初心者のためのNISA講座 ③ ニーサでよくある質問 Q&A
このページでは、NISAに関する「よくある質問」をざ〜っと並べてみました。もちろん回答付きで!
多くの初心者の方が疑問に思っているであろうことを「Q&A 方式」で簡潔にまとめていますので、きっと皆さんのお役に立つのではないでしょうか。
(不必要な項目は読み飛ばしながら、是非最後まで目を通してみてくださいね)
Q1. NISAを始めるにはどうすればよいですか?
A1. 証券会社や銀行で口座を開設し、NISAの利用申し込みをすると始められます。
(銀行では、運用できる商品が投資信託に限られてくるので、様々な商品で運用したい方は証券会社が向いているかもしれません)
Q2. 「NISA口座」ではどのような商品が運用できますか?
A2. 株や投資信託(ETF)、REITが運用できます。国債や社債は運用できません。
(ETFやREITなどの専門用語に関しては別記事にて説明していますので、後ほどお楽しみに!)
Q3. NISA口座の株や投資信託はいつでも売れますか?
A3. NISA口座の株や投資信託はいつでも好きな時に売却することが出来ます。拘束期間などはありません。
Q4. NISAの口座は複数作れますか?
A4. 残念ながら、1人1口座までしか持てません。ですから、口座をひらく前に、各金融機関の商品の品揃えや手数料、使い勝手の良さなどをよく確認した上で口座を開設しましょう。
とはいえ、この段階であんまり慎重になり過ぎるとなかなか先へ進みません。あまり悩みすぎませんように。
Q5. NISAの口座開設後、別の金融機関への変更は可能ですか?
A5. 可能です。ただし、NISA口座を一度開設すると、その年度内での変更は難しいでしょう。「翌年は他の金融機関で」ということは可能です。
(変更方法の詳細は各金融機関にお問い合わせください)
Q6. 現在持っている投資信託や株を、NISA口座に移管(移し替える)することはできますか?
A6. 移管はできません。NISA口座で投資をする場合は、新たに購入する必要があります。
Q7. NISAを使った投資信託や株の購入は、年間上限額が120万円と決まっていますが、売却してしまえばまた120万円まで購入できますか?
A7. NISAを使った投資は、一度買うと買い 直しができません。次の年になると再度120万円分買えるようになります。
Q8. 1年間で非課税投資の上限(120万円) まで使い切れなかった場合、翌年に持ち越せますか?
A8. 翌年に持ち越しはできません。
Q9. 「分配金 (利益) を再投資する」仕組みの投資信託を買った場合、再投資される部分はNISAで 投資できますか?
A9. 証券会社によって対応は異なります。
SBI証券などの主要ネット証券などは、NISAを利用する初年度は、(投資総額が120万円に達するまでは) 分配金をNISAを利用して投資することができます。
120万円を超えた場合は通常と同じく課税されます。運用 2年目以降の分配金は、翌年のNISA口座で再投資できるようです。
(証券会社によっては再投資できない場合もありますので、詳細は各証券会社でご確認下さい)
Q10. 非課税運用 (税金がかからない) 期間は5年間となっていますが、その後はどうすればいいですか?
A10. 5年経過後の対応として、以下3つの方法が考えられます。
- 終了前に全て売ってしまう
- 一般口座や特定口座 (通常の税金がかかる口座) へ移管する
- 120万円を上限に、翌年のNISAで再投資する(ロールオーバ ー)
(このあたりのことは別記事にて説明していますので、ここでは何となく頭の片隅に入れておくくらいで結構です)
Q11. NISAの口座で信用取引はできますか?
A11. NISA口座で信用取引は出来ません。
NISA口座で保有している株式は信用取引の担保として利用出来ないことになっています。
一度に全部を覚えていくことは難しいことです。わからない項目にはあまりこだわり過ぎず、どんどん新たな知識を吸収していきましょう。
実際には、口座を開設し運用していく際にも勉強は続いていきますし、都度、必要なことは繰り返し出てきますので大丈夫です。
大事なこと (覚える必要のあるキーワードやルールなど) は必ず頻繁に登場してきます。いつでも学べますので、今の段階ではわかることだけを覚え、その他わからないことは保留にする、くらいの方が挫折なく学んでいけると思いますよ。
「2020年の東京五輪までに100万円稼ぎたいな」とか「5年後家族で海外旅行に行こう」などの目標を糧に、少しずつNISA運用の実現に向けて頑張っていきましょうね ☆
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