視力を回復・改善させる方法 (運動など)
視力が低下する最大の原因は「目の筋肉の疲れ」です。私たちの目は、「目の筋肉」を膨張・収縮させピントを「調節」することでモノを見ています。
しかしながら目が疲れると「眼筋」が硬くなり、「血行」が悪くなり、「調節機能」が衰え、モノが見えづらくなっていくのです。
つまりは、目に負担をかけ過ぎた結果、調節機能が低下して視力が低下するのです。とはいえ、「なんとか視力を回復したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「視力を回復させる方法」を生活習慣の観点からまとめてみました。この記事を参考に、皆さんの視力が改善されることを心から願っております。
視力低下の原因
① 近くを見すぎている
目は、近くを見ると疲れ、遠くを見ると癒されるようにできています。現代人はとにかく近くを見過ぎです!
② 液晶の光を見過ぎ!
テレビ、パソコン、スマートフォン・・・こうした光源体を見続けると目は疲れてしまいます。
③ ストレス
ストレスを感じると目の筋肉がこわばり、緊張してしまい、視力低下の原因となります。
④ 栄養バランスの乱れ
例えば、甘いものを摂りすぎてしまうと目に必要な栄養素「ビタミンB1」が目に行き渡らなくなり、視力が低下する可能性があります。
視力を改善させる方法
以上、視力低下の原因は「目の疲れ」「目の筋肉の緊張」にあるのです。
ということは・・・
つまり、目の周りの血行を良くしてあげ、「目の疲れ」「緊張」を解消してあげることによって、視力の改善・回復が期待できるのです。
① 蒸しタオルで温める
濡れタオルを電子レンジで1分ほど温め、まぶたの上に5分ほど乗せてみてください。こうして温めてあげることで、目の周りの血流が良くなり、目の正常な働きを促します。
② まばたきをする
顔全体に力を入れるようにまばたきをしましょう!目の開閉に使う筋肉をギュギュッと刺激することで、眼球内の血行が良くなります。
③ 目の筋肉を鍛える
遠方を凝視したり、遠くと近くを交互に見比べたりすることで「目の筋肉」を鍛えてあげましょう。これで失ってしまった調整能力を取り戻すことができます。
④ ツボ押し (マッサージ)
目に良いとされるツボを刺激してあげることで血流が良くなり視力の回復も期待できます。
単に、目のふちをなぞってあげるだけでも効果的ですよ。
⑤ 原因がドライアイなら専用の目薬で!
パソコンやスマホを見る時間が増えるにつれ、ドライアイの人も増えています。ドライアイとは涙量の減少によって目の表目に細かい傷ができてしまう症状です。視力低下はドライアイに起因する場合もあります。そんな時は「ムチン目薬」(目の傷を修復してくれる) を使いましょう。ムチン目薬は市販されていないので、眼科の受診が必要です。
レーシックやサプリは?
《 レーシック手術 》
医学的に、視力回復に最も有効な手段とされているのが「レーシック手術」です。これは、1万分の1mm単位で角膜の形を変え、屈折率を変化させて視力を矯正させる方法です。つまり、レーザーで角膜の形を変えることでピントを合わせるのです。
しかし、レーシック手術はリスクも伴います (術後の不具合も報告されています)。人によっては手術を受けられない場合もありますので、まずは医師とよく相談しましょう。
《 サプリメントの摂取 》
眼精疲労に効果的な成分として「ブルーベリー」「ビルベリー」「アントシアニン」「アスタキサンチン」「ルテイン」といった成分が挙げられますが、こうした成分を含む、視力改善のためのサプリメントも多く市販されています。
近視は治らずとも「実用視力」はアップできる!
仮に近視の根治が難しくても、視力の回復は可能です!上述したような様々な手段によって「目の疲れを癒やす」ことができれば、視力は回復します。
- 上下に目を動かす
- 左右に目を動かす
- 斜めに目を動かす
- 円を描くように目を動かす
仕事の合間にこれをやるだけでも随分と違うはずです。
まとめ ☆
視力の低下防止や改善には個人差があります。いろんな方法を試した上で、「自分に合った方法」を見つけ、「継続する」ことが大事です。
現在タバコを吸っている方であれば「禁煙」するだけでも目に優しいですし、「適度な運動」や「首のストレッチ」を行うだけでも随分と違ってきます。
巷では、「100円圴一で売っている老眼鏡を1日5分かけるだけで近視や老眼が改善された」なんて話もあったりします。これは若者に多い「スマホ老眼」にも効果的なんだとか。
何はともあれ、近視・遠視・乱視という遠くのものが見づらくなる症状や近くのものが見づらくなる老眼などは「屈折異常」が原因なのです。
この屈折異常を正すべく、「ブルーライト」「液晶画面」「紫外線」などを極力遠ざけ、「猫背」「ストレス」をなくすなどの生活習慣改善も大事になってきます。
くれぐれも無理だけはしないで、自分に合った視力改善方法を継続させていきましょう。