初心者のためのNISA講座⑧ 投資信託の種類と「バランスファンド」について

投資信託には様々な分類方法があります。 
 
例えば、

  • 追加型投信:期間を選ばず購入できる投資信託
  • 海外:投資の対象地域が主に海外
  • 不動産投信:不動産に投資する投資信託 (REIT)

 

などがあり、また、

  • インデックス型:投資信託の価格が指標 (インデックス)に連動するように作られている

 

といったものなどもあります。

 

 

こういった分類の組み合わせによって、投資信託の種類が決まるわけなのです。

 

投資信託の種類と「バランスファンド」のメリットとデメリット

 

 

 

 投資信託の種類 

 

投資信託の種類

 

①:単位型・追加型
投資信託には、販売開始から一定期間だけ購入できる単位型(ユニット型)と、いつでも売買ができる追加型(オープン型)があります。現在主に販売されているのは追加型です。

 
②:投資対象地域
投資信託に組み込まれている株などが、主にどの地域を対象に投資しているかを表しています。ちなみに内外は、国内外の地域に投資をしていることを意味しています。

 

③:投資対象資産(収益の源泉)
投資信託に主に組み込まれている資産を表しています。

 

④:独立区分

※①〜③には分類されない独立した投資信託

MMF:『マネー・マーケット・ファンド』とよばれる投資信託の一種。国債や地方債、社債などの債券が組み込まれた商品。

MRF:『マネー・リザーブ・ファンド』とよばれる投資信託の一種。MMFと組み込まれる商品は似ているが、売買のルールが少し異なる。

ETF:『上場投資信託』。1日に1度価格がつく投資信託と違い、株と同じように常に価格が変動する投資信託。

 

⑤:補足分類

「日経225」や「TOPIX」などの指数に連動するように作られた投資信託はインデックス型と呼ばれます。

 

 

さあ、ここまでざっと投資信託の分類方法や種類をみてきましたが、ここからは、

様々な資産に分散して投資し、リスクを小さくするバランスファンドとよばれる投資信託についてみていきましょう。

 

 

 

 バランスファンド 

この「バランスファンド」と呼ばれる投資信託に含まれる株や債券など資産の割合「資産配分(アセットアロケーション)」は。その名の通りバランスよく取られています。

上表の分類例で言えば、③の投資対象資産が『資産複合』になります。

 

 

例えばこんな感じで、あらかじめ資産配分が決められています。

 

バランス型投資信託の一例

 

 

バランスファンドのメリット

①:リスクの分散

資産を分散することで、ファンドの価格が大きく値下がりするリスクを減らすことができます。どれか1つの資産が値下がりしたとしても、他の資産が値下がりしていなければファンドの価格が大きく値下がりする可能性は低くなります。

自分の理想とする配分で組まれているバランスファンドを選ぶことで、手軽に分散投資が完成します。これはとても大きなメリットです。

 

②:自動でリバランスされる

ファンドの運用を続けていく中で、資産配分が変わったときに元の資産配分に戻すのが「リバランス」です。

例えば、国内株・国内債券・外国株式・外国債券の割合が各25%のファンドがあったとします。この中の「日本株式」の調子が思わしくなく「外国株式」の調子が良いと、資産配分が「日本株式15:海外株式35」のように変化します。こういった場合に外国株式を売り国内株式を買ってリバランスするのです。

これは『値上がりした資産を売って利益を確定させ、値下がり資産を安くお得に買う』ということ。個人でやると骨が折れる作業になりますが、バランスファンドを持っていればファンドの運用会社が自動的にこの作業をしてくれます!

 

 

バランスファンドのデメリット

①:手数料が少し割高

例えば、割安な手数料が魅力の投資信託『eMAXIS 日経225インデックス』の運用管理費(信託報酬)は0.432ですが、『eMAXISバランス』は0.54と少し高くなります。

ただ、バランスファンドの手数料が割高と言っても、ファンドによっては低い手数料で運用できるバランスファンドもあります。

 

 

 

 各ネット証券会社は「バランスファンド」を独自に揃えている 

 

バランスファンドの一例

 

各ネット証券会社は、他の証券会社で取り扱っていない独自のバランスファンドを用意しています。運用管理費用を抑えている商品も多いので、この中からファンドを選ぶのもよさそうです。

 

《一例》

SBI資産設計オープン (資産成長型)(愛称:スゴ6)

  • 主な販売会社:SBI証券
  • 運用管理費(信託報酬):年0.7344%
  • 特徴:国内外の株、債券にバランスよく投資。日本の資産が他のファンドより多め。

 

楽天グローバル・バランス(成長型)(愛称:豊穣の木)

  • 主な販売会社:楽天証券
  • 運用管理費(信託報酬):年1.0044%+0.07~0.75%
  • 特徴:先進国の株、債券に多く投資するタイプの投資信託。他に、コモディティ(石油・貴金属など) 商品を含む。

 

eMAXISバランス (8資産均等型)

  • 主な販売会社:SBI証券
  • 運用管理費(信託報酬):年0.54%
  • 特徴:低コストで保有することができる投資信託「eMAXIS」シリーズのバランス型。国内外の株、債券などに均等に投資。

 

 

 

 まとめ 

 

バランスファンドは、1つ持っているだけでリスクを分散させた投資ができる優れものです。投資信託を初めて持ちたいという方には魅力的だと思います。

バランスファンドのような、あらかじめパッケージされた投資信託ではなく、「自分で資産配分を選んで組み合わせたい」方は、インデックスファンドが向いていると思います。

 
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