格安スマホは海外旅行でも使える?
「格安スマホって海外でも利用できるの?」「大手キャリアなら海外ローミングってサービスが使えるしそっちの方がいいのかなぁ?」
こんな疑問をお持ちの方もいるのでは?
海外に出かけたとき、国内で使っているスマホをそのまま使うことができれば、海外用の端末やレンタルWi-Fiを借りたりする手間が省けて安心ですね。
というわけで今回は、特にMVNOで契約したスマホに焦点を当て、「格安スマホは海外でも使えるのか」という疑問に答えていきたいと思います。
結論は「格安スマホは海外でも使える」んですよ!
海外ローミングって何?
まずは、海外ローミングがどんなものかについて説明しましょう。
海外ローミングとは、日本で契約しているスマホやSIMカードを、海外での通信や通話に利用できるサービスのこと。つまり、今使っている携帯電話番号を使って、海外でもそのまま通話や通信ができるサービスのことです。
大手キャリアでは、海外ローミングサービスは通話も通信も問題なく利用できるようになっています (料金は1,000円弱/日)。一方MVNOでは、利用できる会社が限られています (2018年現在) 。
利用できる場合でも、海外で利用時は国内でのプラン契約の適用外になるため、通信料や通話料がその都度かかることになります。
MVNOによってサービスが異なる
現状、海外ローミングを利用できるMVNOは限られていますが、対応している数社の中でもそれぞれに利用できるサービスが異なります。
◉ 音声通話のみ利用可能
◉ 音声通話とSMSのみ利用可能
◉ 音声通話とデータ通信、SMSのいずれも利用可能
以上のように、海外ローミングに関してはMVNOによって対応が分かれます。それでは、音声通話とSMSのみ利用可能のMVNOと契約している場合、データ通信は諦めるしかないのでしょうか。
実は、一部のMVNOでは海外用のプリペイドSIMを用意しており、SIMを差し替えることでデータ通信を利用することも可能です。
※ MVNOでは各大手キャリアの回線を利用してサービスを提供しているため、利用できる地域 (国) はそのキャリアが対応する地域になります
海外でどのような使い方をする?
海外ローミングに関しては、MVNO各社で対応が異なります。そのため、よく確認しないまま海外に行くと「データ通信ができずに困った」といった事態が生じる可能性もあります。
たとえば、あなたが契約しているMVNOが音声通話とSMSに対応した海外ローミングサービスを提供しているのであれば、「海外ではデータ通信を行わない」もしくは「Wi-Fi環境の整っている場所でだけデータ通信を行う」のであれば全く問題ないわけです。「レンタルWi-Fiを借りる」といったこともできます。
お得な現地のSIMが使える
格安スマホはSIMフリーです。つまり、このキャリアでしか使えないというSIMロックがかかっているわけではないので、電波の周波数帯さえマッチすれば日本だけでなく海外のキャリアでも問題なく使えます。
現地で、現地キャリアのSIMカードを購入すれば、現地の電話番号を使ってお得に通話やデータ通信ができるのです。
ただし、現地のSIMカードに差し替えると、(差し替えている間は) 国内で使っている電話番号が使えなくなります。このようなことを考えると、一度に2枚のSIMカードを使うことができるデュアルSIM対応のスマホなら便利ですね。
海外でも格安スマホは使えるの?
結論は「使える!」ですが、まとめると以下の通りです。
◉ 「国内SIMの国際ローミング」もしくは「現地のプリペイド式SIM」を利用すれば使えます
◉ 国際ローミング対応の格安SIMサービスも登場しています
※ 「現地のプリペイド式SIM」を利用する際には、通話・通信に関する料金は現地の通信会社の設定に準ずることになりますから、くれぐれも国内と同様だと勘違いせず、事前に確認しておきましょう。
まとめ
海外でスマホを安く使うなら「SIMフリー」がオススメです!特に出張や旅行で海外によく出かける方の場合は、格安スマホ (SIMフリー) を使った方がお得です。
上述した通り、格安スマホを海外で利用する方法は主に2種類ありますが、「国際ローミングに対応している国内のSIMカード」を利用するよりも、「現地のプリペイド式SIMカード」を利用する方が料金的にはお得です (特に渡航先で頻繁に利用される方は絶対です)。