お菓子や加工食品は脳に有害?不健康?依存症に?

 

皆さんが普段食べているお菓子には有害物質がたくさん含まれており、その危険性には計り知れないものがあります。さらには、知らず知らずのうちに中毒症状をもたらしているということをご存じでしょうか。そうなんですっ!お菓子を我慢できないのは意志が弱いからではなく「中毒性」があるからなんです。

そこで今回は、「控えたいと思ってもつい食べすぎてしまうのはなぜなのか」「健康面にどんな危険があるのか」「健康に良いお菓子」などについてまとめてみました。

 

「お菓子中毒度」をチェック

まずはじめに、あなたが「お菓子中毒」に陥っていないかどうかをチェックしてみましょう ↓

 

□ 毎日食べている
□ 量 & 回数が増えている
□ イライラしたらお菓子に手が…
□ ストックが常にある
□ ドカ食いをすることも…
□ デザートは別腹
□ 健康診断では血糖値が高め
□ やめられない

 

実は、このうち一つでも当てはまるものがあったら、あなたは「お菓子中毒」に陥っている可能性が濃厚です。

 

 

砂糖の有害性について

砂糖には (麻薬と同じ) 常習性があります。幼い頃から砂糖を使った甘〜いお菓子を食べてばかりいると、大人になっても砂糖を欲しがるのです。それだけならまだしも、砂糖には骨をスカスカにする作用もあるのです。砂糖が体内で消化される際にはカルシウムが消費されることから、骨や歯を弱くするとも言われています。

もちろん、砂糖は脂肪の体内吸収を阻止するカルシウムの働きを邪魔するため、肥満心臓病の原因にもなります。他にも、「偏頭痛」「アレルギー」「動脈硬化」「高脂血症」「高血圧」などの病気を引き起こすこともわかっています。

加えて、砂糖は精製過程において薬剤が使用されています。つまりは有害な食品添加物なわけです。そもそも砂糖は「人間にとって摂取する必要のないもの」なので、摂らないに越したことはないのです。脳に必要なブドウ糖は、米や芋などの炭水化物から体内で作り出すことができます。

 

 

着色料

着色料は発がん性物質のオンパレードです!青色1号〜、赤色2号〜、緑色3号〜、黄色4号〜などなど。。。欧米では禁止されている着色料が日本では使用されています。先進諸国の中で、なぜか日本は合成着色料の規制が甘いのです。

近年増えてきたように感じるガンやアレルギーの原因は、この着色料にあるのかもしれません。

 

 

甘味料

甘味料の副作用として最も多いのは下痢です。人工甘味料は腸内で吸収されにくく、それが原因で身体の調整機能が働くため、下痢になりやすいのです。さらに、中長期的には肥満糖尿病の元となってしまいます。さらには脳への悪影響があることも指摘されています。

 

 

トランス脂肪酸 & 膨張剤

クッキーやビスケットなどのお菓子は人体に危険と言われています。なぜなら、有害なトランス脂肪酸や膨張剤が大量に使用されているため、ガンなどの病気につながりやすいからです。

例えば、市販されているクッキーには「品質の悪い輸入小麦粉」「着色料」「人工甘味料」「合成香料」「膨張剤」「強化剤」など、たくさんの食品添加物が使われています。

他にも、原料にマーガリンが使用されている場合は注意が必要です。摂り過ぎると心疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸が含まれているからです。グルコース (ブドウ糖)、フラクトース (果糖)、マルトース (麦芽糖) などの還元糖にも留意すべきです。ガンのリスクが高まります。還元糖ではなく、非還元糖の「砂糖」や「トレハロース」が使用されているクッキーを選ぶようにしましょう。

 

 

「超加工食品」には要注意!

人類は、はるか昔から発酵食品や塩漬け、薫製など、食品を加工して保存食を作っていました。ところが技術の発達に伴い、高度に加工された食品が急増してきました。「ケーキ」「クッキー」「ドーナツ」「チョコレート」といったお菓子や甘〜い清涼飲料水、菓子パン、カップ麺などです。

これらの食べ物はいずれも「超加工食品」と呼ばれるものです。常温で長期間保存できるよう、砂糖・塩・油脂・保存料などを加えて高度に加工されています。安価で日持ちがするため家計にやさしく何かと便利ですが、欧米では近年、この超加工食品がもたらす健康への弊害に警鐘が鳴らされています。

中でも、特に危惧すべきなのがお菓子です。例えばクッキーやドーナツなどに使われている小麦はグルテンを含みますが、これは様々な体調不良の要因にもなりうる物質です。

 

 

「なんだかだるい」は中毒のサインかも

もともと小麦には今ほど「グルテン」が含まれていませんでした。しかしながら、収穫高を上げるために遺伝子操作された現代の小麦には「グルテン」が多く含有されています。「病気じゃないけどなんだかだるい」と感じている方は、小麦由来のお菓子を控えることで治るかもしれませんよ。

また、甘〜いお菓子を食べると血糖値が急上昇するため、血糖値を下げるホルモン「インスリン」が分泌されます。最近の研究では、このインスリンが「脂肪の分解を抑制」したり「細胞の老化を促す」ことが明らかになっています。しかもこのインスリンは、過剰に分泌され続けると「認知症のリスクを高める」要因になることもわかってきています。

 

 

お菓子は「マイルド・ドラッグ」

ここまで読んで、「じゃあ今すぐお菓子をやめなきゃ」と思うかもしれませんが、我慢・自制が難しいのが「超加工食品」の怖いところです。例えば現代の「砂糖」や「食塩」は自然の状態のものに比べて味が強く、脳の報酬回路を強く刺激するようになっています。

すると「脳内麻薬」とも呼ばれるドーパミンやエンドルフィンといった快楽ホルモンが多く分泌され、抑制が効きにくくなり、摂取欲が増してしまうのです。とある実験においても、1ヶ月ほど「ジャンクフード」を食べ続けた人には「中毒性」がみられています。

 

 

ヘルシーな飲食品も毒?

いやいや、私は体重や血糖値が気になるので「カロリーゼロ」「糖質オフ」のお菓子や飲み物にしているから大丈夫、とおっしゃるかもしれませんね。ところが、「糖質オフ」の飲食品に使われているのは超加工食品のひとつである人工甘味料です。

たとえヘルシーな印象の野菜や果物のスムージーを飲んでいたとしても、その中に異性化糖 (自然由来の果糖を精製したもの) が入っていたとしたらどうでしょう?最近の研究では、異性化糖が「肥満」「高血圧」「糖尿病」の要因であると指摘する声が増えてきています。

健康によいとされる乳酸菌飲料も、原料に果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖が使われていては不健康ですらあります。健康のために飲んでいるドリンクが体に悪影響を及ぼしている。皮肉な話ですね。商品を選ぶ際には十分気をつけてください。