「痩せ体質」の作り方 〜 どうしてもダイエットを成功させたいあなたへ
なかなか痩せられないあなた。世の中には、(体質的に) 簡単に太りやすい方と、どんなに食べても太らない方の2種類が存在する…ということをご存知ですか?
「そんなこと、どうだっていいのっ!」
「とにかく私は (ポッチャリじゃなく) スリムになりたいのっ!」
そう思っていらっしゃるあなた!
実は、(あなたのように) 太りやすい体質の方でも、痩せやすい人の特徴を真似て生活を改善するだけで「効率的にダイエットすることが可能…」になるかもしれません!
参考までに、「痩せやすい人の特徴」を以下にまとめてみました。
基礎代謝が高い
まずはじめに、スリムな方の特徴として基礎代謝が高いことが挙げられます。代謝には大きく分けて3つあるのですが、そのうちの一つ「基礎代謝」は、何もしていなくても (ただ横になっているだけでも) 消費されるエネルギー消費のことです。
1日のエネルギー消費活動の約6割が基礎代謝、3割が活動代謝で占められているそうです。つまり、体内のエネルギーを効率よく燃やせる体を作ることが太りにくい体作りには不可欠なのです!
ちなみにこの基礎代謝は、内臓を温めることによって効果的に高めることができます。いつも冷たいものばかり飲んでいる方は要注意ですよ!温かいものを飲んで、湯船に浸かるなどして意識的に体を温め、基礎代謝を上げる努力をしましょう。
食事も、ショウガや玉ねぎのような体を温めるものを積極的に取り入れましょう。
1日3食きちんと食べる
糖質制限や断食など、様々なダイエット法が考案されていますが、一番簡単なことは1日3食きちんと食べることです。食べないと痩せるというのは大きな間違いで、食べない方が太るんです。
食べない → 空腹時間が長くなる → 無駄な脂肪を溜め込みやすくなる → (この状態で) ドカ食いに走る…
最悪ですね。
特に朝食は大事で、朝食を抜くと頭が働かず、エネルギー消費率が落ち、代謝も下がります。朝食を摂らない人は、摂る人に比べ、肥満になる確率が5倍に!…というデータもあるくらいです。
もちろん、痩せるためには肉・油・炭水化物なども適度に摂って、栄養バランスを気にする必要もあります。低カロリーの野菜・豆腐・こんにゃくばかり食べていてはダメなんですよ。
余計な摂取量を減らすために、時間をかけてよく噛んで食べる…ということも大事ですし、夜食べると太りやすく朝・昼食べると太りにくいといった体の仕組みを知っておくことも大事です。
適度に筋肉がついている
意外にも、スリムな方には適度に筋肉がついているものです。同じ身長と体重であっても、体型が異なるのは筋肉のせい。筋肉が多いと脂肪を燃焼しやすくなるため、運動でも効率的に脂肪が燃えやすくなります。
つまり、痩せるためにはしっかりと筋肉をつけることが必要なのです。筋肉不足だと基礎代謝も活動代謝も下がりますよ。
というわけでまずは、ウォーキング・ストレッチ・ヨガ・スクワットなど、続けやすいと思えるエクササイズから始めてみましょう。筋肉がないと痩せにくく、たとえ痩せたとしてもガリガリの体型になってしまいますからね。
姿勢が良い
姿勢が悪いと骨盤が歪みます。骨盤が歪むと本来あるべき正しい位置に脂肪や内臓が収まらなくなり、それらがお腹・お尻・太ももなどに溜まり、太ってしまうんです。
ですから、立つ時・歩く時・座る時など、常に正しい姿勢を心掛けることが大事です。姿勢を良くするだけでも骨盤が矯正されるので、痩せやすい体になれるのです。
しっかり睡眠をとっている
実は睡眠も「痩せやすさ」に大きく関係しています。睡眠時は成長ホルモンをはじめとした様々なホルモンが分泌されるからです。この成長ホルモンには筋肉を構築する作用などもあります。さらに睡眠は、基礎代謝を落とすホルモンの分泌を抑えてくれるんですよ!
「睡眠不足で体にむくみを感じる」という方も少なくないでしょう。これには睡眠時のホルモンが関係しています。できれば、7~8時間の睡眠時間を確保し、質の良い眠りを心がけましょう!
無理な食事制限はしない
ダイエットには、「とにかく食事量を減らしてカロリーを低くすればいい」と考えている方も少なくないようです。しかしながら、本当にきれいに痩せたいのであれば、無理な食事制限はNG!
無理な食事制限をしてしまうと、体が飢餓状態だと認識してしまい、体のエネルギーの消費を抑えてしまいます (あまりにも不自然かつ不健康すぎます)。
結果、基礎代謝が下がり、(脂肪ではなく) 筋肉がエネルギー源として消費されたりしてしまいます。実は、痩せたい人が避けがちな脂質も必要なんです。脂質はホルモンの材料になり、ホルモンには代謝を促進する作用があります。つまり、代謝を下げずに痩せるためには脂質も大切なんです。
他にも、代謝を助ける役割を持つのがビタミンB群!このビタミンB群が不足すると、痩せにくくなります。
ちなみに、ビタミンB1は豚肉・レバー、B2はうなぎ・卵・納豆・乳製品、B6は魚類に多く含まれています。同時に、代謝に関わるマグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルの摂取も大事になってきます。
Mg (マグネシウム)・・・ナッツ・豆類・ゴマ・海藻など
Fe (鉄分)・・・ほうれん草・小松菜など
Zn (亜鉛)・・・牡蠣・肉・魚・貝類など
必要があれば、「マルチビタミンミネラル」タイプのサプリメントなどを生活に取り入れてもいいのでしょうが、できるだけナチュラルに食べ物・飲み物から摂取していきたいものですね。
適度な香辛料を摂る
さらに代謝を上げるためには「香辛料や調味料の選び方にも注意」が必要です。香辛料自体に含まれる栄養成分は多くありませんが、その代わり代謝を促してくれます。
さらにダイエットにおいて、調味料を工夫することも大事です。濃い味に慣れ、味覚が乱れると、人はどんどん塩分を欲するようになります。すると、ジャンクフードのようなものを求め、カロリー過多 & 塩分過多でむくみやすい体になってしまいます。ダイエットどころではなくなってしまうのです。
「代謝を上げるためにはひたすら運動すればいい」と思いがちですが、本当は、食事を通してこそ「何もせずにじっとしているだけでも代謝のよい体」が作れるのです。健康のためにもダイエットのためにも、代謝を上げる食生活を試してみませんか?
規則正しい生活のリズム
痩せやすい人というのは、総じて生活のリズムが整っているもの。だいたいの食事の時間が決まっていたり、睡眠時間が決まっていたりするものです。これはダイエットのみならず、心身の健康のためにも非常に大事なこと!
生活のリズムが整うことで、体内のリズムがうまく形成されるのみならず、効率よくホルモンが分泌されたりして、痩せやすい体になるのです。というわけで、まずは早寝早起きから始めてみましょう。
おわりに
◉ 便秘にならない
◉ ストレスを溜めない
◉ 有酸素運動を行う
といった努力も必要です。「痩せやすい体質」は一朝一夕では得られません。地道な積み重ねが必要なのです!
他にも、
生理周期を把握しておくことも大事になってきます (女性には、痩せやすい時期太りやすい時期というものがあり、その原因は生理周期にあります)。
ちなみに、「太りやすい時期」は整理の10日前 〜 生理中です。代謝が低下し、水分を溜め込みやすい状態になっています。ですから、この時期は食べ過ぎに注意しつつ、無理なダイエットはお休みにしましょう。
一方で、「痩せやすい時期」は生理後の1週間。ですから、この時期に運動 & 食事制限をちょっとだけ意識すると効果が出やすくなります。