40代でも発症するアルツハイマーを予防するドリンクを毎日飲もう!
超高齢化社会となった今、自分もいつ認知症を発症するかわかりません。そんな中、認知症の中でも、アルツハイマー型認知症予防に「効果的な飲み物がある」との研究発表がありました。
そもそもアルツハイマー型認知症とは、記憶・思考・行動に問題を起こす脳が萎縮してしまう病気のことです。
(できれば罹りたくない病…)
アメリカでは500万人以上がアルツハイマー病を患っており、日本においても約116万人、2020年には167万人に達すると予測されています。
日本のみならず、世界中で年々増加し続けているわけです。
では、そのアルツハイマー型認知症の予防に効果のある飲み物っていったい何なのでしょう?
とその前に…
一般的に「アルツハイマー」は、主に65歳以上の高齢者に多くみられる病です。
しかし、働き盛りの40~50歳代の中高年の間でも、アルツハイマーに似た症状が出る患者が増えていることから、この患者を「若年性アルツハイマー」と呼んでいます。
この病気は、どちらかといえば男性より閉経後の女性に多いようです。
アルツハイマー病は認知症の一種です。
記憶・動作・認知など知的機能が継続的に低下するのが認知症ですが、その中でも特にアルツハイマー病は、脳の神経細胞が死んでいく「神経変性疾患」の代表格なのです。
大脳の表面に広がる大脳皮質が萎縮してしまい、βアミロイドというタンパク質が脳内にたまり、脳のゴミ「老人斑」が作られます。
また、マイネルト核と呼ばれる神経細胞が変性・脱落してしまい、アセチルコリンという神経伝達物質が減少します。
遺伝性の強い脳疾患ですから、初期症状の兆候が見えて、かつ親族間に若年性アルツハイマー病の人がいた場合には、早めに専門医に診てもらうことが肝心です。
他にも、交通事故などで頭に強い衝撃を受けたり脳障害を起こしたことのある方、脳梗塞などを発症したことのある方は注意が必要です。
初期には頭痛・めまい・不眠などがみられます。不安感や自発性の低下、抑うつ状態にもなります。
こういったこともあり、仕事でのストレスやうつ病と間違えられやすいのですが、発症すると自己中心的になり、頑固になり、他人への配慮がなくなります。
放置すればどんどん進行していきますので、早期発見・早期対策がとても重要です。
顕著な症状としては、日常生活に支障が出るほどの記憶力の低下が挙げられます。
「今日が何日かわからない」「季節がわからない」「同じことを何度でも訊く」などが目立ってきます。
また、好きだった趣味やゲームのやり方がわからず、てこずります。どこに置いたかわからず、いつも何かを探している状態にもなります。
さらに、「計画を立てて行動する」「数字を処理する」ことができなくなります。
「料理ができなくなる」「集中力がなくなる」「今までできてきたことに時間がかかるようになる」といった症状も出てきます。
目で見たものや空間的な関係を理解できなくなる場合もあり、距離感がわからずぶつかったりすることもあるのです。
そして、
スムーズに会話ができなくなるので、人と関わることをやめてしまいます。。。
認知症は早めに発見・対処すれば症状の進行を遅らせることができると言われていますので、気になる方は、もの忘れ外来や神経内科外来などを受診してください!
<頭や身体の運動>
読書をしたり家計簿をつけたり日記をつけたりと、日頃から頭を使うことはとても大事です。英会話など、暗記を伴う新たな趣味を持つことも有効です。
また、ダンスをしたり編み物をしたり料理をしたりと、手先や身体を使うことは脳細胞を刺激します。
<質の良い睡眠>
質の良い睡眠は脳を休ませるために必要不可欠なものです。絶対に!そして、タバコは血管を収縮させるので吸わない方がいいでしょう。アルコールも、多量に飲めば脳を萎縮させる原因となります。
<食生活が重要>
塩分や動物性脂質の摂り過ぎには十分注意しましょう!
青魚のEPAやDHAは血液をサラサラにしてくれる効果があるので積極的に摂りましょう。また、野菜には多くのビタミン群(E,C,βカロチン)が含まれていますので、できれば毎日食べるようにしましょう。
他にも、赤ワインなどに含まれているポリフェノールや納豆などは「若年性アルツハイマーの予防食」とも言われていますので、嫌いな方であっても、お薬だと思って意識的に摂取しましょう。
さて、タイトルに謳った「アルツハイマーを予防する飲み物」って赤ワインのことだったと思いますか?
いえいえ、それだけではないんです!!
その製品とは、ズバリ、牛乳・ヨーグルトといった乳製品なんです!
これまでも、牛乳・乳製品を摂取することは「メタボリックシンドロームや脳卒中に効果的だ」と言われてきましたが、最近の研究で「アルツハイマー型認知症の予防にも大きな効果がある」ことがわかったのです。
アルツハイマー型認知症は、患者のみならず、介護する家族にも精神的・経済的に大きな負担を強いる病気です。
自分自身が幸せであるために、家族も幸せでいられるために、たとえ牛乳が嫌いだとしても我慢して飲むようにしてみてはいかがでしょうか。
日頃から笑顔で生活できるよう、人間関係や身だしなみにも気を配り、楽しく生活することが若年性アルツハイマーの予防にもなります。
超高齢社会である今、世界中で話題となってきた「認知症」は遠い未来のことでも他人事でもなく、身近な問題として考えるべき時なのかもしれません。