人気トップアイドルが心病む社会「韓国」
現在、韓国ではアイドルが次々と『心の病気』にかかっていることが話題となっています。
そもそも韓国は、世界一自殺者数の多い国 (人口比で) とも言われており、10万人あたりの自殺者数が日本では18.7人なのに対し、韓国では28.7人なのです。
近年でも、男性アイドルグループ「WINNER」のナム・テヒョンが心労のため活動を休止したり、女性アイドルグループ「クレヨンポップ」のソユルがパニック障害で休むなど、とにかく『心の病気』を理由に一時的に活動を休止するアイドルが多いのです。
中国では「入院させるくらいなら自宅に閉じ込める」とまで言われている精神病患者に対する対応方法。この背景には偏見や差別が存在するわけなのですが、
韓国では、さすがにそこまではしないまでも、先進国トップの自殺率を誇っているにも関わらず、自殺を予防する「うつ病の治療」が遅れているのです。
韓国における風邪にかかった場合の抗生物質や糖尿病薬などの服用量は、先進諸国の中で相対的に多いとされているのですが、精神薬の服用量のみ異常に少ないのです。
この背景には、うつ病患者が精神治療を受けることに対する社会全体の否定的な考えがあります。
そのため、病気を抱えた患者たちは10年以上も我慢し続けることになるのです。
調査対象143カ国の中で国民幸福度の高い国の上位はパラグアイ、コロンビア、エクアドルなどのラテンアメリカ国家ばかり。アジア勢からは、フィリピンとシンガポールが11位、インドネシアがトップ30にランクインしているくらいです。
日本だってトップ100内には入っている状況の中、なんと韓国は先進国と言われる国であるにも関わらず、118位だったのです。
高い自殺率に加えて、「国民が幸せな国」でもないことが判明してしまった韓国。どこに原因があるのかは不明ですが、問題が山積みしていることだけは確かなようです。
『心の病気』の原因は様々ですが、韓国のアイドルたちはデビュー直後から多大なプレッシャーを受け続けているようです。
次々と新しいアイドルが生まれてくる競争社会の中で、インターネットの書き込みを気にしなければなりませんし、何より、日本の芸能人以上に自分の見た目を気にしなければならないのです。
これでは、精神的に追い詰められても仕方のないことなのかもしれません。
日本では、一度アイドルやアーティストのファンになってしまうとずっと応援し続ける人が多いのですが、韓国ではそんなことはありません。
皆、すぐに新しいアイドルに乗り換えてしまうのです。そんなわけで、韓国のアイドルやアーティストたちからは「ファンに長年愛され続ける日本の芸能人がうらやましい」との声が聞かれます。
アイドルへのまなざしも日本と韓国では大違いなのです。日本では、歌や踊りが下手であっても、大して可愛くもカッコよくもないアイドルであっても、所属事務所の力によってそれなりに売れたりもしますが、韓国ではあくまで個人の実力が重要視されているのです。
韓国には「常に完璧なパフォーマンスを見たい」というファンが多いため、日本の主流である実力なきアイドルを重宝する世界ではないのです。常に実力が求められ続けているのです。
完璧なパフォーマンスを求められる韓国のアイドルたち…
レッスンは厳しく、整形も必要。
そのストレスたるや、いかばかりでしょう。
精神的に追い詰められ「心の病気」を発症してしまうのも無理のないことなのかもしれません。