40代の4人に3人が準備不足の「年金」& 定年後も働き続ける日本人

 

「人生90年」時代になりつつある日本ですが、老後が長くなってくると必然的に老後資金への不安が頭をもたげてきます。30年後の年金給付額は、なんと!現在の約40%…とも言われていること、ご存知ですか?

つまり、「年金が減る」ことが十分に予測されているからこそ、「老後に備えた準備」をより一層万全にしておきたいと思うはずなんです!

 

最近、老後資金に大きく影響する「年金」や「公的介護保険」の改正に関する情報をよく耳にします。聞けば聞くほど不安になってきませんか?

そして、その30年後に受給している世代である40歳代の人たちが、一番多く「老後の資金は準備不足です」ときっぱり答えているんです!

 

教育費。。。

住宅ローン。。。

家計にゆとりがない。。。

老後の備えに着手できない。。。
 

 

 

 

 

老齢年金は定年後の生活設計を支えるもの

 
リタイア後の生活設計を考える際には、公的年金 (老齢年金)が一番重要なものとなります。何よりも、生涯にわたって受給できるわけですからねっ♡

 

でもちょっと待って!

 

冒頭の話からすると、現在40代の人たちがおよそ30年後にもらえる年金額って今の40%程度なんでしょ?

 

 

しかも、現状であっても以下の通り…

 

 

 

 

これじゃあ、安心して生活できないよねぇ…

 

 

…とそんなことを言ってても仕方ないので、

まずは現状の老齢年金受給事情を以下に紹介しておきましょう。

 

 

 

 

 

公的年金制度は3階建て

日本の公的年金制度は「3階建て」になっています。1階部分の国民年金からは老齢基礎年金が、2階部分の厚生年金から老齢厚生年金が支給されます。

 

 

 

まずは、公的年金の仕組みについてここでおさらいしておきましょう。

 

 


 

 

日本に居住している20歳以上60歳未満の人は「国民年金」の被保険者となります。その中でも3つに分類されており、サラリーマンや公務員など職場から加入している人を「第2号被保険者」、その第2号被保険者の被扶養配偶者で年収130万円未満の人は「第3号被保険者」、それ以外の自営業者などは「第1号被保険者」となります。

 

現在のあなたはどこに分類されますか?

 

 

さて、

そんな年金制度はよく「3階建て」と言われています。

 

・全員が加入している国民年金 (基礎年金)=1階部分
・会社員などの第2号被保険者が加入している厚生年金=2階部分
・確定拠出年金や厚生年金基金、年金払い退職給付=3階部分

 

 

 

 

 

 

(現在の) 標準的な夫婦のモデルケースは…

国民年金から支給される老齢基礎年金は、20〜60歳まで40年間真面目に保険料を払い続けた人で、1ヶ月に65,000円ほどもらえるようになっています。

これに加えて、「2階部分」の厚生年金がありますので、一般的な夫婦 (妻は専業主婦) が受給できる標準的な年金額は、1ヶ月に22万円ほどです。これはあくまでも一例なのですが、実際に受給している人はどのような状況なのでしょうか?足りていますか?

 

一方で、(現状であっても) 平均受給額は国民年金が5万5157円、厚生年金が14万5305円というデータもあります。この40%の額になってしまうかもしれない30年後の日本っていったい…

何はともあれ、厚生年金が国民年金の約2.6倍となっていますので、厚生年金のあるなしは大きいですね!

 

 

 

 

 

自分で年金を作っていこう♡

さて、ここまでみてきてどのように感じましたか?

 

 

国は明らかに、国民に都合の悪い情報を隠し、いろんなツケを未来に回しまくっていますので、あながち「30年後の年金給付額は現在の約40%…」という話は嘘でもない気がします。

そこで、元気に楽しく90歳代を満喫していくためにも、私たちは一人ひとりが公的年金だけでなく自分自身で独自の年金を作っていかないといけないと思うんです!

 

だって、多くの人にとって、公的年金の支給額だけでは老後の生活はまかなえそうにないのですから。。。

 

どうやって作っていくかは各々考えてみてくださいね♡

 

 

 

 

 

定年後も働く人たちの現状

改正高年齢者雇用安定法が実施され、60歳の定年後も多くの人が働き続けるようになりました。労働条件や雇用形態、仕事内容、給与水準などは問題ないのでしょうか?

 

良くも悪くも…
8割超が定年後も継続雇用されることを希望!

 

 

原則、65歳までの雇用を企業に義務づけた「改正高年齢者雇用安定法」が実施され、
 
・継続雇用された者80%超
・継続雇用を希望しなかった者約18%
・継続雇用を希望したが継続雇用されなかった者0.3%

 

といった結果となっています。

 

 

これからますます、60歳以降の就業環境の整備が重要になってきます。皆さんも、明日はわが身です!真剣に、この辺りのことを家族と話し合い、自分の人生は自分で切り開いていきましょう♡

 

 

 

 

 

定年後も働く理由は「生活のため」

かつてのように、「60歳に定年を迎えてあとは悠々自適、趣味三昧……」という時代ではもはやないのかもしれませんね。

事実、定年後も働き続ける人は多く、働く理由としては「生活のため」がダントツのトップです!「生き甲斐」といった動機よりも、「お金」が働く理由なんです。もちろん、中には「自分の経験や能力を活かしたいから」と答えている人たちもいるんですけどね
 

皆さんは自身の定年後ライフをどう考えていますか?

 

 



● 継続雇用者の就業理由トップ5

 
1位: 現在の生活のため
2位: 老後の生活に備えて
3位: 健康のため
4位: 職場から働くことを望まれているから
5位: 自分の経験や能力を活かしたいから

 

 理想的には、
「働く」にしろ「働かない」にしろ、利他の心をもって社会に貢献できる老後の生活を送っていきたいものですね♡

 

 


最終更新日:2017/12/03