健康に良い緑茶 vs コーヒー!1日何杯飲めばいい?

 

「緑茶 & コーヒーを飲む習慣のある人は死亡リスクが低下する」とまで言われています。緑茶とコーヒー。これらの飲み物には、カフェインという副作用を凌ぐ健康に良い成分がたくさ〜ん入っているんです!

そこで今回は、日本人が好む飲み物の代表格である「緑茶」と「コーヒー」を徹底比較してみたいと思います。

 

 

 

緑茶もコーヒーも死亡率を下げる

 
日本国内における年間緑茶消費量は約8万トン。一方のコーヒーは約46万トン。消費量はコーヒーの圧勝です!ただ、今回はそんな勝負ではありません。1日にどちらかを必ず飲んでいる人も多いのでは?

そうなんです。どちらでも良いので毎日飲んでいてほしいのです。なぜなら、健康に良いから!

 

 

常識的な範囲であれば、コーヒーや緑茶を飲むことは、
健康に良い…ということですね。

でも、いったいどのような成分が健康に効果があるのでしょうか?コーヒーにもお茶にも含まれるカフェイン。。。「眠気覚し」の効果ばかりが取り上げられますが、カフェインには様々な効果がみられます。

 

 

まず、交感神経を刺激することにより、脳や体を刺激して興奮させる作用があります。体の代謝が上がり、脂肪燃焼の効果があがるので、ダイエットにも良いとされています。偏頭痛の緩和に繋がるという効能もあります。

 

また、筋肉を運動させるために必要な脂肪酸の血中濃度を高める効果があり、持久力を高める効能も証明されています。運動する前に摂取すると効果的と言われています。

そして、死亡率リスクを低下させてくれるのです♡

 

 

 

 

コーヒーに含まれるクロロゲン酸も効果大!

 
カフェインの含有量は抽出液100gあたり、煎茶であれば0.02g、コーヒーの場合は0.06gです。これはコーヒーに軍配があがりましたっ!カフェインだけが目的であれば、コーヒーを飲んだ方が良さそうですね。

それはさておき、コーヒーにはカフェイン以外にもクロロゲン酸という身体に良い成分が含まれています。

 

 

クロロゲン酸血糖値を改善し、血圧を調整する効果があると言われています。コーヒーをよく飲む人は、糖尿病発症のリスクが低くなる傾向もあるようです。また、「脂質」を効率よく燃焼し、エネルギーに変換させる効果もみられます。

 

 

 

 

緑茶といえばカテキン!

 
一方で、緑茶にはカテキンが多く含まれています。こちらも「体脂肪率が気になる方へ」といった特定保健用食品によく使われている成分で、健康によい様々な効果があることがわかっています。

 

・脂質を分解・燃焼しやすくする効果

・脂肪をエネルギーとして使いやすくする効果

・血圧や体脂肪、脂質を調整する

・殺菌作用

 

 

・腸内環境を整える

・がんの抑制

・認知症予防効果

 

 

 

 

緑茶とコーヒー、健康に良いのはどっち?

 
さて、緑茶とコーヒー、どちらが健康によさそうでしょう?
どちらも健康によい成分が含まれているので、ここでは五分五分としておきましょう!

ただ、一番の健康法は、好きなものを好きな時に楽しみながらいただいて気分をリフレッシュさせること!ある世界最高齢で亡くなった方の長寿の秘訣は「ノーストレスとコーヒー」でした。

 

緑茶でもコーヒーでも、ゆっくり楽しむことが一番体に良さそうですね♡

 

 

 

 

何杯飲んだらいい?

 
直近の調査では、「コーヒーを1日に3杯以上飲む人は脳腫瘍のリスクが低下する」という結果が出ています。一方で、緑茶をよく飲む人には同様の結果は見られなかったといいます。なぜでしょうか?

 

それは、この効果にはコーヒーに含まれているクロロゲン酸という抗酸化物質が作用していると考えられるからです。残念ながら緑茶にクロロゲン酸は・・・

一方で、コーヒーを毎日7杯以上飲むとリスクが上昇する…という報告もあるんです。

 

そしてもう一つ!日本人の主要死因であるがん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患と、大きなくくりでの全死亡リスクについてみてみましょう。

世界的規模で行われている調査によれば、1日にコーヒーを3~4杯飲む人はまったく飲まない人に比べて24%低いといいます。現状、コーヒーの適量は1日に3、4杯…といったところでしょうか。

 

 

 

午前中に1杯、昼に1杯、夕方に1杯!

 

 

 

対して、緑茶はどうなんでしょう?

 

前述した通り、脳腫瘍に対しての効果はなかったものの、主要死因の全死亡リスクでは、緑茶を飲めば飲むほどリスクが下がっているんです!これはコーヒーには見られなかった点です。

調査では、1日に4杯以上飲む人には脳卒中や脳梗塞、脳出血に対して有効に働いています。そして、飲めば飲むほど効果抜群!のようです。

 

飲みすぎて悪いということはありません✋

 

 

 

 

おわりに

 
体に吸収されるカテキンの量は飲んだ量の100分の1。なので、緑茶の場合は一気に大量…ではなく、1日に何度もこまめに飲めば成分を効率よく吸収できるでしょう。

 

コーヒーと緑茶。どちらにも共通して言えるのは、「1日にほどよい量」を「好んで飲む」のが肝要なようです。

 

 


最終更新日:2017/12/03