うつ病・生活習慣病の原因は脳疲労にあり!予防・改善のための心得!

2015年、クリスマスの日に自殺してしまった電通の新入社員。彼女はなぜ自死に至るほどのストレスを抱え込んでしまったのでしょうか。なぜ…?

厚生労働省は、うつ病や自殺による日本の社会的損失額が年間約2.7兆円にのぼるという推計結果を発表しました。

 

内訳は、

・自殺した人が働き続けた場合に得られたはずの生涯所得額

・うつ病による生活保護の支給額・医療費

・休職したことによる賃金所得の損失額

 

など…

 

この2.7兆円、日本全体の総労働人口で割ると、一人あたり年間4万5000円も負担しているということになります。

 

このような、経済的大損失もさることながら、うつ病は、冒頭で述べたような「大切な命を自ら絶ってしまう」原因にもなってしまいます。

 

診断が難しいうつ病…

治療に長期間を要するうつ病…

 

そこでここでは、「人はなぜうつ病になるのか」「その原因はいったい何なのか」「うつ病から自殺に至るのはなぜか」などについて考えてみたいと思います。
 
 

うつ病から自殺に至るのはなぜか?

うつ病が重度になると自殺に走ってしまうことがあります。

なぜうつ病になると「自殺をしたい」と考えてしまうのでしょうか?

 

それは、不安感や焦燥感に苛まれ、「この病気は一生治らない」「周りに迷惑をかけてしまう」などといった絶望感を抱いてしまい、最終的には自らの「死」を選択してしまうからなのです。

 

この「自殺」という選択肢を導き出す背景には、脳内の情報伝達物質が正常に働かなくなっていることが挙げられます。

 

脳内の情報伝達物質には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどありますが、うつ病患者の脳は、強いストレスによってこれら情報伝達物質の量が著しく減少し、脳が機能低下を起こした状態になっているのです。

 

例えば、セロトニンの量が減少すると、ストレスからイライラが増し、暴力性が高まると言われています。この暴力性が内側に向かった場合に、自殺衝動を引き起こすのです。

 

・焦って自分を追い詰めないこと

・周囲の人は早く気づいてあげましょう

 

 

 

ただの疲れとうつ病を見分けるには?
うつ病・生活習慣病の原因は脳疲労にあり!予防・改善のための心得!

ストレスを受けている状態が長く続けば、次第に抵抗力は失われ、心身は疲れきってしまいます。

通常、ストレスが生じると、これを解決しようとして防御反応が働き、ホルモン分泌に異常を起こし、疲れやイライラ、腹痛などの症状が現れます。

 

当然、同じストレスであっても、心に大きなダメージを受けやすい人とそうでない人がいます。性格や気質などによって感じ方は異なり、中にはストレスを自覚しにくい人もいるのです。

ただ、ストレスを自覚しにくい人であっても蓄積されるとエライことになります。少しでも疲れを感じたら、睡眠を十分にとり、生活リズムを整えることが重要です。

 

環境の変化などによってストレスが重なった場合、「何もする気が起きない」ことがありますが、大抵の場合は一時的なもので特に問題はありません (ただの疲れ)。

ただし、このような状態がいつまでも続き、回復しない場合には「うつ状態」です。2週間以上続く場合には「うつ病」の可能性が高いので注意が必要です。

 

・「うつ病」は誰にでも起こり得る病気です

・早期発見、早期治療が大事になってきます

・焦って自分を追い詰めないこと

 

 

 

結局のところ、うつ病の原因は何なのか?

うつ病になる原因は一つだけではありません。複合的にいろいろな要因が重なっているのです。性格や生活環境のほか、社会情勢や時代の変化などにより、脳が正常に機能しなくなったことも一つの要因と言えるでしょう。

専門家の間では、なりやすい性格にいくつかの共通点があるとしています。

 

・几帳面でまじめな人

・言いたいことが言えない人

・道徳観が強い人

・完璧主義者、潔癖主義者

 

など。

 

このようなタイプの人は、他の人よりも大きなストレスを心身に受け、ダメージとなっている場合がありますので、特に気を付ける必要があります。

 

・なるべく息抜きや手抜きをするよう心がけましょう

・たまには言いたいことを我慢せずはっきり言いましょう

・スポーツや趣味で発散することも大切です

 

 

 

病気の多くはストレス過多による「脳疲労」が原因

うつ病・生活習慣病の原因は脳疲労にあり!予防・改善のための心得!

特に健康に気をつかっているわけでもないのに元気で長生きしている人と、そうでない人との違いはいったい何なのでしょうか?

その「健康長寿」の秘訣は、ズバリ!日々の基本的な生活習慣の中にあったのです。

・ストレスを抱え込まないこと

ストレス過多による「脳疲労」がうつ病のみならず、様々な病気を引き起こしているのです。

 

ストレスがあると心が疲れます。忙しくなると体が疲れます。でも、いずれの場合であっても、一番疲れているのは脳なのです。

脳というのは自律神経だけでなく、全身を支配しています。だからこそ、脳が疲れればいろんな不具合が起こるわけです。

 

ストレス過多 → 脳疲労 → 五感の機能が低下 → 行動異常

 

その結果、うつ病などのメンタル疾患のみならず、生活習慣病などの体の病気をも引き起こしてしまうわけです。

つまり、心の病気も体の病気も、おおもとには「ストレス」と「脳疲労」があるということなのです。

 

 

 

終わりに

今の医療は臓器別の縦割り治療になっているため、心臓が悪ければ心臓ばかり、肝臓が悪ければ肝臓ばかり、胃が悪ければ胃ばかりを診ます。パーツごとの医療です。

でも、それらを支配しているおおもとは脳なのです。その大事な脳をストレスから解放させてあげることが何より大事なことなのではないでしょうか。

 

生きている限り、脳にストレスがまったくない状態というのはあり得ません。そのストレスを脳がどう処理するかが問題で、処理しきれないほどにストレスが増えてしまうと、本来の働きができなくなって何らかの病気になってしまうのです。

そういったことから、うつ病も様々な生活習慣病も、誰だってかかる可能性があると言えるでしょう。

 

疲れやすく、なんとなくやる気が起こらない…といった軽度とも言える症状が出た場合であっても、慢心せず、早めにカウンセリングを受けたりすることが大事なのではないでしょうか。

もしそのまま放置し、重症化してしまうと、最悪の場合上述の通り自ら命を絶ってしまうこともあり得るのです。仕事や家庭などのストレスがきっかけとなって発症することの多いうつ病や生活習慣病。

 

予防と改善のためには、日頃からストレスを解消する方法を見つけておくことが重要なのです。

 

 

関連記事: