「安心」「美味しい」「健康」に食べられるお菓子たち

 

まず、お菓子中毒を抜け出すために大切なことは「自分がお菓子中毒である」ことをしっかりと自覚することです。自覚するだけでも、無意識に食べていたときとは随分違います。ついでに、以下の7つが「身体に良くない」ということもきちんと理解しておきましょう。

「白砂糖」「果糖」「人工甘味料」「小麦」「食塩」「油」「ストレス」・・・ストレス以外のものは全て精製度が高い不自然な食品です。

 

「でもお菓子は食べたいし、どうしたらいいの?」

そんな方のために、安心して食べられるお菓子をいくつか紹介したいと思います。世の中のすべてのお菓子が有害なわけではありませんからね!

 

まずはプチお菓子断食を!

お菓子には中毒性があります。この中毒状態から抜け出すには、快楽に溺れた脳をリセットする必要があります。どうにかして、期間をきめて「お菓子を食べない」ようにしましょう。まずは3日間、お菓子断ちをしてみましょう。次第に我慢できる期間が長くなっていくはずです。

未来の自分の健康や家族のために、脱・お菓子生活を実践していただきたいと思います。

 

 

「身体に良い」お菓子もあります

お菓子は栄養やダイエットの面から好ましくないというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。中には身体に良いものもあります。仕事中に食べると頭が冴えるものや、低カロリーでダイエットに効果的なもの、子どもや高齢者も安心して食べられるものまで、様々な「身体に良い」お菓子があるのです。

 

 

正しいお菓子の選び方

身体に良いお菓子を選ぶ際のポイントは以下の通りです ↓

 

① 必要な栄養素が入っているか

栄養は、1日3食の食事からだけでは不足することも。特に「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」などは健康のためにも十分摂取したいものです。成長期の子どもや高齢者に大切な「カルシウム」もお菓子から補えるといいですね!また、目の疲れには「ビタミンA」、美肌には「ビタミンB群」など、目的に応じた栄養素をお菓子から摂取するのも一つの手です。

 


② 変な添加物は入っていないか

お菓子のパッケージを見ると添加物がわかります。全ての添加物に害があるわけではありませんが、「保存料」「人工甘味料」「トランス脂肪酸」などはできるだけ避けた方が無難です。小さなお子さんには、手作りのおやつをあげてみてはいかが?

 


③ 低カロリーであることも大事ですね!

 

 

オフィスで手軽に食べられるお菓子

特にデスクワークの人は日中の消費カロリーが少ないため、カロリーの取り過ぎに注意が必要です。「栄養面」そして「手軽に食べられる」ということに焦点を当て、以下のお菓子をおすすめしたいと思います。

 


① チョコレート

チョコレートには「脳の活性化」に不可欠なブドウ糖が多く含まれています。「集中力UP」「抗酸化作用」「ストレス発散」といった効果も期待できますし、できるだけカカオ70%以上のものを選びましょう!

 


② ナッツ類

ご存知のようにナッツ類にはビタミンなどの栄養が多く含まれているのですが、特にクルミには「脳を元気な状態に保つ」オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。非常に良質な油であり、コレステロールや中性脂肪を抑える働きもあります。できるだけ無塩タイプを選んで適量を食べましょう。

 


③ ドライフルーツ

ドライフルーツもおすすめです。中でもブルーベリーには「脳神経機能を高める」アントシアニンが多く含まれています。また、ポリフェノールの抗酸化作用によって「ストレス解消」にもなります。ヨーグルトやアイスにトッピングしても美味しいですしね。

 


④ 大豆バー

大豆は「良質なたんぱく質」「食物繊維」を多く含んでおり、それでいて脂肪分が少ない優秀な食品です。ポリフェノールの一種であるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするため美肌にも効果的と言われています。外食では足りない栄養素を補給することもできますし、おやつで食べるなら大豆バー (おからクッキー) が良いのではないでしょうか。

 


⑤ ごませんべい

「どうしてもせんべいが食べたい」という方は、体に良いゴマせんべいを選びましょう。ゴマには抗酸化作用のあるビタミンEやカルシウムが豊富に含まれているため、米粉だけのシンプルなせんべいよりも栄養バランスが整います。腹持ちがするのもGoodですね。

 

 

子供や高齢者にオススメのお菓子

子供や高齢者たちには添加物が少なく脳に刺激のあるもの (よく噛むもの) を食べてもらいたいですね。

 

① 野菜チップス

ポテトチップスは高カロリーですが、同じような食感と塩分のお菓子が食べたい時には「野菜チップス」がオススメです。様々な野菜が使われており、食物繊維やビタミン類が豊富です。自宅で手作りすることだって可能なんですよ。

 


② アーモンドフィッシュ

アーモンドはビタミンEが豊富で美容にも良い食べ物ですし、小魚には不足しがちなカルシウムやマグネシウム、ミネラルが豊富に含まれています。体作りに欠かせない栄養素が多く、抜群の組み合わせですね。

 


③ シリアル

シリアルには「カルシウム」「ビタミン」「ミネラル」などが多く含まれています。ドライフルーツやヨーグルトなどと合わせて食べると最強です。

 


④ するめ

イカには美容効果のあるビタミンB群やミネラルが豊富に含まれています。また、スルメはよくかむ必要があるので満腹感が得られやすく、脳の発達を促すこともできます。食塩無添加タイプを選ぶと尚良しです。

 


⑤ おしゃぶり昆布

よくかんで食べることから、少量でも満腹感が得られるおしゃぶり昆布は口寂しい時の強い味方です。ちなみに昆布などの海藻類は低カロリーで食物繊維やミネラルも豊富。健康を気にする方は無添加タイプを選びましょう。

 


⑥ もなか

洋菓子に多く使用されているバターや生クリームは脂肪分が多く高カロリーなため、小豆を原料に使った「あんこ」を使った和菓子がオススメです。もちろん砂糖をふんだんに使用しているものはNGですが、小豆は「脳の活性化」も助けてくれてくれるので子供や高齢者のおやつに最適です。

 

 

お菓子は美味しく健康的に!

以上のような「身体に良い」お菓子たちは栄養面で優れているだけでなく、「ストレス発散」や「脳の活性化」にもひと役買ってくれます。お菓子は我慢するものではありません。良質なものを楽しみながら食べる方が絶対に健康的なのです。

自然の野菜 & 果物やハチミツなどを生かしたお菓子には、加工・添加物食品のような中毒性や有害性はありません。気をつけたいのは、血糖値を急上昇させて食欲を増進させる「異性化糖」(ブドウ糖と果糖を主成分とする液状糖) が含まれているものです。甘いお菓子なら、天然由来の砂糖を使っている質の良いものを少しだけ楽しむようにしましょう。

 

参考までに、商品パッケージの原料 (成分表示) に「高果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「ブドウ糖果糖液糖」「砂糖混合異性化液糖」と記されているものには異性化糖が含まれています。

成分表示を見て原料を確認し、なるべく「異性化糖が含まれていないもの」「加工食品でないもの」を選びましょう。もちろん、市販のものでも体に良いものはたくさんありますが、時間があれば手作りにもトライしてみてくださいね。