眼圧を下げるツボ (保存版)
緑内障は、眼科による専門的な治療が必須です。しかしながら、それを補助するツボ療法も大事なんです。緑内障は、東洋医学の目でみてみると、(肩こりや眼の使い過ぎによる眼精疲労が原因ではなく) 眼の水液や血の代謝不良が原因と考えられるのです。
つまり、この原因を取り除くべく「ツボ押しマッサージ」が有効なのです。そこで今回は、眼圧を下げる効果が期待できるツボをまとめてみました。ぜひお試しいただければと思います。
「光明」と 「陽輔」
「光明」は 眼底血流を増やす効果のあるツボです。
目の健康に役立つツボはいくつかありますが、このツボが一番特効性があると考えられています。
「光明」は、足の外くるぶしのやや上に位置しています。実験の結果、この「光明」への刺激によって眼底血流量が増加することがわかっています。
① つまようじを10本ほど輪ゴムで束ねる
② ①のつまようじで「光明」を軽くトントンと叩く
※ 目安は1分。これを1日数回行いましょう
「光明」を刺激すると、眼底のみならず目全体 & 周辺組織の血行が改善されます。つまり、眼精疲労の解消や視力アップの効果など、多くの効果が期待できます。
一方、「光明」の近くにあるツボ「陽輔」は、腰痛・坐骨神経痛・関節痛・骨髄の病・冷え性・健忘・足のだるさ・リウマチ・偏頭痛・立ちくらみ・育毛などに効果があると共に、目の痛みにも効果があるとされています。
せっかくなので、「光明」と「陽輔」をセットで刺激してみてはいかがでしょうか。
「睛明」
「睛明」は目頭の少し上のくぼんだ部分にあるツボです。古来より目の治療に使われてきました。目のかすみや近視を改善し、視力を回復する効果が期待できます。さらに、充血や目の痛みなどの症状にも効果的!その他の「目に関わる疾患」全般の改善に効果が期待できます。
「四白」
「四白」は下まぶたの骨の縁から1cmほど下にあるツボです。目の周りの筋を温めて伸縮性を向上させ、様々な経路の通りを良くする効果があります。眼圧は房水が出る経路が詰まることで上がることがありますので、眼圧対策にも効果が期待できます。眼圧以外には、目の充血や痛み、かゆみの改善にも効果があります。
「球後」
「球後」は目のかすみ改善や視力回復に効果が期待できるツボで、眼圧だけでなく目の病気に幅広い効果が期待できるとされています。併せて、目元のシワやたるみを改善する効果も期待できます。美容にも良いツボなんですよ ☆
「風池」と「天柱」
「風池」と「天柱」は肩こり・頭痛・目の疲れに効果を発揮するツボなのですが、実はこれら以外にも、首や後頭部あたりには多くのツボが存在しています。
緑内障の患者さんは、どうやら後頭部と首の境目辺りが非常にこっている人が多いようです。このコリをほぐすことで、眼圧が下がったり視界がクリアになったりするケースも!
ただ、正直この辺りのツボはとてもデリケートですし、間違ったマッサージを行ってしまうと高血圧など他の症状を悪化させてしまう可能性もあります。
なので、眼精疲労を和らげるという意味で、全体的に首を軽ーくマッサージするくらいで良いでしょう。これだけでも血行がよくなり、眼圧を下げることに繋がります。
「攅竹」
「攅竹」は近視や眼病、飛蚊症、まぶたの腫れに効果的なツボです。
まとめ ☆
以上、いかがでしたでしょうか。上述のツボたちを日常的に刺激してあげることで、目の周囲の血流はよくなり滞っていた房水の流れが改善されます。
高すぎる眼圧が下がって適正な数値にまで下がれば、緑内障の進行を抑えることにも繋がります。
もちろん、緑内障は失明することもある怖い病気ですから、必ず眼科の検査を定期的に受け、点眼薬などの治療も続けてくださいね。
それを補助する家庭療法として、ツボ押しはとても有効だと思います。