ここまでで、あなたのライフプランに見合った終身保険はどれがいいのか、大体のところは決まってきたのではないでしょうか。次に、「解約返戻率を上がる」方法をお伝えしておきましょう。

 

 

 

 

①  「低解約返戻金型終身保険」

貯蓄目的でよく活用される保険に「低解約返戻金型終身保険」というものがあります。この保険では、保険料を支払っている間の解約返戻金は低く抑えています。その代わり、払込期間が終了すると解約返戻率がグンと上がるのです。

 

②  ドル建ての終身保険

現在はマイナス金利政策の影響で「終身保険」は利率が悪くなってきています。なぜなら、国債で運用されているからです。そこで注目されるのが「米ドル」や「豪ドル」といった外貨建ての終身保険です。こちらの方が圧倒的に有利な条件で資産運用を行うことができます。

しかしながら、外貨建てには為替リスクが伴いますので、一概には比較できない部分もあります。現状と将来的な予想を踏まえて、専門家と相談しながら決めていってくださいね。

 

 

 

 

相続対策の「一時払い終身保険」

最後に、相続対策として活用する「一時払い終身保険」について触れておきましょう。

死亡時に、残された遺族は死亡保険金を受け取ることになるのですが、一般的に保険金は「みなし相続財産」として扱われ、相続税の対象となります。ここで登場するのが「一時払い終身保険」です。

 

まず、現在の法律では「500万円×法定相続人数」の額には税金がかかりません。つまり、現金で資産を残すと課税されてしまう場合でも「一時払い終身保険」を上手に利用することで、余分な税金を払う必要がなくなる、というわけです。

 

つまり、この「一時払い終身保険」」はまとまった資産をお持ちの方におすすめの保険ということになります。

 

 
いかがでしたでしょうか。

これまでは何となく「終身保険に入っておいた方がいいかもしれないなぁ」と考えていませんでしたか?そうではなく、ご自身が保険に入る目的について考えていただければと思います。

どのような保障内容が自分に合っているのか。よくよく考えてみてくださいね。