別居状態からの選択!復縁?それとも離婚?
幸せいっぱい!バラ色の結婚生活を夢見ていたのに、現実はケンカばかりの毎日。ついには別居状態。
あ〜あ〜、いっそのこと、このまま離婚してしまった方がいいのかしら?それとも復縁すべき?
そもそも別居状態というのは、片方が家を飛び出してしまった状態のこと。一緒に住んでいた家からわざわざ出ていくわけですから、よっぽど嫌だったに違いありません。
怒りなのか、悲しみなのか、そこは判りませんが、少なくとも「一緒に居たくない」心理が働いたわけです。
さぁ、この後どうしましょう?
本当に一緒に居たくないのであれば、最終的には「離婚」という決断を下すことになります。
そこでここでは、別居中のあなたが、これから「離婚しようとしたらいったいいくらかかるのか」、また、「復縁することは可能か」…ということについて考えてみたいと思います。
あなたがいきなり「離婚」ではなく「別居」を選んだ理由は何だったのでしょうか?口で言っても判らない相手に身体で抗議するため?少しの間双方ともに頭を冷やすため?
それとも、離婚調停の準備段階として別居期間を作っている?だとすれば復縁は難しいですが、そうでないなら充分復縁できる希望はあると言えます。
とはいえ、まずは
《選択肢 ① 離婚》
についても考えておきましょう。
さて、色々あって結局離婚することになってしまいました……しかし、離婚っていくらくらいかかるものなのでしょうか?
◯ 合意の上ならお金はかかりません
基本、結婚は婚姻届を出すだけ、離婚は離婚届を出すだけです。従って、合意の上で離婚する『協議離婚』であれば、かかるのは離婚届を出す手間と時間くらいです。
とはいえ、ここは話し合い次第ですが、財産分与や慰謝料、子供が居れば養育費の問題は出てきます。
◯ 調停離婚の場合
二人の話し合いで離婚が決まらない場合、裁判所に仲介を依頼する『調停離婚』というものがあります。調停の申立て自体には2000円ほどの費用が、それとは別に、調停の度に裁判所へ赴くための交通費が別途必要になります。
調停離婚は裁判所が仲介をして離婚話をまとめるのですが、子供の親権や財産分与などで話がまとまらないことも多々あります。
そこで弁護士を雇うことになれば、着手金が30万~50万、最終的な報酬費用として30〜50万、合計で60万円~100万円ほどはかかると考えられます。
ただし、収入の少ない方であれば着手金無料、最終的に数万円程度の支払いで済む場合もあります。詳しくはお近くの無料弁護士会などにご相談ください。
◯ 探偵費用がかかる場合も
例えば、パートナーの浮気が原因で離婚を申し立てる場合、否認された時の証拠が必要です。このため、『浮気調査』を探偵に依頼した場合、当然調査費用が発生します。費用は調査の大変さによりますが、仮に1週間かかるのであれば50万~100円ほどになるでしょう。
離婚調停や裁判にまで突入してしまうと、支払うお金もさることながら精神的にかなり参ってしまいます。そういった労力を考えると、実際に発生したお金よりもず〜っと損をしている…とも考えられます。
離婚をするということは、結婚にかかった費用や時間が無駄になってしまうわけですから、実質的にはすごく損をしてしまった…とも言えるわけです。できれば離婚にならないよう、早めに手を打ちましょう。
《選択肢 ② 復縁》
「離婚は絶対にしない!」とすれば、復縁に向けて何とかしなければなりませんね。さあ、どうしましょう?
しっかりと自分の気持ちを整理するまでは、下手に (安易に) 連絡しない方がいいでしょう。別居した原因の根本的解決を図っていかないと、後々に火種を残すだけですし、逆効果になる可能性だってあります。
別居は急に訪れるものではありません。一定期間、我慢に我慢を重ね、「もう無理!」となった結果です。今まで何があったのか、何がいけなかったのか、どうしてこうなったのかをよく考えてみましょう。そして、どうすれば改善されるかを考えてください。
浮気が原因であれば、「もう二度と浮気しない」という誓約と覚悟が必要でしょう。直してほしい癖などがあったのであれば、これを機に直す努力が必要です。反省する気がなければ復縁は実現しません。自分の悪いところは徹底的に洗い出しましょう。
焦らず整理することは大切ですが、ゆっくり考えている暇はありません。基本的には、時間が経てば経つほど復縁の可能性は下がっていきます。
一般的には1年を過ぎると復縁が難しいと考えられるので、そこをタイムリミットだと認識し、行動を起こす時は正面から向き合い、誠意を持って対峙しましょう。思いが伝われば、きっと関係は修復されるはずですよ ♡