NISA口座の開設は銀行か証券会社か?

 

NISAの制度は2014年から始まりましたが、まだまだわかりにくい点の多い制度ですね。銀行や証券会社のCMなどで認知度は多少高まりましたが、いざ運用していくとなると詳細が不透明な部分もあります。

NISAの概要などに関しては初心者のためのNISA講座 ① そもそもNISAってなに?のページを見ていただくとして、ここでは銀行のNISAと証券会社のNISAの違いについてお話していきます。

 
 

 

銀行と証券会社、どちらのNISAを選べばよいか?

銀行と証券会社のどちらのNISAを選べばよいか…ということに関しては、明確な理由がなければ「証券会社」をおすすめします。

なぜなら、取扱い商品の種類の豊富さ手数料などの面から、証券会社のほうが圧倒的に有利なのです。安易にキャンペーンなどで選ばないことをおすすめします。

 

まず第一に、NISAで大事なのは取扱い商品の豊富さです。NISAでは「取扱い商品の豊富さ」が非常に重要になります。初心者の方は、今はたくさんの商品は必要ないと思うかもしれませんが、非課税期間が5年間あるので長期で運用する方が多いことでしょう。

そうすると、実際に投資を始めて数年が経ち、実力が上がってきた頃には「取扱い商品の豊富さ」がどうしても必要になってきます。そのときになって「あ〜、やっぱり証券会社にしておけばよかった!」と後悔しても遅い…かもしれません。

 

 

ちなみに、銀行のNISAで取引できる商品は「投資信託のみ」となります。一方で、証券会社なら投資信託はもちろん、上場株式や外国株・IPO(新規公開株式)など、いろいろな種類の商品を取引することができます(※NISAでの取扱い商品は証券会社ごとに異なります)。

また、投資信託に関しても、取扱い商品数は証券会社のほうが多いのです。

 

 

 

NISA口座開設の前に通常口座で試してみよう

とはいえ、「初心者なのでなかなか決めきれない」という方も多いことでしょう。そこで、まずは焦ってNISAの口座を作る必要はありません。じっくりと検討してからでも良いでしょう。

できればNISAの口座開設をする前に通常の口座を作って実際に使ってみることをおすすめします。

 
NISAは1人1口座しか持つことができず、NISA口座を作ると数年間は他に変更することができません。よく考え、いろいろと比較(使い比べ)してから口座を開設しましょう。

通常の口座であれば “一人一口座” という制限はないので、いろんなネット証券で口座を開設し、使い勝手を試してみて下さい。ネット証券ならば口座開設は無料で、インターネットから簡単に申込みができます。

 

ちなみに、NISAの口座を開設する場合は、以下の手順になります。

  1. 通常の証券口座を開設をする
  2. その後、ニーサの口座を申し込む

参考:初心者のためのNISA講座 ⑤ どうやってNISA口座を開設するの?

 

 

これは銀行の場合も同じで、銀行に預金口座を持っていたとしてもまずは「投資信託を買うための口座」を開設して、それからNISA口座を申し込むという手順になります。

そのため、通常の口座開設を先にしておくと、後で「ここでニーサの口座開設をしよう!」と決めたときに手続きがスムーズです。

 

 

繰り返しになりますが、NISA口座は1人1口座しかつくれないので、安易にキャンペーンで口座開設をしてしまうのはおすすめできませんが、NISAではない一般口座なら複数の証券会社に口座を作ることもできるので、キャンペーンを利用してみるというのも良いでしょう。

 

 

 

 

証券会社でNISA口座 (少額投資非課税口座)を開設するメリットは?

 

① 取り扱い商品が多い

まず、銀行と比較して、証券会社ではNISA対象の金融商品が多数取り揃えられています。投資を行う大前提として、「自分が運用したい商品が扱われているかどうか」は基本中の基本なのです。

金融機関によって運用できる商品は違うんだ、ということを覚えておきましょう!

 

【銀行】

投資信託の扱いはありますが、株は取り扱っていません。「投資信託しかやらないから、既存取引先の銀行で大丈夫」とお考えの方も、ちょっと待ってください。金融機関によっては、販売本数が非常に少ない場合もありますので、要チェックです。

 

【証券会社】

投資信託と株、両方の扱いがあり、銀行よりも投資信託の販売本数が多くあります。ただし、証券会社によって本数は異なります。例えば、ネット証券のSBI証券や楽天証券などは、投資信託の販売本数が2,000本以上あります。

 

 
 

② 販売手数料がお得

投資信託の手数料のうち「信託報酬」はファンドによって一定ですが、「販売手数料」は証券会社によって異なる場合があります。一般的に、投資信託の売買にかかる手数料 はネット証券が一番安く、銀行は割高になっています。

1回取引をするだけなら、「手数料は大したことない」「多少高くても平気」と感じるかもしれません。しかし、積立投資をする場合、商品によっては買付をするたびに販売手数料がかかってきます。自分の納 得できる手数料の金融機関を選びましょう。

投資信託を選ぶ際、販売手数料のかからない「ノーロード投資信託」を選択肢に入れるのも良いと思います。

 

 

 

おわりに

「自分が運用したい投資信託がどの金融機関で販売されているか」を確認する場合は、 投資信託の名前を検索すると運用会社 (◯◯アセットマネジメントなど) のウェ ブサイトが出てきます。販売会社の一覧も掲載されています。確認してみましょう。

また、数年という長いスパンで使うものですから、転勤・転居する可能性を考慮し、どこに住んでいても口座管理ができる金融機関 (ネット証券・ネット銀行) を選ぶことも重要です。

 

 

《 金融機関の使い勝手をチェック 》

現状、NISA口座は1人1口座です。1度口座を開設したら1年間は金融機関を変更できません。基本的に自分で商品を探して注文を行うネット証券では、使い勝手が重要になってきます。

ネット証券の口座開設は無料なので、まずは普通に口座を開設 し、使い勝手を確認してからNISA口座を開設するのが良いと思います。

 

 

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