肝機能を劇的に改善させる方法
「疲れやすい」「慢性的にだるい」「なんだかしんどい」…このような症状の原因を運動不足や睡眠不足、加齢からくるものだと思っていませんか?
実は…
肝機能が低下している…のかもしれません!
肝臓は、人体の中で一番大きな臓器です。その重さ、約1.5kg。たとえ一部が傷ついても、他でカバーすることができるとても強い臓器でもあります。
しかしながらその役割はとっても大事!
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を体内で必要なエネルギーに変える
② 解毒作用
アルコール・アンモニア・薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵
④ 胆汁の生成
消化酵素を作り血中のコレステロール値を調整
さぁ!肝臓のことをもっと知り、これからは大切に労ってあげましょう!
肝臓の疲れでみられる「症状」
はじめに、、、
肝臓が疲れていると「老廃物」はろ過されず、せっかくの「栄養」は中性脂肪となり、体に蓄積されてしまいます。
体にとって不要なものがどんどん溜まり、エネルギーが作れなくなってしまう。。。
つまり、「なかなか疲れが抜けないなぁ」…と感じるときは肝臓がSOSを出しているのかもしれないのです。
- お酒を飲んでも美味しく感じなくなった
- 脂っこいものが苦手になった
- 足がむくむ
- お腹が張る
- 検診で肝機能異常を指摘された
主な症状 | |
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急性肝炎 | ・発熱・咽頭痛・頭痛など ・黄疸や褐色尿の出現 ・食欲不振・全身倦怠感・嘔吐 |
慢性肝炎 | ・倦怠感、食欲不振 |
※ その他にも、ウイルス感染で肝臓に病変が起こっている場合、病気の起こる前兆として現れる症状である場合もあります。
肝機能が低下する主な原因は?
① アルコール
アルコールの飲み過ぎは肝臓に多大なるダメージを与えてしまいます。
② 高血圧
高血圧は肝機能に悪影響を及ぼすとされています。
③ 体調不良
ストレスによる自律神経の乱れは肝臓にもよくありませんし、風邪などで不健康な状態にあるときは、一時的に肝機能の低下がみられます。
改善・対処するために
① 食事の順番に気をつけよう
食事をする → 血糖値が上昇 → インスリンが大量に分泌される (血糖値を下げるため) → 中性脂肪が増える → 肝臓にも脂肪が蓄積される…
このような流れを防ぐため、食事の順番はとても大事なのです。野菜 → 肉・魚 → ごはん (炭水化物)の順番で食事を摂りましょう!
② 糖質への意識を高めよう
糖質は肝臓の中で中性脂肪になりやすい性質をもっています。ちなみに糖質が多いのは「ごはん」「パン」「麺類」「果物」。。。ですから、毎日の食事で糖質を摂取しすぎないように心がける必要があるのです。毎食たった1口分を残すだけでも随分と違ってきますよ!
③ バランスの良い食生活を!
1日3食、腹八分目の食事量を規則正しく食べましょう (生体リズムを整えることで肝臓への負担を減らすことが期待できます)。そして、肉・魚・大豆製品・卵を中心に、主食・主菜・副菜のバランスよい食事をすることを心がけましょう。(塩分・カロリーの摂りすぎは❌)
④ 心身の健康を保とう!
日頃から手洗い・うがいを実践し、ぬるめのお湯にしっかりと入浴するなど、心身の健康管理を怠らないようにしておきましょう!
肝臓に良い食べ物
肝臓に良いとされる食べ物には、「抗酸化力の強い栄養素が含まれている」「ビタミン・ミネラルが豊富」「肝機能をサポートする栄養素が豊富である」という特徴があります。
つまり、弱った肝臓を修復するためにはこうした食品を積極的に摂取するなど「毎日の食事に気をつけること」が重要なのです。
【肝臓に良い食べ物】
🔵枝豆、豆腐、納豆、ナッツ類 (ただし食べ過ぎは禁物)
肝臓に必要な栄養素
🔴しじみ
肝細胞を再生し、脂肪肝を改善する (タウリン)
(ただし、肝臓病の人には鉄分が悪影響を与えるので、大量に食べることは避けた方がいいでしょう)
🔵キャベツ、ニンニク、梅干し、もやし
毒素分解
🔴牛乳、チーズ、ヨーグルト
肝臓の強化
◉ その他
牡蠣 (カキ)、かぼちゃ、カレー、肉、魚、卵、果物、ゴマ、ブロッコリースプラウト など
肝臓のための正しい運動方法
「 肝臓の機能を低下させないために運動をした方が良い」と聞いたことがあるかもしれませんね。実は、運動には肝臓に良いものと悪いものがあります。間違った方法で運動をしてしまうと逆効果になってしまうことも!
そこでここでは、肝機能を向上させるために必要な運動とオススメできない運動を紹介したいと思います。
《オススメの運動》
《オススメできない運動》