【職場の悩み】「大嫌いな人」とどう付き合っていくべき?
長く会社勤めをしていると、上司、同僚、部下、他部署、取引先の中に、どうしても「苦手な人物」が出てきます。中でも、長い時間を一緒に過ごすことになる直属の上司や部下、同僚の中にウマが合わない人物がいると、寿命を縮め、大病となってしまうかもしれない「ストレス」となってしまうのです。
会社に行くこと自体が「もう嫌」かもしれませんね。
その人の声を聞くだけで虫唾がはしる。同じ空気を吸うのもイヤ。関係が悪くなると、このような気持ちになったりします。運よくどちらかが異動すれば良いのですが、そうでない場合、「この人といつまで一緒にやっていかなきゃならないの・・・?」と憂鬱になります。
心にも体にも良くないし、仕事に集中できませんよね。一体どうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、「職場で嫌な人との接し方が楽になる」方法・考え方をいくつか紹介したいと思います。
その人を “嫌うまい”としているからこそ、拒絶反応が起きてしまっているかもしれません。心は「嫌」と言っている。にも関わらず、無理して「一緒にうまくやっていかなければならない」と頭で考えてしまう。
だからこそ、体が拒否反応を起こし、心身に悪影響を及ぼすのです。
考えてみてください。どんなに素晴らしい人であっても、2割の人からは好かれ、6割の人からはどちらでもなく、2割の人からは嫌われる…といいます。
この法則に従って、職場の全員を無理して好きになる必要はないと考えていきましょう。
苦手な人に対して、「何とかして良好な関係を築かなければ」と努力している人も多いのではないでしょうか。しかしながら、うまくいかないものは上手くいかないのです。
ムダな努力をするよりも、避けて通れるのであれば、そうした方が良いでしょう。
実は、夢や目標を実現している成功者たちは、どうしても好きになれない人とは一定の距離を取っているとも言われています。相手を変えようとしたり、相手に合わせるために自分を変えようとしたりするのはパワーの無駄遣いでしかありません。
ここは割り切って、苦手な人を避けて通ることで心身の健康を取り戻しましょう!
いっそのこと、「私はこの人が大嫌い!」と認めてしまいましょう!「私はこの人が嫌いだし、向こうも私のこと嫌ってる。だから、うまくいかなくて当然」。
そう考えると、不思議と気持ちが楽になります。「うまくいかなくて当然」のところから始まるので、ちょっとでもその人と自然な会話ができたり、その人が自分に優しくしてくれたりすると、それだけで評価がぐっと上がることもあります。
例えば、「すぐに大声で怒鳴る」上司に対して苦手意識を抱いているとします。こうした場合、「できるだけ顔を合わせたくない」「近寄りたくない」となってしまいます。
しかし、視点を変えて「この上司は誰に対しても怒鳴り口調だ。彼は怒っているわけではなく、そういうコミュニケーションパターンの人なんだ」と捉えれば、冷静に接することができます。
さらには、「指導に熱が入り過ぎているんだ」「自分を育てることに必死になってくれているんだ」と考えることができれば、随分とポジティブな気持ちになれます。
「些細なことをネチネチと突いてくる」と思うと腹が立ちますが、「細かいことに気付いてくれるので助かる」と思えば、感謝の気持ちが生まれます。
感情を抑え、「淡々と目標を目指す」のも得策でしょう。感情に振り回されず、ドライに「目的達成のために必要なこと」に徹し、「嫌な人」とは最小限のコミュニケーションにとどめることができればしめたものです。
「A については突っ込んだ話し合いが必要だが、B については自分の独自判断で進めよう」といったように、自分の行動を取捨選択するのです。そうすれば、コミュニケーションの主導権が握れていることを実感でき、人間関係のストレスも和らぎます。
苦手な人以上に味方になってくれる人がたくさんいれば、苦手な人の存在が気にならなくなる。そう考え、たくさんの味方を作るべく、苦手な人に対しても自分から挨拶をするなど、積極的に話しかけていきましょう!
挨拶はいつも自分から、です。「楽しそうだね。何かいいことあった?」「最近、ちょっと疲れてない?」「この間話してた案件、うまくいってる?」などなど。
言葉をかけられた側は、「自分のことを気にかけてくれている」と嬉しく感じるものです。ひいては、あなたが困っているときには「力になってあげよう」とすら思うようになるわけです。
そういった意味では、自分の知識や情報、アイデアを惜しみなく相手に与える行動も良好な人間関係には必要なことなのではないでしょうか。
いかがでしたか?
「これっ!」といった方法はありましたでしょうか?
もちろん、相手のタイプによっても違いますし、お互いの関係性によっても最善の対処法は異なると思います。
- 「どうでもいいや」と諦める
- 「自分を見つめる良い機会」と考え、相手を冷静に客観視してみる
- 相手の長所を探してみる
できるだけ距離を置いてみたり、逆に思いっきり近づいてみたりと、あの手この手を試しながら、最良の策を模索してみてください。
こう考えると、何だか楽しくなってきませんか?
嫌いな人のことで頭をいっぱいにするなんて、人生もったいないと思いませんか?もっと素敵なことのために頭も心も使いましょう。
だからこそ、無理して好きになろうとはせずに、「嫌いなものは嫌い!」と潔く認めてしまうと楽になります。
ぜひ試してみてくださいね ☆