赤いブツブツ (発疹) の原因は?深刻な病気?

 

ニキビでもない、虫刺されでもない、原因不明の赤いブツブツができて「これって何だろう?」「もしかして怖い病気の始まりなのかな?」などと思い悩んだことありませんか?もしかしたらそれは…

 

① カビかも

その赤いブツブツ、もしかしたら誰でも発症する可能性のある「カビの仕業」かもしれません。清潔を心がけ、キチンと手入れをしていれば大丈夫なのですが、気になる方は一度皮膚科に行って専門医に相談してみてください。

 

 

② 皮膚疾患かも

実は「毛孔 (もうこう) 性角化症」という皮膚疾患の可能性もあります。この原因は「角質層の水分不足」「お肌のターンオーバーの異常」「過剰な皮脂分泌」などが考えられます。つまり、赤いブツブツの正体は古い角質です。開いた毛穴に古い角質が角栓となって詰まり、その先端が突き出した状態がブツブツとなって皮膚表面に現れます。根本的には遺伝やストレス、体質と関係があるとされています。

この対策としては、「スキンケア」「入浴後の保湿」「紫外線への注意」「十分な睡眠」が大切ですよ。規則正しい生活習慣が大事というわけです。

 

 

③ その他の皮膚疾患かも

特定の物質に直接触れることで炎症が生じる「接触性皮膚炎」や水疱瘡ウイルスなどが原因の「帯状疱疹」などの可能性もあります。いずれにしても、自身で原因を特定できない場合は医療機関に行って確かめた方が良いでしょう。

 

 

④ 慢性色素性紫斑かも

足に赤い湿疹があって痒みも伴うようであれば「慢性色素性紫斑」の可能性もあります。これは赤血球が小さな血管から漏れ出し、皮膚に「紫斑」ができる病気です。主に「すね」にできますが、重症の方は全身に広がります。足に血液が溜まりやすい体質の方は要注意です。患者さんは中高年に多い傾向にあります。治療法はステロイド系の塗り薬。なので「もしかしたらこれかも」と思ったら一度受診してみましょう。

 

 

まとめ

他にも、「何かに対するアレルギー反応」(食物不耐性) であったり「季節性のアレルギー」(ダニなど)であったり、「ストレス」だったり「乾癬性関節炎」だったり…はたまた「感染症」「基礎疾患の影響」といったことも考えられます。

さらに、「内出血したような小さな斑点があるんだけど、痛くも痒くもない」「これって何?」という方もいることでしょう。多くの方が不思議に思うこの症状、どうやら皮膚科に行っても正しい診断を受けられることは稀のようです。見た目が変なのは嫌なことですが、そのまま放置で問題なさそうです。どうしても気になって皮膚科に行ったところで「角化症」などと言われ塗り薬を処方されるだけですよ。