〜2カ月の期間を要します。(新たに購入する) 車種や (利用する) 業者などによっては、更に長い期間が必要になることもあります。そこで、車の乗り換えを考えたらまずは「売却できる状態」かを確認しましょう。

 

  • 「自動車税は滞納していない?」
  • 「自動車税納税証明書はある?」
  • 「自動車ローンは残ってない?」

 

もちろん、ローンが残っていても車は売れます。ただし、所有権の解除といった特別な手続きが必要になるかもしれません。詳しくは、買取予定業者に相談してみてください。

 

 

今の車の価値を調べる

現在使用している車の価値を知るために「買取査定」に出してみましょう。「(知り合いの) ディーラーに下取りに出す」予定であっても、買取査定で価値を確認しておいた方がいいでしょう。このときに出された査定額を目安にすることができるからです。ただし、正確な査定を受けるためにはいくつかの書類を用意する必要があります。

 

  • ・自賠責保険書
  • ・車検証
  • ・自動車税納税証明書
  • ・リサイクル券
  • ・印鑑登録証明書

 

上記の必須書類に加えて、以下のアイテムを揃えておくと買取額が上がる…かもしれません。

  • ・整備手帳
  • ・取り扱い説明書
  • ・スペアキー
  • ・取り外した純正パーツ

 

 

購入する車の候補を選定

だいたいの売却価格がわかったら、次に候補車を決めていきましょう。その際、「新車」「新古車」「中古車」のそれぞれで見積もりをもらって決めていくのがおすすめです。購入費用を少しでも節約したい方は、新車ではなく中古車も視野に入れましょう。優良な中古車販売業者を利用すれば、手頃な価格で理想の車を見つけることも可能です。特に、展示で使用していた未使用車は「中古車」という扱いながらも新車同然でお得です。最後に、必ず実車をチェックすることをお忘れなく。現物を見たり試乗したりすることで、自分との相性を確かめることができます。

 

 

お店を訪問

欲しい車が決まったら、複数のお店を巡ってみましょう。
中古車の購入を検討しているのであれば、評判が良く取扱台数の多いお店がおすすめです。中古車は、「車種」「グレード」「年式」「走行距離」などの条件が一台ずつ異なります。よーく吟味して考え抜きましょう。ちなみに、「買い替え」相談に行くと、同時に下取りを提案されることがあります。この時、この提案価格をそのまま受け入れるのではなく、まずは「下取りあり」と「下取りなし」の見積もりを作ってもらい、一度お店を出ましょう。他店との比較も必要ですからね。

下取りを行う販売店の目的は、「買取」ではなく「新車の販売」です。そのため、この下取り価格は相場よりも低い可能性があります。もちろん、同時に一ヶ所で「旧車の売却」と「新車の購入」ができれば楽です。しかしながら、少し手間でも買取店にクルマを売れば数万円お得かもしれません。

 

 

必要書類の準備

「購入する」と決めたタイミングで必要書類を準備し始めましょう。

 

🔵 自賠責保険書

🔴 車検証

🔵 自動車納税証明書

🔴 印鑑登録証明書 (発行後1ヶ月以内のもの × 2通)

🔵 実印

 

他にも、「住民票」や「委任状」「保管場所届け出」などが必要になる場合があります。詳細は売却・購入店にお尋ねください

 

 

任意保険の「継続」あるいは「切り替え」手続き

新しく購入する車が決まったら、任意保険の「切り替え」「継続」の手続きが必要になります。これまでの保険を利用し続けるには、納車の時期がわかった時点で保険会社に連絡し車両入替手続きを行いましょう。この手続きを忘れてしまうと、新しい車で事故に遭った場合に補償が受けられない場合があります。

 

 

「代車」を借りよう

車の買い替えをする際、売却と納車のタイミングが合わず期間が空いてしまうことがあります。この場合は遠慮なく代車を借りましょう。2週間から1カ月程度であれば無料で利用できるところも多いため、事前に確認しておきましょう。

買い替えの際には、購入と売却の手続きを両方行わなければなりません。スムーズにトラブルなく終えるためにも一連の流れをきちんと把握しておきましょう。