イジメを根絶するにはどうすればいい?

 
イジメとは、肉体的、精神的、立場的に自分より弱いものを暴力や差別、嫌がらせなどによって一方的に苦しめること。

 

日本国内だけでも、学校に限らず、職場や家庭内、さらにはネット社会においてさえも起こり得る由々しき社会問題なのです。

芸能界のゲスな噂話の中にも、直近の話ではSMAP解散の本当の理由は「中居正広のキムタクいじめが原因」などとまことしやかに囁かれるほど「イジメ」は日常的に起こっている大問題でもあるのです。

 

さて、

筆者はそんなイジメをなくすことはできないものかと常日頃から考えているのですが、やはり、人間というものは完璧な生き物ではないので無理でしょう。「他者より優位に立とう」という気持ちが消え去らない限りはなくならない。そう思うんです。

 

しかしながら、「なくすことはできなくても、何とか改善させる術はあるんじゃなかろうか」と模索していたところ、文部科学省が「いじめ防止対策推進法」や「いじめ防止基本方針」の改正に向けて議論を開始したとの記事が飛び込んできました (2016年夏)。

 

 

 

 文部科学省いわく「いじめの定義の明確化が課題」 

 

イジメ防止対策推進法

 

「いじめ防止対策推進法」は2013年に制定されましたが、「3年をめどに必要に応じて見直しを」との規定があるため、文科省は同法の改正を念頭に「いじめ防止対策協議会」で見直しを検討することにしました。

課題の一つとして挙がっているのが「いじめの定義」です。2015年に岩手県で発生したいじめを原因とする中学生の自殺事件を受けて、文科省は「いじめ」について再調査するよう、全国の教育委員会に指示。

 

その結果、いじめの認知件数が当初より約3万件も増えたほか、都道府県間のいじめ認知件数の違いが大きいことが問題となったのです。

 

 

学校や教員の間には、「心身の苦痛を感じたと言われれば、全てがいじめになってしまう」「定義が広すぎてイジメに対する共通認識が持てない」など、定義の解釈に困惑する声も根強くあります。

このため、いじめであるかどうか、解釈にぶれが出ないよう、定義をより明確化することが求められているようです。

 

 

 

正直な感想として、「日本は遅れている」「何の解決にもならない」と思わざるを得ません。

 

そこで、海外ではどうなのか、少しでも参考になればと思い以下の情報を共有させていただくことにしました。

 

 

 

 スウェーデンのいじめ撲滅を掲げるNGO「Friends」の活動 

海外に学ぶイジメ撲滅の取り組み

 

彼らの取り組みの一例は以下の通りです。日本では行われていないような、より具体的で実践的な取り組みがなされているように思えます。

 
 

1. 独りぼっちの子がいたら、最初に気づくのは同じ年齢のあなただということです。
 

2. 気づいたらまずは心配してあげてください

 

3. いじめの犠牲になっているであろうその子をまっすぐ見つめてあげてください

 

4. そして、「やあ」と挨拶をして、微笑み、隣に座ってあげてください

 

5. 一緒にお昼ご飯を食べ、休み時間に何をして遊ぶかを聞き、今日の宿題は何か一緒に確認してみてください

 

6. 何か話したいことはないのか、耳を傾けてみてください

 

7このような、ほんの些細なことが大きな意味を持ち、それだけで人は嬉しくなるのです

 
 

いかがでしょうか?

これらはほんの一例ですが、スウェーデンでは、子供たちに対して具体的な対処法をきちんと分かりやすく提示し、実践していくよう強く促しているのです。

 

 

 

 最も大事なことは、あなたが何か行動を起こすこと 
イジメがあったら誰かに相談しよう
イジメがあったら誰かに相談しよう

 

当然のことながら、国民の一人ひとりが「いじめ」を大問題だと認識し、社会がそれを根絶させるくらいの気概みたいなものがなければ何も改善されないでしょう。

ならば、まずはスウェーデンのように国や自治体、その他団体などが率先して「いじめ撲滅」を本気で目指す姿勢が必要なのではないでしょうか。

 

然るに、文部科学省が今やろうとしていることは「いじめをなくす」「いじめを減らす」ことではなく、「いじめとは何ぞや?」を話し合っているにすぎません。

しかし、政治や行政は所詮そんなものです。

 

だからこそ、一人でも大切な命が無駄に失われることのないよう、あなた自身に勇気を持って行動してほしいのです。

もし誰かが悪口を言っているだけなら、あなた一人でも止めることはできるかもしれませんが、もし誰かが殴られたり蹴られたりしていたら、誰かを呼ぶほうがいいでしょう。

 

最も大事なことは「行動を起こす」ということ。いじめが外部からの仲介なしに自然になくなることはほぼありません。もしあなたが何かをすれば、あなたはその人の人生を変えることになります。

いじめを見過ごしたら、あなただっていい気持ちはしないでしょ?

 

 

 

 イジメ撲滅の第一歩はこれだ! 

イジメをなくすにはどんな対策が必要か

 

個人的にはこう考えています。

たとえ子供であったとしても、「イジメ」をしたら刑罰を加えたらいい、と。それくらい革新的なことをやっていかないと社会は良くなっていかないと思うのです。しかしここで矛盾した考えを持つ私もいます。

そもそも私は、「人を罰する」という行為に賛成ではないのです (死刑制度もその一つ)。

 

ならばどうしたものか…?

 

そうだ!

まずは全ての人を巻き込むことから始めていけばいいじゃないか!

 

社会全体で、平等、差別禁止、民主主義などの基本的な価値観を強く共有していくべきでは!?これらを徹底させていくことこそが「イジメ撲滅」の第一歩だと思うのです。

しかしながら、そのためにはやはり、法律・条例・校則と、ありとあらゆる縛りが必要にはなっていきますが…

 

 

 

 おわりに 

防止対策推進法

小学生の頃、私はイジメに遭ったことがあります。原因は個性的であったからでしょう。ボス的存在の人物に逆らったからでしょう。

そして、中学生となった時、いじめに対するトラウマを強く植え付けられていた私は、あるときは間接的にイジメに加担し、あるときはまたいじめられたりしたのです。

 

「何かがおかしい」と子供心に感じてはいましたが、個人の力ではどうすることもできません。心配かけまいと、親には相談すらできないものです。

いじめのあるクラスでは、教室内の雰囲気が変なので担任の先生がそれに気づかないわけはありません。しかしながら、彼らはけっして助けてはくれないのです。

 

どこにも誰にも助けを求めることができず、ただ、卒業を待つのみ…

 

スウェーデンの中学校の教科書には、「権威的なグループが存在すると、彼らのルールを守らない者はグループから外され、仲間はずれの対象となり、制裁を受ける」と記載されています。

日本ではどうなのでしょう?

 

世界各国の「イジメ撲滅策」をヒントに、新たな策を試行錯誤しながら取り入れていくべきなのではないでしょうか。

机上の空論だけでなく…

いじめ根絶を願って…

 
 

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