「目の痒み」の原因と対策 (効果覿面なツボ)

 

目のかゆみは結膜炎によって引き起こされる症状の1つです。結膜炎とは、外部からの刺激によって結膜が炎症を起こした状態のこと。

ちなみに結膜とは、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。この結膜炎の原因には「アレルギー性」のものと「非アレルギー性」のものがあります。

 


 

1 )アレルギー性結膜炎

外部からのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)によって炎症が起こる症状です。目のかゆみのほかに、くしゃみ・鼻水などの症状を伴うことが多いのが特徴です。
 

★ 代表的なアレルゲン

  • 花粉
  • ダニ・カビ・ホコリなどのハウスダスト
  • ペットの毛など

 


 

2 )感染性結膜炎

  • 細菌による感染
  • ウイルスによる感染など

 

 

以上、

目の痒みの原因は様々ですが、原因を突き止めた上で「かゆみ」を取り除く目薬を点眼してください。我慢して、手でこすったりしてしまうと目の表面を傷つけてしまいますので注意しましょう。

さて、ここでは「花粉症」に伴う目のかゆみについてまとめてみました。みなさんの参考になれば幸いです。

 

 

 

花粉症の目の痒み

くしゃみ・鼻水・鼻づまり、、、そして目のかゆみ。つらい花粉の季節を乗り切るためにはまず花粉症をよく知り、シーズン前から正しい対策を立てておくことが大事です。

花粉症とは、花粉が原因となって引き起こされるアレルギー性の病気をいいます。花粉症の4大症状は「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ」ですね。

 

◉  続けざまに出るくしゃみ
◉  サラサラした鼻水
 目の痒み

 

 

そうなんです!

繊細な私たちの目は、花粉というアレルギー物質によって「痒み」「充血」「目ヤニ」「異物感」「まぶたの腫れ」「灼熱感」などの症状を引き起こされてしまいます。それが上述した「アレルギー性結膜炎」なんです。

アレルギー性結膜炎には、花粉のシーズンにだけ発症する「季節性アレルギー性結膜炎」と、ハウスダストやダニなどを原因とする「通年性アレルギー性結膜炎」があります。今一度、自分のアレルギーの原因が何なのかを正しく知り、適切な対策を施しましょう。

 

 

 

初期治療でシーズンに備えよう

花粉症対策の一つとして、「飛び始める前」に予防対策をすることが考えられます。

花粉症が始まる前に行う対策としては、花粉が飛び始める2週間ほど前から、抗アレルギー薬の服用を始める「初期療法」が行われています。

この初期療法を行うことにより、症状を軽減させることが期待できます。花粉症で目の症状に悩まされた経験のある方は、花粉飛散情報に注意して早めに眼科を受診しましょう。

 

 

 

毎日の習慣が症状を和らげる

花粉が飛散するシーズンの対策として、「花粉の飛び方の特徴を知っておく」ことが非常に大事です。

 

  • カラッと晴れた気温の高い日
  • 風の強い日
  • 雨の翌日
  • お昼過ぎ
  • 日没頃

 

 

以上のような日や時間帯には花粉が舞いやすいので十分気をつけましょう!何と言ってもアレルギーの原因(アレルゲン)となる花粉との接触を避けることが大事なんです!

 

 

このように、基本的な気配りを日頃から行うことが症状の予防・軽減につながるのです。残念ながら、花粉症を根本的に治す薬は現時点ではありません。

つまり、一度発症してしまったら、しばらくはず〜っと花粉症とお付き合いしていくことになるのです。要は、セルフケアの達人となり花粉症と上手に付き合っていくことこそが、花粉シーズンを明るく過ごす秘訣なんです ♡

 

 

 

目薬選びのポイント

私たちの身体には、体内に侵入した異物を排除しようとする働きがあります。しかし、(人によっては) ある特定の異物が入ってくると排除しようとする働きが過剰に反応し (アレルギー反応) 、「目の痒み」といった症状となって現れてしまうのです。

現代の医学における花粉症の治療法としては、アレルギー炎症を緩和する抗アレルギー点眼薬で症状を抑えること。これに尽きます。

 

 

抗アレルギー点眼薬の主な作用は以下の2つです。

 

①  メディエーター遊離抑制薬

花粉症の症状を軽くしたい方に最適

炎症細胞のひとつ「肥満細胞」に働き、ヒスタミンなどの炎症を起こす物質を出しにくくするお薬です。

 

②  抗ヒスタミン薬 

痒みの症状を早く抑えたい方に最適

ヒスタミンの働きを抑えることで、早めに症状を抑えることができます。

 

 

 

花粉症にオススメのツボ

ツボを適切に扱って、少しでも症状を緩和させていきましょう。

 

①  合谷

合谷 (ごうこく) は、首から上の症状全般に効くツボです。鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・充血・顔のむくみ・頭痛など、花粉症の全ての症状を改善させるために、オールマイティな効果が期待できます。適度な力で揉んであげましょう。

 


 

②  「魚腰」(ぎょよう)「太陽」「承泣」(しょうきゅう)「清明」(せいめい)

これら目の周りにある4つのツボ を刺激してあげると「目の充血」「痒み」「腫れっぽさ」を改善させることができます。

 


 

③  「上迎香」「迎香」

上迎香 (じょうげいこう) と迎香 (げいこう) のツボ押しには、鼻づまりを緩和させる効果が期待できます。

 


 

以上、

ツボ押しは、夜寝る前に楽な姿勢で行うのがオススメです。これらのツボを押すことで血流は良くなります。副交感神経が刺激されリラックスできるので、安眠にもつながりますよ ♡

 

 

 

まとめ ☆

いかがでしたか?

アレルゲンに過剰反応してしまう以外にも、

 

  • 目の乾燥
  • コンタクトレンズの不適切な使用
  • ハウスダスト・アレルギー
  • 細菌・ウイルス感染

 

などでも「目の痒み」が現れたりします。

部屋をマメに掃除したり、目を冷やしてみたりと対策はいろいろ。あらゆる手段を駆使して、辛い花粉症の季節を乗り切っていきましょう!