「座りっぱなし」の健康リスクと簡単にできる改善方法について

 

「長時間の座位は身体に悪い」「 早死にする」など とよく言われていますが、具体的にはいったい何が良くないというのでしょうか?しかも、座っている目的によっても悪影響ぶりが異なると言われています。

がん、心臓病、脂肪肝、脳の萎縮…

 

運動不足や太りすぎのリスクは皆さん既にご存知のことと思いますが、座りっぱなしによる脳への影響も例外ではありません。座りっぱなしの生活を続けることで、記憶形成に関わる重要な脳のエリアが縮小することがわかっています。つまり、座りすぎのデメリットは太ること以上なのです。

 

座りっぱなしで増える体脂肪!

「毎日1万歩を目標に歩きましょう」などとよく言われていますが、逆に「1日たったの1,000歩」しか歩かなかったらどうなるのでしょうか?ある研究では、2週間ほどで結果は明らかに!なんと、体脂肪がウエスト周りに増え、総筋肉量が激減してしまったのです。さらに、肝臓に蓄積する脂肪と中性脂肪も増えていたのです。

 

 

座りっぱなしは深刻な問題を引き起こす!

座りっぱなしの生活は、すぐに現れる問題ばかりでなくあとあと深刻な結果につながる病気も引き起こします。わずか数時間座っているだけでも椎間板が圧迫されてしまうため、「首・背中・腰などに痛み」が生じるのはおろか、「うつ病」や「不安障害」といった心 (メンタル) の病にまで影響したり、「糖尿病」や「がん」「心臓病」といった直接命に関わる病気にまで発展する可能性が高まるのです。

もちろん、骨がもろくなったり血栓ができたりと様々な健康被害が生じるのは言うまでもありません。

 

 

テレビの視聴時間と心臓病の関係性について

長年続けられてきた研究結果によって、1日4時間以上テレビを観る人は2時間未満の人に比べて「心臓関連での死亡リスクが50%上がる」ことがわかりました。致命的なリスクとは言えないかもしれませんが、これはなかなかの差です。この結果から、「長時間座る労働=健康リスク」とも言えるのではないでしょうか。

ただ、座っている時間が長いからといってすぐに悲観すべきではありません。テレビの視聴時間が長くても、「一定の運動で改善できる」とも言われています。具体的な目安は「週150分以上の運動」です。最低限、これだけの運動を行っていれば、心臓に関する健康リスクに悪影響はないとされています。ただし、この運動を行っていないと「心臓病のリスク」が高まってしまいますのでご注意を。

 

 

座りっぱなしで死なないためにできることは?

江戸や明治時代の日本人は、1日に5時間ほどしか座っていませんでした。起きている時間はほぼ全て、肉体労働で身体を動かしていたのです。逆に現代の日本人は1日に1時間くらいしか動いていないかもしれません。

そこで目標として、「毎日最低でも2時間は、座っている時間を動く時間に」変えましょう。これが実践できればあなたも健康長寿に!逆に、1日12時間以上座ると若死のリスクがグンと高まります。

 

そこでもう一つの目標は「1時間座ったら5分間は立ち上がろう」です。これを意識的に行うことによって、連続で座り続ける時間を減らすことができます。また、座っている時間にも「姿勢」への意識が大切になります。ダラーッと椅子に倒れこむように座ってはいけません。常に誰かから見られていることを意識して、ニュースキャスターのように姿勢よく座ることを心がけましょう。

最後に一つ、安心な情報を付け加えておきます。これまでずっと座りっぱなしの生活を送ってきた方であっても、今日から生活を改善すれば大丈夫!禁煙と同じく、やめれば確実に改善されることなのです。

「水をたくさん飲み」「電話は歩きながら行い」「仕事は立ち机を使って」見てはいかがでしょうか。さらに、テレビを観る際も黙って座って観るのではなくエクササイズをしてみてもいいのです。また、CMの間は必ず立つようにしましょう。加えて、定期的に片付けをしたりボランティア活動に参加したりして積極的に動く生活にシフトさせていくことも大事になってきます。是非とも、あなたの人生を有意義で実りのあるものに変えていってくださいね。

 

 

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