お風呂のカビを徹底的に除去する方法と対策
頑固で取れにくいイメージのお風呂のカビ。。。専用の洗剤を使っているのにしつこく残ってしまうカビ。。。
「自分なりにかなり頑張って掃除したんだれど、どうしても黒カビだけが落ちない…」とお悩みの方も多いのでは?実はそれ、カビ取りの方法が間違っているだけ…なのかもしれません。
カビ落としにはちょっとしたコツがあるんです。敵の弱点を知り、ちょっとしたコツを把握しているだけでカビ退治は可能なんです!
そこで今回は、「カビの弱点」と「正しいカビの取り方」を紹介したいと思います。
カビの繁殖条件と弱点
まずはじめに、カビは汚れではなく「菌」の一種だということをきちんと覚えておきましょう。つまり、放っておくとどんどん繁殖し広がっていってしまうわけです。
カビの繁殖が活発になる条件は以下の3つですが、お風呂場なんて、まさにカビにとって最高の繁殖環境なのです!
◉ 温度:20〜30℃
◉ 湿度:65%
◉ 皮脂や水垢がたくさん
逆に言えば、この条件のいずれか1つでも取り除くことができれば、カビの繁殖を抑えることができるのです。
《カビの弱点》
「殺菌効果のある洗剤・消毒剤」
「50℃以上の熱」
「乾燥」
ただし、お風呂場を乾燥させたからといって黒カビが自然に死滅することはありません。カビを取り除くために、「殺菌ができるカビ取り剤」か「熱いお湯」を使用しましょう。
カビ取り掃除の注意点
カビ菌は、「菌糸」という植物の根のようなものを伸ばして繁殖していきます。そのため、表面をゴシゴシと擦るのではなく、奥まで「カビ取り剤」or 「熱」を浸透させて死滅させる必要があります。
ただしここで一つ注意事項があります!
カビ取り専用の洗剤は (カビに有効な) 塩素系のものが主流なので、安全のため「ゴム手袋」「メガネ」「マスク」などを装着して保護すべきです!さらに、目より高いところには絶対にスプレーしないようにしましょう!
十分な換気を行い、けっしてほかの洗剤と混ざったりしないよう、単独で使いましょうね!
カビ取り剤の特徴 & 選び方
市販のカビ取り剤には「塩素系」と「酸素系」の2種類があり、どちらにも除菌・漂白効果があります。
《効果が強力な塩素系》
根を張ったカビや時間が経った頑固なカビには効果の強い塩素系がオススメです!ただし、酸性の洗剤と混ぜると危険です!液体のまま使用する場合は、カビ取り剤をカビに直接つけた後、密着させるようにキッチンペーパーでパックし、再度上からカビ取り剤をかけ、食品用ラップでカバーします。
壁に密着させたいときは、片栗粉を加えて固いペースト状にして使うと便利です。1~数時間ほど浸け置きしたら軽く歯ブラシでこすってカビを落とします (パッキンは塩素に弱いので、一晩中の長時間浸け置きは避けましょう)。天井は、カビ取り剤を含ませたシートをフロアワイパーに装着し、優しくカビに塗りましょう。
《安全性の高い酸素系》
効果の高い塩素系カビ取り剤には強い塩素臭があり、酸性の洗剤と混ぜると有害ガスが発生するなど、取り扱いには注意が必要です。なので、お子さんやペットがいる方やプールの匂い (塩素臭) が苦手な方には酸素系がオススメです。
粉末の酸素系漂白剤に40℃のぬるま湯を少しずつ加え、固いペースト状にします。カビに塗りつけたら上から食品用ラップでカバーして数時間置きます。時間が経ったら歯ブラシなどで優しくカビをこすり、水で洗い流します。
《その他》
カビ取り剤以外にも、重曹やクエン酸といったエコ系洗剤 (環境に優しい) も有効です。一般的なカビ取り剤と比べ効果はやや劣りますが、臭いがなく安全です。
効果的な掃除方法
より効果的に「カビを落とす」ため、以下の3つのポイントを必ず守ってくださいね!
- 水分をよく拭き取ってから洗剤をかける
- 時間をかけ、洗剤をカビに密着 & 浸透させる
- キッチンペーパーやラップでパック & カバーする
※ カビ菌は酸素によって活性化してしまうので、できるだけ酸素に触れさせないよう「カビ取り剤が染み込んだキッチンペーパーでパックする」か、「ラップでカバー」しましょう!(より効果的ですよ)
※ カビ取り剤をつけたら、完全に死滅させるために浸け置きをして殺菌成分を浸透させましょう。すぐにブラシでこすったり水で洗い流したりすると効果が出づらくなります。
すぐに擦ってはダメ!
カビを落としたらカビ予防