NISAを始める前に「短期」「長期」の投資法は決めておこう!
アベノミクスとNISAの相乗効果からなのか、単に将来への不安が増してきただけなのか、日本における投資人口の増加にも拍車が掛かってきました。
投資初心者であれば、お得な証券会社を選び、NISAからスタートするのが手っ取り早いかもしれません。そう思い、各ネット証券会社のNISA口座の手数料や取扱い商品、サービス、キ ャンペーンを調べて比較してみました。
いや〜驚きましたね!
どの証券会社もそれなりに力を入れているのかと思いきや、 そうでもない会社もあり…
(まあしかし、そういったことは随時変化していくものですので、皆さんがNISAを始めようと思う自分のタイミングでいろいろと調べてみてくださいね)
NISA口座は1年に1度しか変更できません。ですから、慎重に選ぶ必要があります。 まず第一に、自分が投資したいと思える金融商品を扱っているかどうか。
その他にも、手数料が安く良質のサービスを行なっているか否か、IPOの取扱いがあるかどうかなども大事です。長期投資が基本のNISA口座で IPOを当てることができると、大幅な節税にもなりますからね。

例1. SBI証券
手数料は無料で、国内・海外を問わず、一般的な投資信託から ETFや株式の取扱いもあり、スマホでの取引も可能となっています。サポートセンターの体制が 整っていることもメリットと言えるでしょう。
例2. 楽天証券
海外ETFの取扱い数で見ると楽天証券が一位。投資信託の買い付け金サービスキャンペーンといったものもありますし、楽天で買い物をする方であればそういった点も考慮して検討してみると良いでしょう。
例3. マネックス証券
全ての株式、ETF、 投資信託の買い付け手数料がキャッシュバックにより実質0円になるというサービスに力を入れてきています。
例4. カブドットコム証券
NISA口座の開設で普通口座の手数料が安くなるというサービスを打ち出しています。
といった具合に、今後も随時変更されていくはずですが、各ネット証券会社は顧客取り込みに力を入れています。ぜひ、ご自身の目で比較検証されてみてくださいね。
多くの証券会社は顧客を集めようと必死です。様々なキャンペーンを打ち出しています。中には、口座を開くだけで現金やポイントをプレゼントする 証券会社も出てきています。
上述した視点で口座開設会社を選ぶのが基本なのですが、せっかくなのでキ ャンペーンも活用してみてはいかがでしょうか。
キャンペーンを実施する主なネット証券会社は以下の通りです (時期により変更あり)。
▼楽天証券
例えば、楽天証券では口座開設後、5万円以上の入金をされた方に3,000ポイントをプレゼント
▼マネックス証券
新規口座開設と、証券口座へ5万円以上の入金を行うと1,000 円プレゼント
▼フィデリティ証券
NISA口座を開設すると、投資信託の買付手数料がいつでも無料
▼カブドットコム証券
NISA口座を開設すると1,000円プレゼント
▼SBI証券
証券口座開設と合わせてNISA口座開設を申し込むと1,000円をプレゼント
そもそもニーサの何が良いの?
通常、株式や投資信託で得た配当金や分配金、売却益には20.315% (所得税と復興特別所得税の15.315%と住民税5%) の税金がかかります。でも、NISAであればこの税金が非課税となるのです。
しかし、開設できるのは1人1 口座のみ。このNISA口座では「株」と「投資信託」の売買が可能なのですが、銀行では株の取引をしていません。
なので、金融機関を選ぶ際は株投資も視野に入れ、投資信託の取扱本数が多く、かつ手数料の安い大手のネット証券会社を選びたいものですね。
NISAでは、買った年を含めて5年間が非課税となっていますが、翌年、非課税枠に移す「ロー ルオーバー」という方法もあります。
つまり、最長10年間は非課税枠を有効に使うことができるのです。もし10年を視野に入れるなら、最悪期を脱し良い方向に向かっているものが狙い目!
例えば、新興国でいえば、原油価格が下げ止まりしつつあるロシアや、インフレ懸念が後退し始めているブラジルなど。
とはいえ、実際のところ遠い先のことは予測がつきにくいので、もっと短期志向で銘柄を選び、値上がりしたら非課税メリットを受けて勝ち逃げする…という考え方もあります。
1~2割程度値上がりしたら売る、という感覚ですね。
1~2年の短期で考えるなら、日本株や米国株で相場上昇の流れに乗るのも良いでしょう。この場合、「業績好調で配当を増やしている銘柄」を選ぶことが望ましいでしょう。
「そんなのわかれば苦労しないよ」という声が聞こえてきそうですが (笑) 、政治・経済・国際情勢などをしっかりと勉強し、知性が高まることを喜びとして、日々、学び続けていってくださいね〜 ☆
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