北島三郎の後継者問題と病気・競馬・年収の話
演歌歌手であり、キタサンブラックなどの競走馬のオーナーでもある北島三郎さんは、頸椎症性脊髄症の治療のため都内の病院に入院しています (2016年秋、80歳)。
ことの発端は2016年夏に自宅で転倒したこと。これにより、持病の頸椎症性脊髄症が悪化してしまったのです。
2013年、キリのいい50回目の出場を最後にNHK紅白歌合戦を引退。理由は諸説ありますが、高齢による体力の限界説、口パク説などいろいろあるようです。
嫁婿の北山たけしに跡を継がせて世代交代をしたい、という思いもあるのでしょう。
今回は、そんな「演歌の神様」北島三郎に関する、知り得る情報全てをまとめてみました。
主な原因は加齢です。高齢者に多く、頚椎 (首の骨) の形が変形し、脊髄を圧迫してしまう病気です。手足のしびれや痛み、首の痛み、排尿や排便の障害などの症状を引き起こします。
稀に、若い人でもなる可能性があり、その場合は何もないところで躓いたり歩行に違和感を覚えるなどの自覚症状で気づくようです。
頸椎症性脊髄症の患者は、転倒などの軽い怪我がきっかけで手足に麻痺を残してしまうことがあります。取り返しのつかないことにならないためにも、特に高齢者は早期発見と日常生活での注意が必要になります。
治療法としては、まずは保存療法を試みますが、それでも改善されない場合は手術となります。現代医学においては、脊髄を回復させる治療法は開発されていません。
そのため、すでに脊髄を大きく傷つけてしまっている患者さんに対しては、手術で痛みはなくなったとしても、後遺症が残ってしまう可能性があります。
入院・手術を行い、症状を軽くさせることはできても、完治することはなさそうです。
北島が卒業して以来、紅白には『やはり御大がいないと現場が締まらない』という声が多く挙がっているようです。
『後輩たちに道を譲りたい』という意向で紅白を引退したものの、今でも出場を願う声は多く、その期待に応えるべく、スペシャルゲストという形であれば可能性もあるのではないでしょうか。
十分にあり得ると思います。
本名:大野穣
愛称:サブちゃん、親父
生年月日:1936年10月4日
出身:北海道上磯郡知内村(現・知内町)
学歴:東京声専音楽学校卒業
職業:演歌歌手、シンガーソングライター、俳優
所属事務所:新栄プロダクション(1962年~1972年)、北島音楽事務所(1972年 ~)
《デビュー前》
高校在学中に『NHKのど自慢』に出場し、司会者に声をかけられたことが歌手への目覚めの第一歩になったそうです。
《上京》
1954年、18歳で高校を中退、東京の親族を頼って上京します。東京声専音楽学校に入学し、渋谷を拠点に流しの仕事をしながらデビューを目指します。
《デビュー》
《北島三郎の主な代表曲》
北島三郎はいい曲揃いです。代表曲としては、「兄弟仁義」、「博多の女」、「歩」、「与作」、 「風雪ながれ旅」、「まつり」、「北の漁場」、「年輪」などが有名です。
◯ 「北島三郎」という芸名の由来
北島三郎の出身地である北海道(北の島)生まれの三郎という呼びやすさや親しみやすさを先行し決定されたそうです。
北島三郎さんの事務所は、かつては大橋純子さん、もんたよしのりさんなどのポップス系歌手も所属する大所帯の事務所でした。
しかし、結束が固かったはずの「北島ファミリー」は今、所属歌手が次々と退社…
一番弟子だった山本譲二さんは2008年に独立し、暖簾分けという形で個人事務所ジョージ・プロモーションを立ち上げます。2014年には小金沢昇司さんも独立。
どちらも、表向きは円満退社ですが、そのウラには後継問題が絡んでいるようです。
北島事務所は親族経営で、北島さんの兄弟や夫人たちがグループ会社も含め代表権を持っています。今の事務所の代表権は長男ですが、将来的に有力視されているのが北山たけしさんなのです。
《一番弟子山本譲二さんの独立は北島さんが決定》
一番弟子の山本譲二さんは、自ら志願しての独立ではなかったのです。これが北島事務所の後継者問題の始まりだったのではないでしょうか。
実際、「みちのくひとり旅」以降はヒット曲に恵まれていないにも関わらず、紅白に13回も出場している山本さん。これは紅白に「北島枠」が存在し、その恩恵に預かっていたから。
この「北島枠」は今後、北山たけしさんが使っていくことになる予定なのでしょう。
そして、もちろん山本さんは暖簾分けですので、今でも「北島ファミリー」の一員であることには変わりないようです。
ちなみに、北島さん引退後、NHKとしては「北島枠」を「Jポップ枠」にしたかったようですが、芸能界の重鎮たちの反対もあり何とか死守されたとか。
以前、あるバラエティー番組に出演していた北山たけしさんは、師匠で義理の父にあたる北島三郎さんについてこう語っていました。
「北島三郎中心の日常がイヤ」
今後どうする北山たけし!
少なくとも、山本譲二さんや小金沢昇司さんといったヒット曲を持つ先輩たちがいない状態では、興行的に成功していけてるのか心配になります。