クレジットカードに「付帯」していればお得な海外旅行保険について

 

思いがけず、海外の旅行先で突然病気になってしまったり事故に遭ってしまったら、どう対処していいかわかりませんね?困り果ててしまうことでしょう。そんな時、「海外旅行保険」付帯のクレジットカードを持っていれば安心です。

ちなみに、クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、正式には「海外旅行傷害保険」と呼ばれていますが、ここでは判りやすく「海外旅行保険」と呼ぶことにします。

 

これが付いていれば、万一の補償を受けることができますし、「日本語でのトラブルサービス」もありますから、初めての海外旅行でも安心して旅行を楽しめます。

というわけで今回は、クレジットカードに付帯している海外旅行保険について一緒に考えていきましょう。

 

「海外旅行保険」が付帯されていると安心!

クレジットカードに付帯する海外旅行保険とは、その名の通り海外旅行先での思いがけないトラブルやケガによる医療費を補償するものです。

 

「バッグを盗まれてしまった!」

「怪我をした!」

「病気になってしまった!」

 

うまく言葉が通じない異国の地でこのようなハプニングに遭遇してしまったら、あなたはきっとパニックに陥ってしまうことでしょう。さらに、運悪く入院してしまったらその支払いをどうすればいいのか気が気でないはずです。

でもご安心を!このような突然のトラブルにも、「海外旅行保険」付帯のクレジットカードを持っていれば心配無用なのです。

 

  • 日本語オペレーターサービスで、トラブルの相談に乗ってくれる
  • 治療費は付帯する海外旅行保険が補償してくれる

 

 

 

要確認!「自動付帯」と「利用付帯」

まずはじめに、「海外旅行保険」が付帯しているクレジットカードと付帯していないクレジットカードがあることを覚えておいてください。その上で、前者の場合、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類の付帯条件が存在していることも知っておかなくてはなりません。

 

◉  自動付帯・・・クレジットカードを持っているだけで保険が適用される

 利用付帯・・・旅行前や旅行中にカードを利用すると適用される

 

あなたのカードがどちらなのか、旅行前に必ず確認しておきましょう。

 

 

 

海外旅行では「治療費」が重要!

最悪の事態を考えると、「死亡」に対する補償もしっかりしている方がより安心かもしれませんが、確率的にはかなり低い状況にあると言えますし、万一死亡事故に遭遇した場合でも、おそらく一般の生命保険には加入していると思いますので、クレジットカードには死亡補償がなくても大丈夫なのではないでしょうか。

それよりも重要なのは、旅行先で病院にかかって治療した時の治療費の補償額です。海外の医療費は驚くほど高く、例えば盲腸で緊急搬送されて手術・入院した場合、数百万円の治療費が請求されたりするケースも!

 

 

ですから、クレジットカード付帯の海外旅行保険は「死亡・後遺障害」の補償額で選ぶのではなく、「疾病治療費用」や「障害治療費用」などの治療費を適切にカバーしてくれるものを選ぶことが大事になってきます。

基本的には、クレジットカードに海外旅行保険が付帯していれば、必要最低限の補償内容が用意されているはずですが、カードの種類によっては足りない場合もありますのでよく確認しておくことが必要です。

 

 

 

補償額が少ない場合は複数枚持とう!

年会費無料と有料のクレジットカードでは、海外旅行保険の補償額にも差が出てきます。これは仕方のないことですね。なので、もしあなたがお持ちのカードが年会費無料のものであれば、補償額はカード枚数でカバーしましょう!

例えば、年会費無料Aカードの疾病治療費が200万円、年会費無料Bカードの疾病治療費が200万円とした場合、この2枚を持っていれば、A+Bで合計400万円の「疾病治療費」になったりします。
 

このように、年会費無料のクレジットカードでも複数枚持っていれば、そのカード枚数分の補償額を合算することができますが、そのためには全てのカードの保険が適用される状況になっている必要があります。

「利用付帯」のカードであれば、利用して保険が適用される状態にしておかなければなりません。

 
ちなみに、死亡・後遺障害の補償額は複数のクレジットカードを持っていても、いずれか1つの最も高い補償額が限度となり、合算することはできません。

 

 

 

できれば、治療費立て替え不要のカードを選ぼう!

通常は、治療費が付帯保険で補償されていても、いったん海外の病院で費用を立て替える必要があります。いくら後で戻ってくるとはいえ、何百万円もの高額な金額をその場で立替えることはかなり厳しいのではないでしょうか。

そこであると便利なのが「治療費立て替え不要」「キャッシュレス診療」のカードです。このカードであれば治療費を立て替える必要がなく、病院はカード会社に直接請求を行ってくれます。

ただし、年会費無料の付帯サービスにはなかなか対応していないので、付帯サービス内容をよく確認しておくことが必要です。

 

 

 

おわりに

以上述べてきたように、クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていれば、一般の海外旅行保険に加入しなくても済むかも知れません。

もちろん、希望する補償額は人それぞれ。不足していると思えば一般の保険にもきちんと加入しておきましょう。

 

最後に、

詳しい条件や利用方法がわからない場合は遠慮なくクレジットカード会社に問い合わせしましょう。