妊活離婚しないために夫婦で絶対話し合っておくべきこと

 
現在日本では、約1割の夫婦が「不妊」に該当すると言われています。「あなたの子どもが産みたいの」・・・幸せな家庭を築くため、そんな言葉から始めた不妊治療ですが。。。

いつの間にか夫婦の間には深い溝が生まれてしまうという話も珍しくはないのです。心身ともに苦痛を感じてしまう治療や、高い費用をかけてもダメだったというダメージからの離婚…少なくないのです。

 

だからこそ言える、ギャンブルとも言える「妊活」を始める前に、夫婦で絶対に決めておくべきことがあると思うのです。

 

そこで今回は、「不妊が原因で離婚された方の体験談」と「妊活前に夫婦で絶対に決めておくべきこと」について書いていきたいと思います。最後まで是非お読みくださいね。

 

 

 

「不妊が原因で離婚された方の体験談」

世の中には、不妊がきっかけで深まっていくものが2つあります。一つは「絆」、そしてもう一つは「溝」…

まずはじめに、「溝」になってしまったケースを紹介させていただきます。

 

不妊離婚の原因と解消法

 

 

《体験談① 罪悪感からの離婚》

「僕は子供が欲しかったけれど、できないならできないで二人仲良く生きていけばいいと思っていたんです。でも、元嫁はごめんなさい、ごめんなさいって謝ってばかりで、とうとう離婚してくれって向こうから泣いてお願いされたのです。彼女は情緒不安定になってしまい、罪悪感にひどく苦しんでしまったのです。」

 
 
《体験談② 不妊から鬱に》

「なかなか子供ができぬまま、私たちには苦悩の日々が続いていました。子供が大好きだった彼女は、不妊を知り治療したものの、結果が実らなかったためにうつ病になってしまったのです。そして、最終的には離婚にまで追い込まれてしまったのです。」

 
 
《体験談③ 次第に夫婦仲が険悪に…》

「私は不妊治療のためにかなりのお金を使いました。ある日妻に、もう治療はやめよう、と話したのですが、妻は納得してくれず、治療をやめるなら離婚しようとまで言う始末。これを機に、夫婦仲はどんどん悪くなり、喧嘩が絶えなくなりました。私は、そんなことにお金を使うより、夫婦で楽しく旅行をしたり、美味しいものを食べたりして夫婦の絆を大切にしたかったのですが…」

 
 


 

ここまでお読みになり、どのように感じられましたでしょうか?

 

妊活は、うまくいけば良いのですが、時に「離婚」という結果を招きかねません。そこで次に、「妊活前に夫婦で絶対に決めておくべきこと」について述べていきたいと思います。

 

 

 
妊活離婚しないために夫婦で絶対話し合っておくべきこと

 

「妊活前に夫婦で絶対に決めておくべきこと」

妊活 (不妊治療)には、お金や時間だけでなく、多くの様々なエネルギーが費やされます。例えば私の知人に、5年間で2,000万円を使い、挙句に子供はできず、疲弊しきってしまったご夫婦がいらっしゃいます。

5年もの貴重な歳月を全て治療だけに捧げた彼ら…

 

妊活は、いつ授かるとも、また授からないともわからない治療なのです。それゆえ、「ここまで金をかけたのだから」とやめどきを失うギャンブル的な要素もあります。
 

ですから、不妊治療を始める前には必ず、

予算と期間を決めておくべきなのです。

 

そして
 

1.二人とも本当に子供が欲しいのか?

2.お互いどこまで本気で協力できるのか?

3.二人で生きる、養子を受け入れる選択肢はないのか?

 

これらのこともしっかりと話し合っておきましょう。

 

妊活離婚しないために夫婦で絶対話し合っておくべきこと

 

 

 

おわりに

不妊治療とは、毒にも薬にもなる劇薬なのかもしれません。二人の気持ちが一致していなければ、やがて毒となり不和が生まれてしまいます。

一方で、互いに寄り添い、常に手を繋ぐことができれば、たとえ授かることがなかったとしても深い絆が生まれることでしょう。

ある意味、妊活とはパートナーの愛情を推し量る「リトマス試験紙」とも言えるでしょう。だからこそ、二人揃って本気で「子どもがほしい」と願うのであれば、上述した「決めておくべきこと」をしっかりと話し合った上でチャレンジしていただきたいのです。

 

治療をきっかけに互いの愛をかえりみる。。。

 

素晴らしいことではありませんか。赤ちゃんだって、愛し合っているあなたたちの子供としてこの世に生を受けたいと願っているはずですよ。
 

 


最終更新日:2017/11/29