ADHDって完治するの?どうやって治療するの?

 

最近よく耳にする「大人のADHD」って具体的にはどんなものなのでしょうか?

あなたの職場にADHDの人いますか?家庭には?友人には?きっと本人にとってはとても辛いことなのでしょうね。

ちょっと気になったので、知り合いのクリニック医院長に聞いてみたんです (仮にタケルくんとしておきましょう)。

 

「ADHDの人ってどんな特徴があるの?」

「それって治療すれば治るの?」ってタケルくんに聞いてみたんです。

以下にその答えを書いておくので良かったら読んでみてくださいね♡

 

 

 

 

 ADHDの特徴 

 
 

1. 片付けができない

ADHDの人たちは、どうやら「片付けが苦手」みたいなんです。これは、ADHDの「不注意」という症状によるものらしく、例えば「物を分類する」「使った物を元に戻す」「順序立てて片付けする」といったことが上手くできないとのこと。

本人は「片付けよう」と思っても、どうしても上手くできないみたいなんです。きっと辛いでしょうねー。

 

タケルくんが言うには、「その結果、自己嫌悪感や自分否定感が続くと、うつ病などの二次的な障害を引き起こす原因にもなる」のだとか。

何とかならないものなのかなぁ…

私だったら「できないものはできない」って開き直るんだけどなー。

 

 

2. 散財する

ADHDの人たちは、ついつい衝動買いしてしまう傾向があるんですって。私もよく同じような服や靴をバンバン買っちゃいますっ (^ ^)v

自分で稼いだお金で何買おうがいいじゃんって思うんだけどなー。

 

 

3. 失言してしまう

これもADHDの特徴の一つらしいんだけど、つい、思ったことをそのまま口にしてしまうんだって。これだって正直でいいと思うんだけどなー。でも、人を傷つけてしまうのはまずいか…

どうしたらいいんでしょ?

 

 

4. 約束が守れない

あっ、これ、困りますっ!

約束は守ってもらわないと。だって、デートの約束してすっぽかされたりしたら絶対に許せないもん!

 

 

ADHDって完治するの?どうやって治療するの?

 

 

タケルくんが言うには、ADHDには「不注意」という症状があって、物事を順序立てて考えたり実行したりすることが苦手なんだとか。でも、周りの人がうまくサポートしてあげればいいって言ってたし、私が何とかしちゃう!頑張っちゃうもんねー♡

 

 

わたし: ねぇ、医院長。きっと本人だって困っているし苦しんでいるんじゃないかって思うんだけど、何とかならないものなの?

タケルくん: そうだねー。できないことを改善させようとするのもいいんだけど、やっぱり、できないことを素直に受け入れ、できることから少しずつでも始めていくことだと思うよ。周りのみんなもね、理解してあげてほしいな。

わたし: よしっ、わかった!じゃあ、広い心で協力してあげなくっちゃ♡

 

 

 

 

 ADHDって完治するの? 

実は、悲しいことなんだけど、ADHDは注意欠如多動性障害と呼ばれる発達障害のひとつで、治療しても根本的に治ることはないんだって。

でも、適切な治療をちゃんと受ければ、本人を取り巻くつらい状況は徐々に改善されるんですって!みんな、頑張ろうね!

 

 

 

 

 大人のADHDの治療の目的って何なの? 

 

わたし: ADHDは完治しないってことも、治療すれば環境が改善されていくってことも分かったんだけど、でも、なぜ治療しなくちゃいけないの?

そのまま個性として受け止め、本人も周囲の人たちも過ごしていったらいいじゃない?

 

タケルくん: 確かに君の言うことはよくわかるよ。でもね、ADHDは「不注意」「多動性」「衝動性」といった症状から、職場や家庭などでいろんな困難が起きてしまうんだ。

いろいろなことが上手くできないため、自分を責めたり、落ち込んだりすることもたびたびあるんだよ。それって辛いだろ?

 

うつ病や双極性障害(うつ状態と躁状態を繰り返す)だって起こり得るんだからね。だから、そのまま何もしないで放置しておくことよりも、人との関わりを含めた環境の整備を手伝ってあげたり、薬によって症状を緩和させたりしてあげることが大事なんだよ。

君だって少しでも困難な状況を改善させてあげたいって思うだろ?

 

わたし: うん、そうだね!じゃあ、どんな治療法があるのか教えて!

 

ADHDって完治するの?どうやって治療するの?

 

 

 

 大人のADHDの治療方法 ☆ 
 
まず第一に、

環境を改善し社会性や対人関係能力を身に付ける「心理・社会的療法」を行います。状況に応じて、症状を抑える「薬物療法」を併用します。

 

《心理・社会的療法》

本人に自分の特性を理解してもらい、困難の少ない暮らし方ができるようにしていく治療法です。これには、生活環境や人間関係を見直すことなども含まれます。

 

たとえば、

「よく考えてから話す」

「集中できないときは気が散る原因を排除する」

「安請け合いせず、誰かに相談してから返事をする」

 

などの指導が行われるのです。

 

 

 

 

 治療をする上で重要なこと 

治療の効果はすぐには現れませんが、焦らず、少しずつ、成功体験を積み重ねていきましょう。

治療をする上で大事なのは、本人だけでなく、周囲の人にもADHDの症状についてきちんと理解してもらうということなんです。どうしても、周囲の協力が必要となってくるのです。

 

・本人の努力や工夫

・周囲のサポート

 

大事ですね ☆
 

 

 

 

 まとめ ☆ 

 

いかがでしたかっ?

 

本人の努力や工夫次第で少しずつうまくやっていけるようになることもあれば、周囲の協力が必要な場合もある。つまりはそういうことなんですね。

 

 

「指示はできるだけ短く簡潔に出してもらう」

「スケジュールは人目につく場所に貼る」

「期日が近付いたらひと声かけてもらう」

「困った時は家族や友人に頼る」

 

 

といった日頃からの心掛けも大切です♡

 

 

最後に…

 

ADHDの原因はいまだ解明されていませんが、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」が不足することで「症状」が起こるそうです。

現在は、薬物療法によってADHDの主症状を抑える治療が行われています。

 

でも、「散財してしまう」とか「片付けできない」とか「失言してしまう」とかって人間らしくてとってもいいんじゃないのかなー、とも思います。

 

程度問題なのかなー

あまり度が過ぎると困っちゃうからやっぱり治療は大切だってことなんだね。

 

わかりました

 

 

 


最終更新日:2017/11/29