株式投資で失敗する人は単なるギャンブラー

 

私の知り合いに、株で1億円という爆大な借金を抱えてしまった人がいます。彼は当初、「1,000万円儲かった!」などと喜んでいた時もあったわけですが、結果的にはその何倍も負けてしまいました。

事業の失敗で借金を抱えていた彼は、たまたま株で儲けたことに味をしめ大博打に打って出たところ、(株絡みの) 詐欺に遭ってしまい、一瞬にして億単位の借金を背負うことになってしまいました。

 

人生って儚いものですね…

というわけでここでは、株で失敗しないために必要な「心構え」「具体的な対処法」などについて紹介したいと思います。是非、最後まで読んでみてください。

 

主婦が陥りやすい株式投資の失敗

世の中には、「株で失敗している主婦たち」がたくさんいらっしゃいます。株ブームが巻き起こり、デイトレという言葉が世に広がった2005年頃からです。

毎日パソコンに張り付いてトレードしている主婦たち…

 

そもそも、一日のうちに何度も売買を繰り返すデイトレには、めまぐるしく変化する相場に臨機応変に対応する「判断力」「売買テクニック」が求められます。

中長期投資と比べると明らかに難易度が高くなりますから、けっして初心者向きではありません。トレード回数が多いということは、それだけリスクが増えるということです。みるみる資金を溶かしてしまうことに繋がりますから、安易にハマってしまわないように注意しましょう。

 

 

 

失敗者は単なるギャンブラー
私は2005年に株式投資をはじめ10年以上経ちましたが、「ライブドアショック」や「サブプライム・リーマンショック」という暴落相場を経験しましたので、相場の恐ろしさはある程度知っているつもりです。こうした経験を通じて、様々なことを学びました。ちなみに、成功者たちの「売買ルール」は 十人十色ですが、失敗者たちの間にはある共通点があるようです。

 

「なぜ、初心者投資家たちはコツコツドカンをやってしまうのか?」

「なぜ、彼らは塩漬けにしてしまうのか?」

 

大きく失敗してしまう理由は、「売買ルール」ではなく以下の3つのポイントでほとんどの場合説明がついてしまいます。

 

 

 

株で失敗する理由

①  メンタルが弱い

「メンタルが弱い = 単なるギャンブラー」です。ギャンブラーから真の投資家になるには、「メンタル」を鍛えなくてはなりません。初心者の方は、「とにかく早く稼ぎたい」「もっと資金を増やしたい」「負けを取り戻したい」…といった欲や焦りから、冷静なトレードができなくなってしまうものです。

「あなたはもしかして、熱くなりやすい性格ではありませんか?」

もしもそうであるならば、「冷静になるまで相場を休む」「精神的に楽に感じる金額まで投資資金を減らす」などやってみる必要があります。

 

 

②  資金管理ができていない

株でいつまで経っても勝てない人は、資金管理ができていない傾向にあります。「資金管理」について、あなたはどの程度知識をお持ちですか?もちろん、正解 (「やり方」「アプローチ方法」) は1つではありません。本1冊書けてしまうくらいの内容だと思いますが、シンプルに言うならば、「1回のトレードにおける損失 (許容リスク) を小さく設定する」ということです。一般的には、1回のトレードの損失は「運用資金の2%以下にするべき」と言われています。事実、私自身この資金管理を徹底するようになってから確かな手応えを感じることができるようになりました。

 

 

③  損切りができない

ただ、損失をコントロールしながら「資金管理を徹底する」のはかなり難しく、自分の意思に反して「売りたくないのに損切りする」ケースがたくさん出てきます。正直、慣れるまで苦痛です。おそらくここで挫折してしまう人が多いのではないでしょうか。

例えば「2%ルール」の場合、資金100万円でスタートしたら一回に出していい損失は2万円ですから、2万円の損失が確定した時点で強制的に損切り (ロスカット) する必要があります。「自分のロスカット・ルールをついつい破ってしまう」という方は、強制的にロスカットされるよう、「ポジション注文と同時にロスカット注文をしておくこと」を強くオススメします。

 

 

 

仕手株という相場の甘い蜜
株式投資をされている方なら、仕手筋が介入している不可解な値動きをしている銘柄があることは誰もが知っていることでしょう。ボロ株・低位株を探せばいくらでも見つかります。仕手筋介入の銘柄は、何もないのに短期間で「株価が数十倍に」跳ね上がったりします。仕手筋が100円以下で大量に仕込んだ後、繋がりのある権力者やメディア関係者に炊き付け、一般投資家が群がり、急騰が止まらなくなったところで仕手筋は売り抜け、爆大な利益を上げるわけです。 

もし、仕手株やボラの高い銘柄に手を出したくなったら…

 

仕手株の危ないところは、(初動ではなく) 一番上がりきったところで手を出してしまうこと。もし仮に、底で仕込めたらリスクなく大儲けできます。つまり、初動で拾うことができれば、相当美味しいのは事実です。

でもこれってかなりダークな世界ですし、リスキーですよね!この気持ちを抱くことこそがまさにギャンブラーであり、破滅の始まり…と言えるかもしれません。

 

できれば皆さんには、正当な方法で真面目にコツコツ楽しみながら (企業を応援しながら) 投資を行っていってほしいなと願っています。