何年も放置された (お風呂) カビの除去方法

 

ここで紹介するお風呂のカビ取り方法は、まだ発生して間もないカビ…ではなく、何年も放置されてきた頑固なカビの除去法です。

かなりしつこいカビが多いので、お困りの皆様の参考になれば幸いです。

カビは付き初めだとカビ取り用洗剤・重曹・お酢などで簡単に取り除くことができます。でも、年季モノになってくると除去がなかなか困難。。。

 

 

 

カビ取りをする前に (心構え)

カビ取り剤は一般的に効果の強い「塩素系」を使用します。これを浴室 (狭い空間) で使用すると、目や喉が痛くなったりします。なので使用時は窓を開け、換気扇を回し…と可能な限り換気をしてください。

そして、マスクやゴーグルをしましょう。マスクは、通常のものではなく有機ガス用の防毒マスクがベストです。ゴーグルはできれば密閉式で、中に塩素ガスが入り込まないタイプが望ましいです。

ご家庭ではなかなか用意するのは難しいでしょうが、(ゴーグルの代わりに水泳用メガネなど) 代用品でも大丈夫です。

 

 

 

 

パッキンやタイル目地のカビ取り

 

付着して間もないカビは、カビ取り剤を噴霧するだけで簡単に除去することができます。ただ、、、時間が経つと少々厄介です (特にパッキン類やタイル目地は)。

多くの方は、1度の噴霧でカビが除去できると思っているのか (除去できないと) 簡単に諦めてしまいがちです。また、何度も何度もカビ取り剤を噴霧すると、目や喉が非常に痛くなります。

 

それでも、もしあなたが本気で頑固なカビを落としたいと思っているのであれば、マスク & ゴーグルを装着し、根気よく1時間以上噴霧を繰り返してみてください。

それだけの根性があれば、しつこいカビは根負けして落ちてしまうんです。そうなんです。みんなしんどいから適当なところで止めてしまい、「やっぱり落ちなかった」と諦めてしまっているだけなんです。

 

確かに、蓋・シャワーホース・ドア周りのパッキンなどにはかなりしつこいカビ汚れが発生していたりします。深く入り込んだカビは、除去できない場合が多いのも事実です。黒に汚染されたシャワーホースを輪切りにすると、中まで真っ黒…なんてことも。。。

それでも、時間をかけて何度も何度も根気よく闘ってみましょう!諦めない気持ちが一番大事です!

 

 

 

 

パッキン類のカビは落ちにくい

タイル壁の目地や吸水性のあるボード、天井に付着しているカビは案外除去しやすいもの。これは、カビ取り剤が中に浸透しやすいからです。

一方で、パッキンなどは基本的に吸水しません。そんな場所にカビ菌が時間をかけて深〜く根を伸ばしているものですから、基本的にパッキン類のカビは落ちにくかったりするんです。

 

 

カビ取り剤が中に浸透しにくい。しかもあまり強く擦れない。強く擦りすぎるとパッキン類に傷が入り余計に汚れやすくなる。。。困りましたね〜。

しかし、諦めるのはまだ早いっ!頑張ってカビ取り剤を噴霧し続けてみましょう。シャワーホースの場合は、次亜塩素酸ソーダ(カビ取りの元)に漬け置きしたり、噴霧したカビ取り剤をキッチンペーパーで湿布。

それでもダメな場合は数時間とか半日とか湿布を続け、カビ取り剤を補充してあげれば取れる可能性はあります。

 

 

 

 

ジェルタイプを使用してみよう!

カビ取り剤と言えば、噴霧すると泡状になって出てくるものが一般的!ただ、それだけでなくチューブに入ったジェル状のものもあります。

 

 

このジェルタイプは臭いが少なく、目や喉を痛めにくく、ピンポイントで施工できる点がメリットです。

値段は少々高いのですが、ご家庭でのカビ取りにはなかなか有効だと思います。目地1本1本に塗っていくのでかなり手間はかかりますが、一度試してみる価値はあります!

 

 

 

 

タイル壁 & 天井のカビ取り法


 
タイル壁の目地や天井に発生したカビは比較的取りやすいのですが、範囲が広いのでけっこう手間がかかります。さらに、天井の場合は塗布したカビ取り剤がポタポタと落ちてくるので厄介です。

やはりここは、近年よく言われている方法 (クイックルワイパーを使用する) で行いましょう!「シャンパー」という、ガラス清掃の際ガラス面に洗剤を塗布するT字型になった物でもOK!

壁や天井のカビは、酷いところ以外は1回の塗布でかなり除去できます (頑固な箇所には何度か塗布し柔らかめのブラシで擦りましょう)。

カビが落ちたら浴室全面の濯ぎ洗いです。水をかけるとカビ取り剤はすぐに流れていきますが、1度や2度の濯ぎでは不十分です。最低でも4~5回、しつこく濯ぎましょう。

時には壁だけでなく浴槽にも全面塗布した方が無難です。

 

 

 

 

まとめ

結局のところ、頑固なカビには目や喉が痛くなる「塩素系」(効果が強い)  のカビ取り剤を使わざるを得ないのが実情です。私は目と喉を守るため、競泳用の「完全密閉型」水中眼鏡と「有機ガス」用マスクを購入しました。

浴室でカビの除去をする場合、健康を害さないことがとても重要になってきます。

 

 

そして、浴室のカビ対策は「早い対処」と「カビの生えにくい環境作り」がとっても大事!ご自身でなかなかできない場合は、ハウスクリーニングなどに依頼された方が無難かもしれません。

というわけで、お風呂のカビ取りはかなり大変ですが、じっくりと時間をかけて行う必要がある…ということを理解していただければ幸いです。

爽やか空間を守るため、頑張りましょう ☆

 

 
 


最終更新日:2018/07/02