世界一幸福な国に学ぶ「今日から幸せになる」方法
今、あなたは幸せですか?心の底から本当に幸せ…と感じていますか?正直言って、「いつもと同じ毎日が続いているだけ」とちょっと不満を覚えている方も少なくないのではないでしょうか。
そうであるならば、今の方向に進んでも、どこまで行っても幸せにはなれません。科学的に見てみると、幸せを構成するのは外的要因が50%、内的要因が50%だそうです。
つまり、たとえ周囲の状況を変えることができないとしても、自分の心がけ次第でハッピーになれる…ということ。では、どうすれば幸せになれるのでしょうか?
幸せはお金では買えない
どんなにお金があっても、それだけで幸せにはなれません。いやむしろ、お金を持ちすぎると幸福感が下がってしまうというデータもあります。
日本でも、1960年からの約50年間で経済的な豊かさを表す一人当たりの実質GDPは6倍になりましたが、生活満足度はほとんど変わりませんでした。近年では逆に、生活満足度が下がっているようにさえ見えます。
お金以外でも同じこと。地位・名誉・出世・結婚…こうした要素で満足に値するものをゲットすることができたとしても、それで「心からの幸せ」にはつながらないのです。それはなぜなのでしょうか?
幸せになれない理由
幸せとは、安心と満足のことです。目的地もわからぬまま様々なものを手に入れたところで、「安心」と「満足」は満たされません。そこには果てしなき欲が渦巻いているのです。
お金・地位・名誉・出世・結婚…どれだけこのような幸せに恵まれていても、心から「安心」「満足」できないのは
人生に限りがあって、やがて命が尽きるから…とも言えるでしょう。
にも関わらず、「お金があれば幸せになれる」「地位が上がれば幸せになれる」「好きな仕事ができれば幸せになれる」「結婚で幸せになれる」などと見当違いな努力をしていては、いつまでたっても幸せにはなれないのです。
世界で一番幸せを感じている国は?
幸せな人は、「循環器系の病気になりにくい」「免疫力が高い」「自然治癒力が高い」「健康的な生活をしている」「長生き」ということがわかっています。
では、世界で一番幸せを感じ、健康的な生活を送っているのはどこの国の人たちなのでしょうか?ある調査では、以下のような結果になっています ↓
1位 : デンマーク
2位 : ノルウェー
3位 : スイス
4位 : オランダ
5位 : スウェーデン
ご覧のように、北欧諸国が多くランクインしています。「人口1人当たりのGDP」「社会における自由度」「寛大さ」「寿命」…こうした指標をもって、これらの国々に暮らす人々は「幸せ」を感じているのです。
一方で、以下のようなことも言えるのではないでしょうか。
逆境を経験した人ほど幸せになれる
いつも笑顔の人たちの周りには、幸せな環境が整っています。ですがそれは、自然にそうなっているわけではありません。彼らの「周囲の人々と良い関係を築く努力をする」「新しい経験をする」「手助けをする」「現状に感謝する」…といった努力と心がけがあってこそなのです。
たとえば、「現状に感謝する」というのは簡単なようでなかなかできるものではありません。多くの人たちは、他人の生活を羨み、いつも完璧を目指し、そうこうしているうちにどんどん幸せを遠のかせているのです。
ここで一つ言えることは、「逆境を経験した人ほど幸せになれる」ということ。辛い経験をした人は、そうでない人に比べて「自分自身をより深く理解できる」「忍耐力がつく」「ストレスをうまく対処できるようになる」「将来を楽観的に見据えられる」といったスキルが身に付くことで幸せになれるのです。
幸せになる方法
繰り返しになりますが、お金・地位・名誉・結婚などを得たからといって必ずしも幸せになれるわけではありません。そういったものを手に入れる前に、幸せになれない根本原因を解決しておく必要があるのです。
上述したような欲望は、「無くても構わない。有ればなお快適。」くらいの気持ちでどーんと構えておくことが肝要です。この気持ちさえあれば、絶対的な幸福になることも夢ではありません。
本当の生きる目的を知り、過剰な欲を捨て去ることができれば、自ずと心に平穏が生まれ、幸せを感じやすくなるのです。忙しない日々を過ごしていると、忘れがちになってしまう「幸せ」という感情。
この感情を取り戻すには、通勤途中のルートを変えて新鮮な景色を眺めてみたり、 公園でピクニックをしてみたり、周囲の人たちに感謝の気持ちを伝えてみたりすることが大事です。
特にお金をかけなくても、少しの工夫をするだけで小さな幸せを感じる方法はいくらでもあります。みなさんはどんな方法で本当の幸せを目指しますか?