【長寿の秘訣】ただ○○するだけで100歳の長寿を全うしたイタリア人の話
100歳を超える人たちに「長寿の秘訣は何ですか?」と質問すると、けっこうな確率で意外な答えが返ってきます。例えば、「毎日ボウル一杯のアイスクリームを食べること」出会ったり、「お酒をたくさん飲むこと」であったり・・・
他にも、「脂っこい朝食を食べること」「働き続けること」「毎日の腕立て伏せ」といった回答もあり、何が正しくて何が間違っているのかわからなくなってしまいます。
ただ、結論から先に言ってしまえば、長寿には個人差があり、遺伝子的な要因や生活環境などの影響もあるはずです。一概に「これをやっていたら長生きできる」といったものではないのかもしれません。
ざっくりとまとめると「好きなことをして」「ストレスの少ない生活を送る」ことが健康長寿の秘訣とも言えるでしょう。
そんなわけで今回は、イタリアに住んでいた100歳の方の「長寿の秘訣」を学んでみたいと思います。
ルネサンス期のイタリアは、12世紀頃に発明されたパスタの種類が多様化するなど、食文化がいろどりを増し始めた頃です。当時は「ヘルシーな食事」という概念はなかったので、貧しい民衆たちが食べていたのは、獣肉の脂身と茹でたパスタ。さらにはどっさりとかけたバターやチーズ…といったもの。
このように、バラエティさに欠ける食事が主でした。一方で、裕福な貴族たちは自身の権勢をアピールするために、豪華な祝宴をたびたび開いては食べきれないほどのコッテリとした食事を繰り返していました。
ヴェネツィア共和国の有力貴族であったルイジ・コルナロ(1464~1566)もそんな1人でした。食欲の命ずるままに、満腹になるまで飲み食いをし、腹痛が絶えなかったそうです。
そのうち痛風が出てきて、様々な不調が45歳くらいまで続いていたそうです。「このままではいけない」。。。そう思った彼は、医者を渡り歩いて様々な治療法を試したものの全く効果がなく、とうとう「数か月の命」とまで宣告されてしまったのです。
コルナロは、医師たちを集めて相談し、「節食しよう」という結論に達したのです。これまでは、食べる楽しみを手放すことができず無視し続けてきたのですが、「余命数ヶ月」とまで言われてしまってはそうも言っていられません。
医師たちの忠告に従い、食事を減らしてみると、なんだか体調が良くなった気がしてきたコルナロ。そして1年もしないうちに、きれいさっぱりと病が消え去ったのです。
体調が良くなっただけでなく、彼は短気で怒りっぽい性格から快活で穏やかな性格へと変わっていきました。気分は常に喜びに満たされ、眠りも快適で、いつも楽しい夢ばかりを見るようになったそうです。
それは80歳を過ぎても変わることなく、馬を駆り、山に登り、疲れや衰え知らず。。。その後、102歳に安らかな死を迎えるまで、コルナロは前半生とはまるで別人のような楽しい人生を送ったのです。
彼が実行したことといえば、単なる「少食」ライフです。パン、卵の黄身、肉、スープのみで、1日の総量は約350g。これを2回に分けて食していたといいます。相当少ないですねー。
これとは別にワインを毎日400ccほど飲んでいたそうです。他には、特殊な呼吸法や運動をしていたわけではありません。
現代においては様々なアンチエイジング法やダイエット法が乱立する中、当時の彼は超シンプルな「少食」健康法で見事健康長寿な人生を全うすることができたのです。
とはいえ、1日3食が当たり前の現代人がこれを実行するにはちょっと無理があります。それでも、ちょっと体調がすぐれないときなどに「プチ小食」を実行することは、やってみる価値があるのではないでしょうか。
例えば、週に1、2回くらいは1食抜くとか、週末に断食道場に通うといったささやかな試みだけでも、習慣づければ何かが変わってくるかもしれません。
- 家族と同居している
- 果物を皮ごと食べる
- 血液サラサラになる食品をよく食べる (梅など)
- 水を適度に飲む
- ヨーグルトのような整腸作用のある発酵食を摂る
- 動物性油はほどほどに
- 長寿の身長、理想は168cm?
- 小太りや長い耳たぶもGood?
- 血圧がやや高めの人?
- 頭がハゲている人?
他にも、以下のような特徴を持つ人は長寿になる素質があると言えるでしょう!
- 血液型がB型
- 食事に好き嫌いのない人
- 自己主張の強い性格の人
- マイペースな人
- 好きなことをして人生を楽しんでいる人
- お茶目でエッチな人
- おしゃれな人
- 居住環境に植物が多い人
- 夢をよく見る人
- ウエストが細い人
そして、一番大事なことは、何を食べるか、どう食べるかよりも「人生に生き甲斐を持って精一杯生きること」です!これなくしては、健康も長寿もあったものではありません。
暴飲暴食や深酒、タバコなんかはやめた方がいいのですが、そういった意味では、本当に好きなものは無理してやめず、日々の生活を精一杯楽しく生きることが大事なのではないでしょうか。