有名人の戒名について

 

一般的に生前の名前を「俗名」、亡くなった後の名前を「戒名」といい、後者は俗世界と縁を切る意味で授けられます。また、生前に授かる戒名を「生前戒名」といい、縁起が良いとされています。近年は終活の一環として「死後、家族に負担をかけないため」に準備される方も増えてきているようです。

菩提寺があれば住職に「生前戒名を付けてほしい」と相談してみましょう。なければ新たに菩提寺となるお寺を探すか、戒名のみを付けてくれるお寺を探すといった方法があります。通常、お墓のあるお寺 = 菩提寺なので、お墓を探すときに戒名についても相談してみるといいでしょう。

戒名には「故人の歩んだ人生や人となりにちなんだ文字が用いられる」ことがほとんどです。ゆえに、戒名で「その人が生前どんな人だったのか」を知ることができるのです。そこで今回は、「自分で戒名を考えたい」方のために有名人・著名人の戒名を参考にしていただきたいと思います。

 

江戸時代の文人にも院号が

江戸時代の「戒名」については、寺院墓地のお墓を見ることで当時の戒名を偲ぶことができます。

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有名人の戒名 (男性)
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有名人の戒名 (女性)
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まとめ

戒名にはランクがあります。しかも「仏の世界では皆平等」のはずなのにそのランクは経済力に比例していたりします。何だか不思議なシステムですね。でも、一番大切なのは本人と遺族の気持ちです。後々後悔しないよう、戒名を含めた葬儀のあり方については生前からしっかりと家族で話し合っておくといいでしょう。宗派や地域による習わしの違いなどもありますので、詳しい方を見つけて相談されるのもいいでしょう。

最後に、今回見ていただいた有名人・著名人の戒名には、その人が行った偉業が表されていることが多い傾向にあります。これらを参考に、あなたも自身の戒名を考えてみると人生を見つめ直す良いきっかけにもなりますよ。是非一度お試しください。