ボランティア精神は認知症予防に効果的! 社会に必要とされる生き方

 

「ボランティア精神のある人は認知症になりにくい」とする調査結果が発表されました。

 

本来、こうした見返りを求めるボランティア活動では「精神」が養われることはありません。「就職活動に有利だから」「周囲からいい人だと思われたいから」といった考えはもってのほかです。

しかしながら、きれいごとばかりも言っていられません。「認知症予防のために」ボランティア活動に勤しむ、というのもアリなのではないでしょうか。

 

 

そこで今回は、

きっかけはどうあれ、皆さんに「慈愛の心で奉仕を行なっていただく」べく、ボランティアにまつわる2つのいい話を紹介したいと思います。

 

是非、何かの参考までに読んでみてください。

 

 

 

富貴な時に困窮の日々を思うべし!

中国は唐の時代、楚媛(そえん)という娘 (姫) がいました。楚媛8歳の時、父親 (王) が病に伏し、心配で食が進みません。娘の沈んだ表情を見た父は「病気はもう治ったわい」と嘘をつきます。しかし、楚媛は父親の顔色が相変わらず良くないのを見て、ますます食事が喉を通らなくなっていったのです。

そんな心優しき家族思いの楚媛はやがて美しい女性に成長し、結婚します。彼女は姑の面倒をよく見るだけでなく、夫を立て敬い、小姑たちと仲良くし、目下の者や使用人にもやさしく接していました。

 

当時、宮廷内では「富を誇示する」風潮がありました。贅沢をし、大金を惜しまず費やすのです。そんな中、周囲の人々は楚媛の倹約ぶりを見てこう言います。

「あなたは本当に堅苦しい人ですねぇ。人生は短いのだから、好き勝手、思うがままに暮らしたほうが良いのに。そんなに節約して、何が楽しいのですか?」

 

これに対し楚媛はこう答えます。

「私は小さい頃から礼を重んじるよう育てられました。今、節約をして暮らすのは私なりの『思うがまま』なのです。女性は折り目正しく、謙遜するのが良いと思うのです。もし、贅沢したり自分を放縦したりすれば、名誉を汚すことにほかなりません。」

 

「富貴や贅沢は虚しく、失いやすいものです。失ってしまえば、何に頼って生きていけばよいのでしょう?何をもって、他人に驕ったり、威張り散らしたりすることができるでしょうか?」

「富貴な時にこそ困窮の日々を思うべし!なのです。」

 

 

驕奢(きょうしゃ)・・・おごってぜいたくなこと

放縱(ほうじゅう)・・・勝手気ままに振る舞うこと

 

これらのことはすべからず!

 

考え方はともかく、楚媛のような「お金が有り余っている環境下」にあっても、贅沢をすることなく生活することは大事です。余計なお金があるのであれば、寄付をしましょう!人々のため、動物たちのため、そして地球のために使いましょう!

 

そんな気持ちを持って、

日々利他の心” で暮らしていくことが、「他者のため」であり「地球のため」であり、ひいては「あなた自身のため」にもなるのです。

 

「ボランティア精神のある人は認知症になりにくい」ので、結果「健康長寿」にも繋がっていきます。

 

 

 

ホームレスに渡されたクレジットカード

2010年夏、ニューヨーク在住の会社役員ハリスさん (40代女性) は友人とレストランで食事をしていました。そこでタバコを吸うため一旦レストランを出た2人。

するとホームレスらしき男性が近寄ってきてこう言います。

 

「私の名前はウァレンティ。32歳で失業し三年目になります。今は皆さんからのお恵みで生きています。一つお願いがあります。生活用品を買うのに少しお金をいただけませんか」

同情心がわいたハリスさんは迷うことなく「いいですよ」と快諾したものの、ポケットには現金がなくクレジットカードのみ。。。

 

どうしたものかと戸惑う彼女をみて、男性は小声でこう言います。「もし信用して下さるなら、そのクレジットカードを貸していただけませんか?」

心優しきハリスさんは、なぜかこの時深く考えず彼にカードを渡したのです。

 

カードを手に、男性は「生活用品の他に飲料水を一本買っても大丈夫ですか?」と質問。この問いにハリスさんは「もちろん!他に必要なものがあればカードで買っていいですよ!」と即答。

男性は軽く会釈し、カードを持ってその場から立ち去って行きます。

 

🏃💨

 

友人とレストランに戻ったハリスさんは徐々に不安に襲われます。「あのカードには10万ドルの預金があるの。暗証番号も設定していないし。もしあの人がカードを持ち逃げしたらどうしよう?」

悶々としながら食事を済ませてレストランを出た二人は目を疑います。

 

男性が店の外で待っているではありませんかっ!

 

 

彼はハリスさんに両手を揃えてカードと領収書を返し、こう言います。「洗面用品と飲料水ボトル2本を買い、合計25ドル使いました。確認していただけますか」

 

感動と驚きのあまり、ハリスさんは思わず男性に何度も「ありがとう」の言葉を発してしまいます。

これに驚き困惑した表情をみせた男性は、「助けられた私が感謝する立場なのに、なぜあなたがお礼を言うのですか?」とびっくりです。

 

 

ハリスさんは友人とすぐにニューヨーク・ポスト紙に駆けつけ、「せび報道してほしい」と経緯を語ります。同紙の報道を受け、男性の誠実心は大きな反響を呼びました。テキサス州のある資本家は男性に6千ドルを寄付します。さらに、男性はウィスコンシン州の航空会社と社員契約を結ぶに至ったのです。

 

男性は「小さい頃から母に教えられたことを守ったからこそ、今の結果に至ったのではないでしょうか」と感慨にひたっていたそうです。

 

 

「ボランティア精神のある人は認知症になりにくい」と言います。

 

ハリスさんはおそらく100歳まで健やかに暮らしていけることでしょう。こじつけのように思うかもしれませんが、世の中にボランティア精神は必要です。ボランティア精神のない方はどうしても自分の損得ばかりに目がいってしまいます。「あの人を助けたら自分の株があがるかな」と下心があっても、好意を示せるだけまだマシです。

 

みなさんには、

「ボランティアをすれば認知症予防になるんだ!」ということを胸に、結果 “利他の心” で社会に貢献できる人であり続けてほしいなと思います。

 

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